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booksと池田信夫に関するtaskapremiumのブックマーク (8)

  • 万物の黎明:人類史を根本からくつがえす : 池田信夫 blog

    2023年10月19日12:50 カテゴリ 万物の黎明:人類史を根からくつがえす 今年のベストワン。というか10年に1度ぐらいの驚くべきである。グレーバーは2020年に死去したので、残念ながらこれが最後の著書になったが、書はヨーロッパ中心の歴史を根からくつがえす新しい人類史の始まりを告げている。 社会をホッブズのように「万人の万人に対する戦い」とみるか、ルソーのように「高貴なる未開人」の堕落とみるかは、人生観の違いだろう。最近は政治史を戦争歴史として描くフクヤマや、文明を暴力からの脱却として描くピンカーのようなホッブズ派(性悪説)が主流である。 彼らの議論の出発点は、石器時代の人類の最大の死因は殺人だったという考古学のデータである。ホモ・サピエンスは20万年前から戦争を繰り返しており、平均15%が殺されたという。文明を築いたのは、王が多くの民衆を支配する国家だった。 書はこの

    万物の黎明:人類史を根本からくつがえす : 池田信夫 blog
  • 凡庸で杜撰なキリスト教漫談 - 『宗教改革の物語』

    のキリスト教人口は約1%で、先進国では群を抜いて少ない。それは日人が、超越性を必要としないからだろう。互いに相手が何者かわからない社会では、双方とも同じ信仰を共有していることで初めて争いを避け、商取引ができる。キリスト教の神はそういう通貨のようなものだが、昔から濃密に人間関係を共有する日人には、外部から唯一神を押しつける必要がない。 しかし神聖ローマ帝国が崩壊し、黒死病が流行した14世紀のヨーロッパでは、何も信じるものがなくなって多くの異端が生まれ、唯一神をめぐって無数の宗教戦争が行なわれた。それは日人には理解できないだろうが、複数の通貨が流通すると社会が混乱するので、それを統一しようとしたカトリック教会の異端審問は、ある意味で当然だった。 しかし世界を統一するのは人間(教皇)ではなく、神でなければならない――そう主張して聖書中心主義をとなえたのが、書の主題であるヤン・フスだっ

    凡庸で杜撰なキリスト教漫談 - 『宗教改革の物語』
    taskapremium
    taskapremium 2015/07/16
    本書はこうした先行研究も踏まえないでフスのテキストを延々と引用し、福音書を文献考証もなしに「イエスの言葉」として使う。440ページのほぼ半分が引用だ。>
  • 佐藤優バブル : 池田信夫 blog

    2007年12月25日17:13 カテゴリ 佐藤優バブル 今年のベストセラー第1位は『女性の品格』だそうだが、部数×点数で最大のベストセラー作家は、佐藤優氏だろう。今年15冊、今月だけで6冊も出している。雑誌などでも、彼の名前を見ない週はほとんどない。これは『正論』から『週刊金曜日』までカバーする彼の幅広さ(というか無節操)のおかげだろう。 当ブログでも、彼の初期の(『国家の罠』と『自壊する帝国』)は評価したが、その後、山のように出た安直な対談はすべて無視してきた。書は書き下ろしだというので読んでみたが、神保町から自由が丘までの30分で読了。アマゾン的に表記すると、★☆☆☆☆である(だからこの画像にはリンクを張ってない)。 「国家論」と銘打っているのに、いきなり無関係な三位一体論の解説が延々と続き、『資論』によって国家を論じるが、その解釈は宇野弘蔵。あとは柄谷行人やカール・バルト

    佐藤優バブル : 池田信夫 blog
    taskapremium
    taskapremium 2015/07/16
    社会科学の基本的なトレーニングができていない。国家論という社会科学の中でも一番むずかしいテーマを、マルクスとバルトだけ読んで語ろうとするのは、めくら蛇に怖じずというしかない。>
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  • 対米従属という合理的戦略 : 池田信夫 blog

    2012年09月24日11:59 カテゴリ法/政治 対米従属という合理的戦略 きのう與那覇さんとニコ生で話したことだが、最近の中韓との騒ぎには、民主党政権で日米同盟がゆらいできたという背景があるような気がする。そこでも紹介したが、孫崎享『戦後史の正体』が20万部を超えるベストセラーになっている。私は手の込んだギャグとして楽しく読んだのだが、世の中にはこれを信じる人もいるようなので、まじめにコメントしておこう。 このは「アメリカが日政治をコントロールして政権を従属させ、独立派の政治家を失脚させてきた」という陰謀史観である。終戦直後については当たっている部分もあるが、ほとんどは著者の被害妄想だ。たとえば鳩山由紀夫氏や小沢一郎氏が失脚したのは、アメリカがマスコミや東京地検を使って彼らを追い落としたためだという。橋龍太郎も細川護煕も宮沢喜一も竹下登も、すべてアメリカが失脚させたことになって

    対米従属という合理的戦略 : 池田信夫 blog
    taskapremium
    taskapremium 2012/10/01
    日本が戦後60年以上も対米従属を続けてきたのは、アメリカの陰謀のせいではなく、心ならずも続いてきた対米従属が合理的戦略だったからだ。>
  • 戦後日本経済史 - 池田信夫 blog

    著者(野口悠紀雄氏)と最初に仕事でつきあったのは、バブルがピークにさしかかっていた1990年ごろだった。特に印象に残っているのは、1992年にNHKスペシャル「追跡・不良債権12兆円」をつくったことだ。 スタジオには野口氏と全銀協の会長が出演する予定だったのだが、会長行(三菱銀行)の企画室が「タイトルから『不良債権』という文字をはずせ」とか「野口氏は銀行に好意的でない」とか文句をつけたあげく、収録の3日前にドタキャンした。私もいろいろ非常識な出演者につきあったが、山口組でも彼らより紳士的だった。そのときの企画室長が、三木繁光氏(現三菱東京UFJ銀行会長)である。 スタジオで、野口氏が「これからは銀行も倒産する時代だ」と言ったら、収録に立ち会っていたニュースデスクがあわてて「銀行の倒産というのは不穏当なので・・・」とNGを出し、「銀行の経営が行き詰まることもありうる」と変更した(当時はま

  • 世界経済危機 日本の罪と罰 - 池田信夫 blog

    当ブログは、このごろ毎月200万PVを超えるようになった。それは私が望んだことでもないし、よけいなイナゴが群がるのはうっとうしいのだが、今井賢一氏や小幡績氏からコメントが来たり、経済学者にEメールで賛同(あるいは批判)していただいたり、献をいただいたりすると、私の意見も少しは学問的に認知されたのかなと思う。書も献だが、著者の意見と私の意見が似ているからだろう。きのうも、ある経済誌の企画会議で、「マクロ経済論争」について次のようなチャートを描いたところだった:野口悠紀雄 林文夫 宮川努 池尾...

  • 読んではいけない(反書評の試み) - Anti-Book Reviews

    『週刊ダイヤモンド』で書評を担当して、足かけ10年。引き受けたころの私以外の担当者はみんな交代したが、私はなかなかやめさせてもらえない。書評というのは、手間のかかるわりには論文の数にも入らない(書評を業績として誇る幸福な大学教授もいるようだが)割の合わない仕事だ。特に苦労するのは、取り上げるに足る(日語の)を探す作業で、いつも〆切が近づくと都内の屋を探し回らなければならない。 それに対して「こんなは読んではいけない」と思うを探すのは簡単で、そういう「反書評」ならずっと簡単に書けるのに・・・と思って冗談で何冊かのを評したところ、大きな反響があった。これまでの記事のほとんどが、Googleで著者名を検索すると、最初のページに出てくる。意外なことに、怒りや抗議はほとんどなく、「溜飲が下がった」「内容は意外に常識的だが、学界の大家にこんなことを言って大丈夫か」という反響がほとんどだった

    taskapremium
    taskapremium 2011/04/30
    批判するなら相当読み込まないといけないよ。褒めるより難しい。この人は人の尊敬は勝ち得ない理由もよく分かる。
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