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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/watanabe (3)

  • 男女の力関係が逆転したら世界はどうなるのか?

    <突然変異で女性が特殊な肉体的パワーを持ち、男女の力関係が逆転した未来で男性を待ち受ける残酷な運命とは> 2017年は、これまでセクハラや性暴力に耐えてきた被害者が「私もだ」と手をつないで立ち上がり、権力を持っていた加害者を追及する「#MeToo」ムーブメントが盛り上がった年だった。時を同じくして、この#MeTooムーブメントを反映するようなディストピア小説英語圏でベストセラーになった。ニューヨーク・タイムズ紙をはじめ多くのメディアが「2017年の最優良小説10作」のひとつに選んだ『The Power』は、男女の力関係が反転し、女性が男性を力で圧倒的に支配する社会を描いている。 この小説は、未来の世界から過去を振り返る「歴史小説」のスタイルを取っている。 かつて世界は男性が支配していたが、ある時から女性が突然変異で特殊なパワーを持ち始めた。鎖骨部分に「skein」という筋肉のような臓器が

    男女の力関係が逆転したら世界はどうなるのか?
    taskapremium
    taskapremium 2018/03/07
    日本では、「男性への差別だ」と女性専用車両に入り込む男性がいたり、少女の太ももを性的に撮影した「太もも写真展」中止への反論をする男性がいるようだが、彼らは「安全に生きることが困難な性にとってのリアル>
  • 移民の国アメリカの混迷するアイデンティティを描くサルマン・ラシュディの新作

    何十年も潜伏を続けるラシュディの生活が物語に反映されている?(写真は豪邸のイメージ画像です) Amanda Lewis-iStock. <インド系マジックリアリズムの旗手ラシュディの新作は、アメリカで新たなアイデンティティを創造しようとする一家の壮大な物語絵巻> インドのムンバイで生まれ、イギリスのケンブリッジ大学で歴史を学んだサルマン・ラシュディは、第二作の『真夜中の子どもたち』(1980年)でブッカー賞を受賞して作家としての地位を確立させた。だが、37年間にわたってインドを治めてきたネルー・ガンディー一家を批判したとみなされたラシュディは故郷を捨てざるを得なくなり、後にイギリス国籍を得た。 彼の名を世界中に広めたのは4作目の『悪魔の詩』(1989年)だ。イスラム教の開祖ムハンマドを題材にしたことでムスリム社会から激しい反発を受け、ラシュディは当時のイラン最高指導者ホメイニから死刑宣告を

    移民の国アメリカの混迷するアイデンティティを描くサルマン・ラシュディの新作
  • インターネットで他人を血祭りにあげる人々

    ツイッターでアメリカの情報を追っている人は知っているかもしれないが、2013年12月にある女性が書いたツイートが、世界的に大炎上する事件があった。 IACというネットサービス企業でPRのシニア・ディレクターという要職に就いていたジャスティン・サッコは、当時30歳で、洗練された金髪美人だった。ニューヨークから南アフリカへの長旅の途中、乗り換えのロンドン・ヒースロー空港で次のようなツイートをして、飛行機に乗り込んだ。 "Going to Africa. Hope I don't get AIDS. Just kidding. I'm white!" (アフリカに向かっているところ。エイズにかからないといいけど。冗談よ〜。だって私、白人だもん) ぱっと見ると、人種差別丸出しのひどいツイートだ。けれども、ジャスティン人は、アメリカのスタンドアップコメディアンがよく使う自嘲のテクニックで「愚かな白

    インターネットで他人を血祭りにあげる人々
    taskapremium
    taskapremium 2015/10/03
    ロンソンは、「初期の頃のツイッターでは、人々は自分の欠点や秘密に正直でいられた。そんなエデンの園の雰囲気があった。なのに、急速に凋落して地獄(hell)になってしまった」と嘆いた。>
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