サンキュータツオさん 漫才師、日本語学者 国語辞典を愛してやまない学者芸人 サンキュータツオさんはいくつもの“顔”を持っています。漫才コンビ「米粒写経」のツッコミ、大学の非常勤講師、日本語学者、『広辞苑』第七版の執筆者、「渋谷らくご」キュレーター……。多芸多才なサンキュータツオさんですが、もうひとつの顔が“国語辞典コレクター兼国語辞典研究者”。そんなサンキュータツオさんが考える国語辞典の未来とは? 3回にわたってお届けします。 お笑い芸人と国語学者は両立するのか? サンキュータツオさん 1976年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、一ツ橋大学、早稲田大学、成城大学で非常勤講師を務める。早稲田大学の落語研究会時代に先輩の居島一平(おりしま・いっぺい)と漫才コンビ「米粒写経(こめつぶしゃきょう)」を結成し今に至る。史上初の学者芸人。『広辞苑』の第七版では