南米大陸を縦に貫くアンデス山脈の麓2000mの高地に広がるアタカマ砂漠は世界で最も降水量の少ない砂漠。しかし、この不毛の乾いた土地でも条件さえ揃えば驚くほどの生命が一斉に芽吹くことがあります。その時に現れるのは……見たこともない絶景です。 アタカマ砂漠では通常は5年または7年毎に花畑が出現する現象が発生するのですが、過去18年の中で最も凄い景色が現れています。 2015年3月にチリ北部を襲った歴史的豪雨により大洪水や地すべりが発生、数千人の家屋を奪い28人の犠牲者を出す大災害が起きています。この異常な降雨量が砂漠に変化をもたらしたとみられています。 1. 2. 3. チリ観光庁でデレクターを勤める Daniel Diaz 氏によると「今年のような猛烈な開花は前例がない」とのこと。また「1年間に2度も起こったという事実は国の歴史に記録されていない。我々は本当に驚いている」とも。 また、「霜が