精密機器メーカーのオリンパスが長年にわたる巨額の損失隠しを行っていた問題は、日本の大手メディアの弱腰な報道姿勢も浮き彫りにした――。2011年11月25日のニコニコ生放送では、雑誌『FACTA』でオリンパスの不正をスクープしたジャーナリスト山口義正氏や、経済評論家の山崎元氏、経済ジャーナリストの町田徹氏を招き、「オリンパス損失隠し問題の真相」について議論した。山口氏は、オリンパスの事件報道に消極的だった日本のメディアについて「取材力が弱ってしまっている」と苦言を呈した。 事件発覚の発端は、ことし7月に発売された総合情報誌『FACTA』にある。同誌にオリンパスの不正に関するスクープ記事を山口氏が書き、その記事を読んだ当時のウッドフォード社長が不当なM&A(企業合併・買収)が行われていた事実を指摘し、損失隠しが発覚した。しかし当時、この問題について大手メディアは全く報道せず。10月14日にウッ
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