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ブックマーク / jp.rbth.com (18)

  • ソビエト版NATO「ワルシャワ条約機構軍」の誕生から解体まで

    数十年間にわたり、ワルシャワ条約機構軍は、破壊し得ぬ強力な軍隊に見えた。しかしこの巨人は、いわば粘土の足を持っており、外部からの攻撃なしで、瞬く間に崩壊した。 西側では、ソ連は常に残酷な侵略者であったという見方が一般的だ。しかし、多くの人が忘れているが、1949年に最初に軍事的、政治的な同盟「北大西洋条約機構」(NATO)を創設したのは、ほかならぬ西側だった。ソ連がこれに対応策をとったのは、ようやくその6年後のことだ。 ロンドンの会議にて。左から右:アルフレド・グルンター、ホイト・ヴァンデンバーグ、オマール・ブラッドレー、ルイス・デンフェルド、ウィリアム・テッダー、ウィリアム・スリム、フレーザー元帥、ウィリアム・エリオト。 Getty Images ソ連は1955年までNATOに反応しなかった。同年、ドイツ連邦共和国(西ドイツ)は、このブロックに加わった。これは、ポツダム協定への直接の違反

    ソビエト版NATO「ワルシャワ条約機構軍」の誕生から解体まで
    taskapremium
    taskapremium 2022/05/09
    ワルシャワ条約機構は、東ヨーロッパ諸国における親ソ政権の崩壊後に存在を停止した。 1991年7月1日に正式に解散し、そのすべての元加盟国が間もなく、かつての敵、NATOの仲間入りを果たした。
  • モスクワ版スイカやパスモの使い方

    乗り物の紙の切符や金属製のトークンは、すでに古代史になりつつある(またはすぐにそうなる)。今や人々は、スマートフォン、マイクロチップ内蔵のブレスレットを使って、モスクワの交通機関を利用している。 モスクワ地下鉄の公式アプリを使って、「トロイカ」カードをチャージできるようになった。モスクワ地下鉄は10月31日、これを発表した。入金するには、このアプリをダウンロードし、NFC接続で送金するだけ。モスクワの公共交通機関を使う時、どんな風に支払えばいいのだろうか。 「トロイカ」カード モスクワで公共交通機関を利用する際の、最も便利な手段である。有効期間は5年。ロシアから出国、帰国しても、次にロシアに行く予定があれば、しばらく保持できる。トロイカを使って、モスクワ地下鉄、モスクワ中央環状線、バス、路面電車、トロリーバスに乗ることができる。 どの交通機関を利用しても、1回の乗車は35ルーブル(約66円

    モスクワ版スイカやパスモの使い方
  • 「タタールのくびき」 モンゴル帝国のロシア侵攻・支配の実像

    1237年、チンギス・ハンの孫バトゥが率いるモンゴル軍がロシアに侵攻する。しかし、当時のロシアが単一の国家だったと考えるのは正しくない。実質的な統一国家としてのロシアは、モンゴル・タタールの侵略へのリアクションとして、彼らに抵抗し打倒するために形成されたからだ。が、そうして生まれた統一国家ロシアがタタールへの貢納を正式に終えたのは、実に1700年、ピョートル大帝(1世)の治世においてである。 ヤロスラフ2世(ウラジーミル大公)は、モンゴル帝国の第3代皇帝グユクのにより毒殺された。ミハイル2世(キエフ大公)は、67歳の時に、キプチャク・ハン国(ジョチ・ウルス)の首都サライで、異教の司祭から、彼らにとって神聖な火と偶像を拝めと強要されて、それを拒んだために処刑された。最初トヴェリ公ミハイルも、年代記の伝えるところによれば、サライで殺された…。 さらにロシア人は、かなり重い貢納を強いられ、ロシ

    「タタールのくびき」 モンゴル帝国のロシア侵攻・支配の実像
  • なぜロシア人はパスポートを2つ持っているのか

    ……おそらく誰しもこの疑問を抱き、奇妙に思ったことがあるだろう。だが実は、世界の大半の市民(あなたを含めて)がID(身分証明書)を2つ持っている。 「国内パスポート」と「国外旅行パスポート」という2種類のパスポートを自国民に発行する国はほとんどない。ロシアウクライナ北朝鮮などがその数少ない例で、想像に難くないように、境界を越えるのに特定の書類が必要ということは、国が人々の動きを完全に監視しているということだ。ソ連でそうであったように。 門をくぐる 歴史的に、パスポート(「街の門・扉をくぐる」という意味のフランス語が語源)は、公国、王国、ありとあらゆる国の市民が国境を越えて外国の市町村に入ることを許す旅券として発行されていた。 例えば、モスクワ大公国領から出るには、ツァーリが発行する「旅人巻物」を申請しなければならなかった。巻物は極めて裕福な貴族や商人しか手に入れられなかった。当の旅行

    なぜロシア人はパスポートを2つ持っているのか
    taskapremium
    taskapremium 2020/01/06
    76パーセントものロシア人が、旧ソ連圏から出たことがない。毎年外国旅行に行くのはロシア人全体の7パーセントに過ぎず、2、3年に一度外国旅行をする人も8パーセントだけだ。>
  • ロシア人がキリル文字を使う4つの理由

    ネット上では、英語は別にすると、ロシア語の使用頻度が最も高い。キリル文字が近い将来使われなくなることなどあり得ない。ロシア人は、ラテン文字に切り替えるくらいなら、むしろマヨネーズをあきらめるほうがマシだと思っている。 キリル文字はその誕生以来、いくつかの大きな改正、改革を経て、今日の影響力をもつにいたっている。ラテン語ベースのアルファベットとは違って、ロシアで確固たる地位を占めているのはこのためだ。 1.キリル文字は古のロシアの地(ルーシ)を正教の圏内に組み込むために作られた 初期のキリル文字(グラゴル文字)は、正教の宣教師キュリロス(キリル)とメトディオス(メフォディ)の兄弟によって作られた。スラヴ語圏に正教を広めるためだ。 キリル文字(グラゴル文字)はまた、東方教会の新たな地域と、ヨーロッパのカトリックのそれとの間にくさびを打ち込むために作られた面がある(カトリックの神父はラテン語を使

    ロシア人がキリル文字を使う4つの理由
  • マリア・シャラポワが自叙伝を出す

    女子テニスのスターが自叙伝を出す。ボーイフレンドや父のこと、キャリア中断、今後の抱負などについて語っている。 女子テニスのマリア・シャラポワが、15ヶ月以上の選手活動中断の後で、ニューヨークのUSオープンのセンターコートに戻ってきた。まだ正式にリリースされていないにもかかわらず、すでにベストセラーとなっている自叙伝を携えて。 9月12日、世界中の書店に、ロシア人が書いた新たなベストセラーが登場する。アスリートとして最高の評価と人気を誇ってきたマリア・シャラポワの自叙伝は、文学的にはもちろん、トルストイやドストエフスキーと同日の談ではない。が、それでもシャラポワのこの、『アンストッパブル(誰にも止められない):MY LIFE SO FAR(これまでの人生)』は、予約注文の数を見ると、大成功を収めるのは間違いない。Barnes&Noble(バーンズ・アンド・ノーブル)のベストセラーリストの上

    マリア・シャラポワが自叙伝を出す
    taskapremium
    taskapremium 2018/07/02
    シャラポワの自叙伝には、コート上の戦略とコート外での心理についての優れた洞察が多く語られているという。実際、この本の紹介文によると、テニスのスーパースターを形成してきた出来事がいろいろ書かれており>
  • ロシアは何を輸出しているか?

    もう10年以上、ロシア政府は輸出品の多様化に取り組んでおり、石油・ガスへの依存度を下げようとしているが、はっきり成功しているとは言えない。燃料は依然として、ロシアの輸出の半分以上を占めているが、しかし、これら以外にも海外で人気を博しているロシア製品はある。 皇帝アレクサンドル3世(在位1881~1894年)は、あるときこう言った。「ロシアには2人の同盟者しかいない。陸軍と海軍だ」。これは、ロシアは自分の力を頼りにするしかないということを念頭に置いて言ったもので、巷で流行った。 そして、今の現実に基づいて、冗談でちょっと変えて言われることもある。そういう「現代版」のなかでも最も受けているものの一つは、「ロシアのただ2人の同盟者は石油とガスで、これが海外での主な収入源だ」。 ロシア輸出センター(REC)の2016年度のデータによると、ロシアの輸出における炭化水素エネルギーの占める役割は、実際に

    ロシアは何を輸出しているか?
  • 優雅にして狂暴:ロシアの野生のネコ科8種

    この8種の獣に遭遇したら、逃げるが勝ち!とくに、それが空腹のアムールトラだったら災難だ。マヌルネコがなぜインターネットのスターになったのかも、この記事でお分かりいただけるだろう。 「ダリア」社の2017年の調査によると、ロシアは世界最高の「所有率」を示している。すなわち、ロシア人の59%が少なくとも1匹のを飼っているのだ。実際、ロシアは、エルミタージュ美術館を守り、サッカーの試合結果を予測し、艦隊に同行し、橋の建設の検査までやっている。 しかし、ロシアのネコ科の動物のすべてが人間にフレンドリーであるわけではない。ロシアに生息する野生の8種を見てみよう。 アムールトラ アムールトラは、シベリアトラとも呼ばれ、世界最北端のトラの亜種。世界最大の野生のネコ科動物でもあり、希少種だ。絶滅危惧種を記載したレッドリストに含まれている。ロシア極東では、約500の個体しかいない。 ほとんどのトラは

    優雅にして狂暴:ロシアの野生のネコ科8種
  • ロシアのバレエ芸術家に勲章授与

    におけるバレエ界の育成と発展に寄与したとして、昨年秋の叙勲で旭日中綬章を受章したソ連人民芸術家でバレエ芸術家のボリス・アキモフ氏とウラジーミル・ワシーリエフ氏に1月18日、勲章が手渡される。授与式はモスクワの日大使公邸で行われる。在ロシア大使館が明らかにした。 ボリス・アキモフ氏はかつて国立アカデミー・ボリショイ劇場バレエ団のダンサーおよび芸術監督として活躍し、現在は同劇場の振付師で指導者。1973年にボリショイバレエ団の公演のメンバーとして初めて日を訪問。1990年以降はシーズン毎に何度も日を訪れ、様々な劇場や学校で指導を行ってきた。タス通信が伝えた。 一方のウラジーミル・ワシーリエフ氏はボリショイ劇場の元芸術総監督で、現在は同劇場の振付師でロシア舞台芸術大学教授。 ワシーリエフ氏は、チャイコフスキー記念東京バレエ団およびその創設者で創設時から総監督を務め、昨年亡くなった佐

    ロシアのバレエ芸術家に勲章授与
  • 国家決済カード「ミール」は半分“日本製”

    ロシア国家決済カード・システムの伝えるところによると、同システムは、日クレジットカード会社「JCB」と、提携カードの発行に関する協定を結んだ。これは、ロシアの国家決済カード「ミール」を保有する人は、世界中で通用しているJCB カードと同様に使えることを意味する。 JCB カードが伝統的に強く、広範なネットワークを持つのはアジア諸国だ。このミール・JCB カードは、ロシアの国家決済カード・システム内では、銀行カード「ミール」として、ロシア国外ではJCB カードとして機能することになる。 一方、ロシア国家決済カード・システムとJCBが協力することは、後者のロシア市場における立場を著しく強める。ミール・JCB カードの発行は来年の予定。 ロシア国家決済カード・システムは、4月1日からロシアでの業務を開始しており、既にビザカードおよびマスターカードと協定を締結済み。 *元の記事(露語)

    国家決済カード「ミール」は半分“日本製”
  • ロシアの人口高齢化が加速

    ロシアの約2000万人が65歳の節目を超えた状態にある一方で、生産年齢人口は減少している。人口高齢化は老齢年金受給年齢の引きあげを招きかねないが、すべての国民にその用意があるわけではない。 国際基準によると、総人口に占める65歳以上の割合が7%を超えると、高齢化社会と考えられる。ロシアではこの割合がほぼ14%になっている。ロシアの総人口は1億4350万人強。うち65歳以上は2015年、2000万人近くになった。2010年は1800万人強であった。 また、老齢年金前労働力年齢45~54歳の人口は、ここ5年で200万人以上減少した。年金生活者が増え、労働力人口が減る傾向により、年金受給年齢を引き上げるという問題が、すでに何年か、ロシア政府の議題になっている。ドミトリー・メドベージェフ首相は2015年11月、この案を支持する発言を初めて行った。「遅かれ早かれ、年金受給年齢の引き上げを決定しなけれ

    ロシアの人口高齢化が加速
  • ロシア人はいかにアラスカを探検したか

    1775年の地図のおかげで、ロシア人がどうやってアラスカを探検したのかを知ることができるようになった。 ロシアNOWは当時の足跡をたどり、誰がいつアラスカを探検したのかを調べてみることにした。 また、ロシアがなぜ自国の領土を売却したのかも調べてみた。 「サンクトペテルブルク帝国アカデミーにより出版された地図に基づくロシアの発見」 =アメリカ合衆国議会の図書館 この地図は明らかに、地図やグラビアの出版で有名なロバート・セイヤー社により、ロンドンのフリート通りで1775年に印刷されたものだ。 この地図は「サンクトペテルブルク帝国アカデミーにより出版された地図に基づくロシアの発見」と呼ばれている。 これはジェームズ・クックが1778年に行った太平洋を横断する第3回航海の前に出版されたもので、 ヴィトゥス・ベーリングとアレクセイ・チリコフが1741年に同時期に並行して行った探検中に得られた知識と、

    ロシア人はいかにアラスカを探検したか
  • ロシア帝国がアラスカを売却したワケ

    ロシア帝国は1867年、720万㌦でアラスカをアメリカに売却。アメリカは購入後わずか50年で、この土地から100倍もの利益を獲得した。なぜ貴重なアラスカを手放したのだろうか。この複雑な歴史を、ロシア・ビヨンドが特集する。 アメリカ・ホワイトハウスの請願署名サイトに最近、アラスカ返却の請願が掲載され、3万5000人分の署名がすでに集まっている。いまだに多くのロシア人が、アメリカロシアからアラスカを盗んだ、または借りたのに返さない、と考えている。 さまざまな噂が錯綜しているが、この取り引きは誠実なものだったし、両国には取り引きの妥当な理由があった。 売却前のアラスカ アラスカは19世紀、貿易の中心であった。当時の行政中心地であるノヴォアルハンゲリスク(現在のシトカ)では、中国製の布地、茶葉、また冷蔵庫が発明されるまでアメリカ南部で必要とされていた氷などが販売され、また船舶、工場が建造され、炭

    ロシア帝国がアラスカを売却したワケ
  • ベラルーシ作家がノーベル文学賞

    ベラルーシの作家でジャーナリストのスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチが、ノーベル文学賞を受賞した。ロシア文学を代表する作家が同賞を受賞するのは、28年ぶりのこと。 スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチは、ウクライナの都市イヴァーノ=フランキーウシクに生まれ、ベラルーシで育ち、その著作は、ソ連において出版されはじめた。現在、彼女のは、数十ヶ国語に翻訳されている。67歳のスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチが生涯を捧げてきた仕事は、「美文学」というよりは、英語圏の国々でお馴染みのインヴェスティゲイティブ・ジャーナリズム(調査報道)のジャンルに含めることができる。しかし、文学は、さまざまであり、優美であるとはかぎらない。では、アレクシエーヴィチをノーベル賞へ導いた彼女の代表作を、振り返ってみよう。 「戦争は女の顔をしていない」(1985年) アレクシエーヴィチのデビュー作が描くのは、戦争における女

    ベラルーシ作家がノーベル文学賞
  • ロシア・ビヨンド

    モスクワから300キロ離れると、そこはもうロシアの古い商業都市である。ここには風光明媚な景色が広がり、かわいい古い教会が立ち並び、また人々の想像を超えた地元の伝統工芸がある。

    ロシア・ビヨンド
  • ロシア士官学校の復活 | ロシアNOW

  • 露中秘密トンネルを発見 | ロシアNOW

  • 第1回クレムリン・セレモニー舞踏会

    テレグラムで登場!更新を見逃さないよう、 ぜひフォローをお願いします!フォロー!第1回クレムリン・セレモニー舞踏会 歴史 2013年11月12日 クレムリン宮殿で、ロマノフ朝400年を記念して、第1回クレムリン・セレモニー舞踏会が開催された。=ウラジーミル・ヴャトキン/ロシア通信撮影 ロマノフ王朝 マルチメディア 今日の写真 ロシア・ビヨンドのニュースレター の配信を申し込む 今週のベストストーリーを直接受信します。 このウェブサイトはクッキーを使用している。詳細は こちらを クリックしてください。 クッキーを受け入れる

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