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  • リニア新幹線より「満員電車ゼロ」を : 池田信夫 blog

    2016年07月30日14:00 カテゴリ リニア新幹線より「満員電車ゼロ」を JBpressの記事がいろいろ反響を呼んでいるようだが、リニア単体では採算がとれないことはJR東海の社長も認めている。問題はそれ以前に、リニア新幹線が必要なのかということだ。9兆円もカネがあるなら、JRグループには満員電車を解消してほしい。 今回の都知事選でも、小池百合子氏が「満員電車ゼロ」を公約に掲げたが、この8年前のの帯にも推薦文を書いている。書には満員電車をなくすための具体的な政策が書かれている。「2階建て通勤電車」には批判もあるようだが、信号システムの効率化やピークロード料金など、他にも手段はある。 高度成長期には新幹線のような大プロジェクトに意味があった。東海道新幹線や東名高速の投資リターン(ROI)は、当時のどんな民間投資より高かった。しかし人口減少時代に必要なのは、身近な移動のインフラだ。と

    リニア新幹線より「満員電車ゼロ」を : 池田信夫 blog
    taskapremium
    taskapremium 2017/11/19
    料金体系の変更だ。ピーク時の料金を上げるピークロード料金を導入して時差出勤のインセンティブを与えるとか、座席に座れる切符を割高で売るとか、今の均一料金をやめて多様化すべきだ。>
  • 石川健治氏の「憲法学カルト」 : 池田信夫 blog

    2016年05月02日19:36 カテゴリ法/政治 石川健治氏の「憲法学カルト」 おバカな東大教授といえば、今までは「福島の農民は人殺しだ」と主張する安冨歩がダントツだったが、有力なライバルが出てきた。法学部の石川健治教授だ。毎日新聞によると、彼はこう主張している。従来の解釈は、国が当然に持つとされる個別的自衛権を根拠にして、自衛隊は9条で定めた『戦力』ではない『自衛力』だ、という新手の論理構成を持ち込むことで一応の筋を通していました。 「同盟」の別名と言ってよい「集団的自衛権」を日は行使できない、という立場は、現行の憲法の枠内で論理的に許容される“最後の一線”です。正式な憲法改正手続きをとらずに9条に関する解釈の変更という形で、憲法の論理的限界を突き破った閣議決定は、法学的にみれば上からの革命であり、まさしくクーデターなのです。まずクーデター(coup d'Etat)とは、『広辞苑』に

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  • 殺戮の宗教史 : 池田信夫 blog

    2016年03月06日09:55 カテゴリ 殺戮の宗教史 宗教は、死と強く結びついている。それは死に意味を与え、死後の世界を語ると同時に、「なぜ人を殺してはいけないのか」という(論理的には答えられない)問いに答を与える。それは同じ部族の中で、仲間を殺さないために共有する感情である。 しかし宗教は、殺人の武器でもある。石器時代から人間は戦争を続けてきた。多くの部族が対立抗争を続けるとき、そのもっとも単純な解決策は、一つの部族が他の部族をすべて征服し、支配することだ。こうして成り立った部族を超える大集団を支える感情は、親族関係や地縁に依存しない普遍宗教でなければならない。 キリスト教もイスラム教も、このように古代社会で部族対立を克服する普遍主義として生まれたので、異教徒に対する不寛容を特徴とする。コーランには「多神教徒を殺せ」と書かれ、カトリック教会は異端を弾圧し、プロテスタントとの宗教戦争

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  • 歴史認識とは何か : 池田信夫 blog

    2015年07月26日18:22 カテゴリ 歴史認識とは何か かつての戦争について、いまだに「侵略」とか「謝罪」などの道徳を語る傾向が強いが、あれはホロコーストのような大規模な戦争犯罪だったわけではない。書もいうように、第2次大戦の日は第1次大戦のドイツに似ており、明確な目標も戦略もなく、ズルズルと戦争に突入して失敗したという程度の話だろう。 だから大事なのは、戦争に道徳をもちこんで「平和主義」を叫ぶことではなく、同じ過ちを繰り返さないことだ。そのためには、失敗の原因を客観的に整理する必要がある。書は最近の歴史学の成果のおさらいで、新しい話はないが、ヒステリックに日の「戦争犯罪」を語るのではなく、失敗の原因をたどっている。 著者のみる「失敗の質」は、日政府も軍部も意思決定が内向きで、世界が日をどう見ているかを理解していなかったことだ。「欧米の植民地主義に対抗する善意があれば

    歴史認識とは何か : 池田信夫 blog
    taskapremium
    taskapremium 2015/07/26
    日本政府も軍部も意思決定が内向きで、世界が日本をどう見ているかを理解していなかったことだ。「欧米の植民地主義に対抗する善意があればアジアは団結できる」という感覚で戦線をなし崩しに拡大し、国際的な政治>
  • 今年のベスト10 : 池田信夫 blog

    2007年12月23日00:25 カテゴリ 今年のベスト10 今年も書評を2つの雑誌で担当し、そのうち1誌は来年、足かけ10年目に突入。おまけに2つの雑誌で「今年のベスト経済書」の選考委員になったりして、すっかり書評の専門家にされそうだけど、書評以外の仕事もよろしく。ブログとの書き分けは、ちゃんとやってますので。 そういうわけで、今年もブログと雑誌あわせて100冊以上(!)の書評したが、今年はベストを選ぶのにそう困らない。あいかわらず主流派経済学は不作で、収穫は超オーソドックスな『資開国論』ぐらいだが、それ以外ではおもしろいがけっこうあった。専門書とベストセラーをはずして選ぶと、The Black Swanマルクスの亡霊たち財投改革の経済学1997年―世界を変えた金融危機The White Man's BurdenSupercapitalism日軍のインテリジェンスProphe

    今年のベスト10 : 池田信夫 blog
    taskapremium
    taskapremium 2015/07/16
    佐藤優氏の書き散らしている膨大なインテリジェンス本は、繰り返しが多く、マルクス理解も古い。現代の古典となった2でも読んで、ちゃんと勉強したほうがいい。彼には茂木健一郎氏とともに、今年の「食わせ物大賞」
  • 小室哲哉シンドローム : 池田信夫 blog

    2008年11月05日12:43 カテゴリ科学/文化 小室哲哉シンドローム きのうは「小室逮捕」が米大統領選も吹っ飛ばす騒ぎで、私のところまで電話取材が来た。私はJ-POPはラジオで流れている以外は聞かないので、彼の音楽についてコメントする資格はないが、知っている範囲でいうと、彼の曲のどこがいいのかわからない。コメントしたのは「音楽的には無価値なものをマーケティングだけで売れると錯覚したんじゃないか」ということだ。 マーケティングが悪いといっているのではない。資主義の社会では音楽は商品なのだから、最大限売れるように努力するのは当たり前だ。しかし彼の場合は、メディアへの露出をコントロールしないで、過剰に消費されたのが失敗だったのではないか。音楽家の才能が続く時期は短い。松任谷由実も「荒井由実」の時代で音楽的には終わっていたが、メディアへの露出をセーブして寿命をのばしてきた。 出版界でも最近

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    taskapremium 2015/07/16
    佐藤氏は「原稿を毎日40枚書いている」と豪語したそうだが、ちゃんと調べたらそんなスピードで書けるはずがない。最近の彼のコラムのほとんどは、ウェブの情報と昔の原稿のカットペーストだ。>
  • 佐藤優バブル : 池田信夫 blog

    2007年12月25日17:13 カテゴリ 佐藤優バブル 今年のベストセラー第1位は『女性の品格』だそうだが、部数×点数で最大のベストセラー作家は、佐藤優氏だろう。今年15冊、今月だけで6冊も出している。雑誌などでも、彼の名前を見ない週はほとんどない。これは『正論』から『週刊金曜日』までカバーする彼の幅広さ(というか無節操)のおかげだろう。 当ブログでも、彼の初期の(『国家の罠』と『自壊する帝国』)は評価したが、その後、山のように出た安直な対談はすべて無視してきた。書は書き下ろしだというので読んでみたが、神保町から自由が丘までの30分で読了。アマゾン的に表記すると、★☆☆☆☆である(だからこの画像にはリンクを張ってない)。 「国家論」と銘打っているのに、いきなり無関係な三位一体論の解説が延々と続き、『資論』によって国家を論じるが、その解釈は宇野弘蔵。あとは柄谷行人やカール・バルト

    佐藤優バブル : 池田信夫 blog
    taskapremium
    taskapremium 2015/07/16
    社会科学の基本的なトレーニングができていない。国家論という社会科学の中でも一番むずかしいテーマを、マルクスとバルトだけ読んで語ろうとするのは、めくら蛇に怖じずというしかない。>
  • NYタイムズの敗北宣言 : 池田信夫 blog

    2014年12月03日19:49 カテゴリメディア NYタイムズの敗北宣言 マーティン、 久しぶりに、君の記事を熟読したよ。君は私のところに2度やって来て日経済について話し、われわれの意見はほぼ一致した。君の日語は見事なので、この手紙も日語で書く。英語の手紙は前に書いたけど、読んでくれたかな。 もちろん読んだだろう。君は私のブログの熱心な読者だし、田淵広子記者も私と何度も議論した。事実にもとづいて論理的に議論する訓練ができている点は、朝日新聞よりずっと上だと思う。今回の記事も、朝日の敗北宣言から4ヶ月たって、10月の曖昧な記事に比べると、事実関係を率直に認めている。 君が私のブログから学んだもっとも大事なポイントは、君と田淵記者の敬愛する大西元支局長の記事は擁護できないということだと思う。君はこう書いている。There is little evidence that the Japa

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  • 朝日新聞のねらいは「慰安婦」ではなく「国家賠償」だった : 池田信夫 blog

    2014年09月08日19:56 カテゴリメディア 朝日新聞のねらいは「慰安婦」ではなく「国家賠償」だった 朝日新聞の誤報事件を解明する上で重要なのは、なぜ彼らがこんなマイナーな数十人の(真偽も疑わしい)紛争に30年以上もこだわってきたのかという疑問だ。この口火を切ったのが、清田治史記者の書いた1982年9月の記事だ。朝鮮人男性の抵抗に備えるため、完全武装の日兵十人が同行した。集落を見つけると、まず兵士が包囲する。続いて吉田さんの部下九人が一斉に突入する。若い女性の手をねじあげ路地にひきずり出す。こうして女性たちはつぎつぎにホロのついたトラックに押し込められた。連行の途中、兵士たちがホロの中に飛び込んで集団暴行した。ところが清田記者の1983年の記事では、慰安婦は消えている。彼の重点は、国家賠償にあった。当時は(男性の)強制連行が話題になり、韓国政府が日政府に個人補償を要求していた。戦

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  • なぜ90年代に慰安婦問題が出てきたのか : 池田信夫 blog

    2014年08月21日08:55 カテゴリ法/政治 なぜ90年代に慰安婦問題が出てきたのか きのうの言論アリーナで鈴木寬氏と話したことだが、90年代に慰安婦問題が出てきたのは理由がある。これは1965年の日韓条約にはなく、吉田清治が嘘を言い始めたのは1980年ごろだった。それが90年代に騒ぎになったのは、冷戦の終了と関係がある。社会主義は冷戦とともに消滅し、日の「平和勢力」の看板だった非武装中立のリアリティもなくなった。彼らはそれをとりつくろうために「アジアとの連帯」を打ち出し、他国の反日運動を挑発するようになった。その尖兵が、慰安婦騒動を盛り上げた福島みずほ氏だった。 ネタの切れたマスコミも、「アジアへの加害者」としての日の責任を追及するようになった(私もその一人)。といっても東南アジアでは日を敵視する話がほとんど聞けないので、話は中韓に集中する。1991年に慰安婦騒動が登場した背

    なぜ90年代に慰安婦問題が出てきたのか : 池田信夫 blog
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    taskapremium 2014/08/21
    日本の「平和勢力」の看板だった非武装中立のリアリティもなくなった。彼らはそれをとりつくろうために「アジアとの連帯」を打ち出し、他国の反日運動を挑発するようになった。その尖兵が、慰安婦騒動を盛り上げた>
  • 福島みずほ氏にネトウヨが質問すべきだったこと : 池田信夫 blog

    2014年08月18日02:04 カテゴリメディア 福島みずほ氏にネトウヨが質問すべきだったこと 8月15日の「憲法BAR」にネトウヨが乱入して、福島みずほ氏に突撃インタビューしたのはいいのだが、「済州島で調査したのか?」と見当はずれな質問をしたので、彼女は「してません」と答えて終わってしまった。慰安婦訴訟の火付け役だった福島氏は、いまだにこの問題についてコメントを拒否している。 非常に細かいことだが、今後、朝日新聞の嘘を検証する上で重要なポイントがある。それは彼女が、最初は強制連行を主張していなかったということだ。1991年7月にNHKに金学順の話を売り込んできたときは「親に売られてキーセンになり、養父に連れられて慰安所に行った」という話だった。彼女もこのビデオの後半でそういっており、91年12月に起こした訴訟もそうなっている。 ところが朝日の植村記者は、金が「女子挺身隊として強制連行」

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  • 朝鮮人の徴用は「男性」245人だけだった : 池田信夫 blog

    2013年05月21日15:40 カテゴリその他 朝鮮人の徴用は「男性」245人だけだった 慰安婦について「強制連行」という言葉を使うのは、誤解のもとだ。強制連行という言葉は、朴慶植『朝鮮人強制連行の記録』(1965)で初めて使われた造語で、公式の用語ではない。戦時に政府が労働者を動員する方法は募集か徴用であり、後者は拒否すると罰則があったので、これを強制連行と呼んだものと思われるが、これは朝鮮人に限った話ではない。 戦時中は、国家総動員法にもとづいて国民徴用令が出され、616万人が軍需工場などに徴用されたが、1959年に厚生省が確認した朝鮮人は(国内に残っていた61万人のうち)わずか245人だった。これは戦時労務動員計画で「半島人の徴用は避けること」という方針が出され、官斡旋による募集という形式がとられたことによる。これは朝鮮人ブローカーが募集して国内の炭鉱などに連れて行くのだが、その募

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    taskapremium 2014/08/16
    ただ官斡旋は事実上の国による動員ともいえるので、それを含めると終戦の段階で動員された朝鮮人は32万人以上だが、この中に女性はいない。>
  • NYタイムズの「英語の正義」 : 池田信夫 blog

    2014年03月05日16:48 カテゴリメディア NYタイムズの「英語の正義」 3月2日のニューヨークタイムズ紙は「安倍氏の危険な歴史修正主義」と題した社説で、次のように書いている。[安倍首相は]戦争歴史を漂白しようとしている。彼や他のナショナリストは、1937年の南京大虐殺はまったく起こらなかったといまだに主張している。安倍政権は金曜に、日軍によって強制的に性奴隷にされた韓国人女性への謝罪について再検証し、撤回の可能性を検討すると表明した。これについて菅官房長官は「首相はそんな発言をしていない。日政府は『日軍の南京入城後、非戦闘員の殺害または略奪行為などがあったことは否定できない』という立場を従来から表明している」と反論した。 NYタイムズが社説で安倍首相の「右傾化」を非難するのは、今度が初めてではない。去年1月の社説でも、日が「過去を漂白している」と書いた。彼らの根拠は、ほ

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  • NHKは本当にだまされたのか : 池田信夫 blog

    2014年02月06日16:33 カテゴリメディア NHK当にだまされたのか 週刊文春の記事によれば、佐村河内守の話は100%嘘だった。ゴーストライターの新垣隆氏がきょうの記者会見で事実関係を認めたので、これは詐欺である。とすると奇怪なのは、こんな明らかな嘘に当にみんなだまされていたのかということだ。 特に罪が重いのは、NHKスペシャルを1つくってしまったNHKである。番組1まるごと嘘というのはNスペ始まって以来で、昔のムスタンを上回るスキャンダルだ。これを提案したのは古賀淳也というフリーのPD(ディレクター)だが、彼はTBSに勤務していた5年前から佐村河内に取材していたという。 新垣氏もいったように、彼の身近な人は彼の耳が聞こえることは知っていたので、古賀氏も当然、全聾が嘘だということは知っていたはずだ。とすると、残る可能性は二つである。古賀氏は佐村河内の話がすべて嘘だと知った

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  • 橋下徹氏の終焉 : 池田信夫 blog

    2014年02月02日11:10 カテゴリ法/政治 橋下徹氏の終焉 大阪市の橋下市長が辞職して出直し市長選挙に出馬する方針を表明したが、これは無意味な「自爆選挙」である。当選しても議会の勢力は変わらないし、対立候補がいなかったら信任投票にもならない。議会運営が行き詰まるたびに市長選挙をやっていたら、民主政治は成り立たない。 彼が大阪府知事だったころから賛否両論があったが、私は応援してきた。それは日のコンセンサス政治が行き詰まり、「一君万民」型デモクラシーを実験してもいいと思ったからだ。そもそも地方議会なんかいらない。首長が好きなようにやって、いやなら引っ越せばいいのだ。そういう「足による投票」で都市化を進めることが、日の立ち直る道だと思う。 橋下氏とはツイッターで何度も議論したが、上のような私の話に興味をもってくれた。負の所得税や教育バウチャーなどの自由主義的な経済政策を実験したのも、

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    taskapremium 2014/02/02
    追うものは一兎をも得ずである。彼も自覚しているように、大阪都構想はもう死んだ。それ自体に意味があるかどうかは疑わしいとしても、住民がみずから統治形態を変えるのは意義のある実験だった。残念である。>
  • 朝日新聞の言論統制と電波利権 : 池田信夫 blog

    2013年12月15日14:18 カテゴリメディア 朝日新聞の言論統制と電波利権 秘密保護法が成立してからも、朝日新聞は「治安維持法によって朝日新聞もNHKラジオも国策の宣伝マシンになり果てた」と嘘をついている。朝日新聞に治安維持法が適用されたことはない。彼らは自発的に競って戦争をあおったからだ。 書は、内閣情報局の情報官として検閲に権力をふるって恐れられた陸軍の鈴木庫三少佐の日記から、当時の言論統制の具体的な状況を明らかにしたものだ。彼の担当は雑誌だったので、朝日新聞社が出てくる部分は出版に関するものだが、「戦争グラビア雑誌」になっていた『朝日グラフ』は、鈴木に執筆依頼を繰り返して彼を辟易させた。 朝日の編集者は配給制だった用紙の獲得のため、軍関係者を毎晩のように接待した。宴会ぎらいの鈴木に対しては「紙の戦争」に勝つため、彼の著書を出版するという「名案」が出された。そして『世界再建と国

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    taskapremium 2013/12/15
    朝日は教育局だったNETを乗っ取って「テレビ朝日」と改称し、田中角栄に株式交換させて大阪の朝日放送を系列化した。その後は系列局を増やすために「波取り記者」を郵政省に常駐させ、電波利権を獲得する激しいロ>
  • 世田谷でradikoが止まった : 池田信夫 blog

    2013年11月09日11:55 カテゴリメディア 世田谷でradikoが止まった 引っ越しのとき、ラジオのアンテナにつなぐのが面倒なので、FMチューナーを捨ててradikoで聞いていたが、きょう図のようなエラーが出てすべての配信が止まった。とうとう世田谷区も、在京放送局の「サービス地域外」になったのだろうか。 もちろん、そうではない。radikoは送信要求のあったルータのIPアドレスをサーバ側のデータベースと照合して地域外のルータへの配信を拒否するシステムなので、こういう誤認はよくあるようだ。こんな馬鹿なシステムで放送しているのは、世界でも日だけの怪現象だ。 ラジオは帯域をわないので、インターネットで同時配信するのは容易で、iTunes Radioでは世界の数百局のラジオ局が聞ける。日のローカル局も、その気になれば世界に情報を発信して競争できるのだが、実態は在京局の番組の垂れ流しな

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    taskapremium 2013/11/09
    インターネットでビジネスチャンスが広がったのに「既得権がおかされる」と受け止め、電波利権を守るために多大なエネルギーを費やして、国境のないインターネットに県境をつくって自縄自縛になる。ネット販売を拒>
  • 地方紙化する朝日新聞 : 池田信夫 blog

    2013年10月16日16:24 カテゴリメディア 地方紙化する朝日新聞 私は昔から朝日新聞の読者だし、一度は内定ももらったから、辞退しなければ朝日新聞の記者になっていた。学生のころまでは、入社試験を受けたぐらいだから朝日新聞を尊敬していた。面接のときの印象も、NHKが官僚的なのに比べて朝日はリベラルな感じだった。紙面は、当時の社会党の主張にそっていた。朝日も「万年野党」なので、無責任なきれいごとを言っていればよかったのだ。 しかし90年代以降、社会主義が崩壊して冷戦が終わると「革新勢力」は消滅し、小沢一郎氏のような「新自由主義」が新鮮にみえるようになった。このへんから朝日のポジショニングは微妙になり、一時は小沢氏や小泉氏の「右寄り」の改革を支持するようにみえたが、2009年の自民党政権の崩壊後は民主党寄りのスタンスに先祖返りした。 特に3・11のあと「原発ゼロ」を宣言してから、大野博人論

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    taskapremium 2013/10/17
    ノビーは実名でも批判されとるなあ。
  • ワイマールの教訓 : 池田信夫 blog

    2013年08月02日11:45 カテゴリ法/政治 ワイマールの教訓 予想どおり朝日新聞が麻生発言を鬼の首でも取ったように騒いでいるが、また慰安婦騒動の二の舞にならないように、麻生氏の間違いを指摘しておきたい。彼のスピーチはこう始まっている。僕は今、(憲法改正案の発議要件の衆参)3分の2(議席)という話がよく出ていますが、ドイツはヒトラーは、民主主義によって、きちんとした議会で多数を握って、ヒトラー出てきたんですよ。ヒトラーはいかにも軍事力で(政権を)とったように思われる。全然違いますよ。この基的な認識が間違っている。ナチスは普通の選挙では、一度も議会の2/3をとったことがない。過半数もとれないまま、ヒトラーは議会の混乱に乗じて首相に指名されたのだ。 第一次大戦後のドイツは、敗戦を受けて社民党を中心とする三派連合と共産党の内戦状態が続き、巨額の賠償でハイパーインフレが起こり、社会不安は極

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    taskapremium 2013/08/05
    ワイマール憲法の失敗から学ぶべきことは、法律がいかに整っていても、国内の政治情勢がグダグダで誰もその法律を守らないと、政治は機能しないということだ。>
  • 「日本的リベラル」の終焉 : 池田信夫 blog

    2013年07月23日18:31 カテゴリ法/政治 「日リベラル」の終焉 今回の選挙で野党が惨敗したのは、自民党に対して有効な対立軸を出せなかったからだ。JBpressにも書いたことだが、20年前に小沢一郎氏が自民党を割って出たときは、大きな政府か小さな政府かという対立軸があった。しかしその後、彼が迷走する一方、民主党という時代遅れの「リベラル」が野党の多数派になり、小沢氏も最後はそれに合流し、かつてとは逆のバラマキ福祉を主張するようになった。 自民党というのは、綱領も政策もない個人後援会の集合体である。それは高度成長期になるべく地元に利益誘導したい政治家の集合体であり、対外的な戦略はアメリカが決め、国内の政策は官僚が決めた。政治家は「村」(派閥)に集まり、選挙区に帰って「田を耕す」(選挙区回り)ことを仕事とする日的共同体だった。現状維持さえしていれば、高度成長期の日経済ではすべて

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    taskapremium 2013/07/28
    自民党というのは、綱領も政策もない個人後援会の集合体である。それは高度成長期になるべく地元に利益誘導したい政治家の集合体であり、対外的な戦略はアメリカが決め、国内の政策は官僚が決めた。>