グループウェアは企業にとって、情報を共有していくためのインフラとなるソフトウェアだ。しかし、利用したことがない人にとってその効能は想像しにくい。グループウェアを導入したいが、部門長や経営層を説得する「決め手」に欠け、社内稟議が通らない。こうした経験を持つ担当者は少なくない。現場を知る側としては、職場を取り巻く課題を解決するのにグループウェアが有効と考えるものの、その際に会社が抱く懸念点について、明確な説明を具体的に示せなければ理解されない。とはいえ、ある程度グループウェアの知識が高くなければ難しい課題でもあり、ましてグループウェアの導入経験がなければ、そのハードルは高いかもしれない。 新規導入だけでなく、リプレースについても状況は同じだ。朝日インタラクティブが過去に行ったアンケート調査では、回答者の34.9%は「グループウェアをすでに利用しているが、どちらかというと不満。それを我慢して、日