――芸人であることについて語った回があれば、過去の出来事を振り返る回もあり……。そんな中、明らかにエッセイを逸脱した回もありますね(笑)。 野球の試合をただただ書いてるだけの回(「埼玉西武ライオンズ(複数形)vsオリックス・バファローズ(複数形)」)とかですね。あの回は担当編集さんに「何が面白いのか分からないです」って言われて、書き直しさせられそうになりました(笑)。あ、そういえば「面白くないです」ってはっきり言うてましたわ!(笑) あれをひとりだけ褒めてくれたのが、ライブ終わりに出待ちをしていた大学生くらいの男の子。「この回が一番好きです」って言ってくれて、嬉しかったー! 「俺は面白さ分かってますよ」みたいな雰囲気でね(笑)。 ――(笑)。そもそも、担当編集の方からは「こういうテイストの文章を書いてほしい」といったオーダーはあったんですか? それは特になかったです。毎回、テーマはもらって
※2024年5月26日現在。なお、「●」は所持するもの。 《追加分》 ●『グローバルサウスの逆襲』(文春新書、2024)/共著:池上彰 ●『神学でこんなにわかる「村上春樹」』(新潮社、2023) ●『イスラエル戦争の嘘 第三次世界大戦を回避せよ』(中公新書ラクレ、2024)/共著:手嶋龍一 ●『組織を生き抜く極意』(青春新書、2024) ●『天才たちのインテリジェンス』(ポプラ新書、2024) (1)著書 ●『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社、2005 →増補版:新潮文庫、2007《解説:川上弘美》) ※第59回毎日出版文化賞特別賞 ●『自壊する帝国』(新潮社、2006 →新潮文庫、2008《解説:恩田陸》) ※第5回新潮ドキュメント賞および第38回大宅壮一ノンフィクション賞 ●『日米開戦の真実 大川周明著「米英東亜侵略史」を読み解く』(小学館、2006 →小学館文庫、2
10年ほど前の話だが、日本の大手企業の本社ビルが突然停電する事故にあった。その時事務所にいた社長から後ほど聞いた話だが、停電した瞬間に誰も仕事できなくなったそうだ。社長は「昔は、パソコンもインターネットもなく仕事をしていたはずだけど、年配社員もどうやって仕事をしていたのか思い出せないのだろう」と嘆いていた。 日本では停電は災害時を除けばまずないが、途上国では話は別だ。筆者がアフリカ西部の米国系の高層ホテルにチェックインした時に、部屋が停電していたことがあった。エレベーターなどの電源は自家用発電機で確保していたが、能力が足りず部屋の電気まで供給できなかったのだろう。 年明けから頻繁に行われている電力融通 電気なしでは何もできない時代だ。例えば、昔の黒電話は停電時も使えたが、今の電話は電源がないと動かない。電気がなければ、無事に着いたことを知らせることもできない。インターネットが使えなければ仕
(承前) <この観点からすると、東京地方検察庁特別捜査部が昨年12月に摘発したスーパーコンピューター(スパコン)開発に関連した詐欺事件も、AIに関連した宗教の具体例に挙げられる。 スーパーコンピューター開発会社「ペジーコンピューティング」の代表取締役をつとめていた齋藤元章(さいとうもとあき)被告人は、「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」から得た助成金を騙し取ったとの疑いで、12月5日に逮捕され、同25日に起訴された。今年、2月13日には、脱税容疑で起訴されている。齋藤被告人が騙し取った助成金は、合計で約6億5,300万円にものぼり、脱税額は約2億3,000万円になる。問題は、AIという夢を語る人物に、なぜ政治家、官僚やマスコミ関係者の大多数が惑わされたかだ。ただし、真の勉強をしている人は、事柄の本質を当初から見抜いていた。それを紹介したい。 齋藤氏は、AI(人工知能)が203
震災からしばらくたった2月頭頃、神戸市の職員が避難所に派遣された。ところがどうも初期のころ、ボランティアとぶつかることが多くその日ももめていた。「何をもめているの?」と聞くと、インスタントラーメンを被災者に配りたいのに市役所職員がそれを許さない、と言ってボランティアは怒っていた。 市役所職員によると、被災者全員に公平に配れないのであれば、配ってはいけない、という。味噌ラーメンと塩ラーメンを合計したら被災者全員に配れるのだが、「それだと塩ラーメンが欲しい人に味噌ラーメンが配られたりなど、もめる原因になる、だから配ってはいけない」と頑張っていた。 私は「ちょっと任せてほしい」といって、その市役所職員と話すことに。「救援物資の管理、お疲れ様です。ところで問題のインスタントラーメン、どこから来たかご存じですか?」と尋ねた。「神戸市からですよ」との答えに私は首を振り、「いいえ、違います。私たちボラン
シンギュラリティーとは「技術的特異点」のことを指します。人工知能が人間を超えることがセンセーショナルに注目されていますが、実はそれは一つの要素にすぎません。その本質は、世界を変える破壊的イノベーションを引き起こす「エクスポネンシャル・シンキング」(指数関数的な思考)です。この考え方がシリコンバレーを中心に支持を獲得することで、膨大な投資と優秀な頭脳が掛け合わされ、グローバルな規模で変革を起こす原動力になっています。早くから、この動向をキャッチしていた電通ライブの日塔史氏の呼び掛けで、日本中からトップクラスの「シンギュラリティー論者」が結集しました。日本企業がグローバルに羽ばたくための方策を徹底的に議論します。 無視できなくなってきた「シンギュラリティー」 日塔:「シンギュラリティー」と言うと、多くの人がレイ・カーツワイル氏によって2005年に出版された『シンギュラリティは近い』(NHK出版
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