本に関するtatakiのブックマーク (57)

  • 正月休みに読んで! 2017年、よかった本27冊 - @daichi memo

    「記憶より記録」などと言っておきながらけっきょく、一度しか更新していなかったこのブログ…。それでも厚かましく2017年によかったをメモがわりにあげていきたい。仕事で絡んだものは除外。2017年刊行のものを中心に選んだ。趣味的に、フィクションよりノンフィクションよりです。あしからず。 巨匠の心構えかと思ったらスッゲー実務的なでビビる 荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書) 作者: 荒木飛呂彦 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2015/04/17 メディア: 新書 この商品を含むブログ (32件) を見る 言わずと知れた『ジョジョの奇妙な冒険』の作者によるハウツー。 「あー巨匠のこの手のってさあ、だいたい武勇伝と精神論でできてるよねー」という偏見を見事に覆して、ガチでキャラ設定や場面設定について語っている。 真正面からハウツーとして捉えるだけでなく、「友情・勝利・努力」と呼ばれる

    正月休みに読んで! 2017年、よかった本27冊 - @daichi memo
    tataki
    tataki 2018/01/04
    読まねば!率高い。参考にさせていただきます。
  • 2015年面白かった本「資源と文明」「暴力と戦争」ジャンル20冊+ノンジャンル10冊まとめ | Kousyoublog

    2015年にこのブログで紹介した書評記事まとめ。丁度60冊紹介していました。その中から「資源と文明」「暴力と戦争」というくくりで20冊まず紹介し、それ以外で面白かったを10冊、計30冊紹介します。というか、読んだ...

    2015年面白かった本「資源と文明」「暴力と戦争」ジャンル20冊+ノンジャンル10冊まとめ | Kousyoublog
    tataki
    tataki 2015/12/28
    読みたい・読むべきよう本リスト
  • 「21世紀のSFベスト」牧眞司が偏愛で選んだ100冊 - 牧眞司|WEB本の雑誌

    決定版の「21世紀のSFベスト100」は〈の雑誌〉2015年11月号をごらんください。 鏡明、大森望の両氏にぼくを加え、目利きとは名ばかりの乱読と独断と適当をぶつけあって1位から100位まで並んだわけですが、その座談会に先立って各自が推薦作リストを用意しました。 鏡リストは〈の雑誌〉で鏡さんが毎年担当している「SFベスト10」(2001年度〜2014年度)から原著刊行が2001年以降のものを抜きだしたもの。大森リストは大森さんの著作『21世紀SF1000』の「21世紀SF推薦作100」リストと〈の雑誌〉の常設書評「新刊めったくたガイド」(2011年1月号〜2015年9月号)の★★★★☆以上作品をあわせて、原著刊行が2001年以降のものを抜きだしたものです。そういう意味では、おふたりのリストはすでに公開されているわけです。 ぼくはそういう元手がないもので、えいやっとワガママな「21世紀

    「21世紀のSFベスト」牧眞司が偏愛で選んだ100冊 - 牧眞司|WEB本の雑誌
    tataki
    tataki 2015/10/16
    読んでいきたい用メモ
  • 「働かない―『怠けもの』と呼ばれた人たち」トム・ルッツ 著 | Call of History ー歴史の呼び声ー

    一八世紀に姿を現してから、現代社会の規範として内面化されていく勤勉な労働倫理と、その裏表として登場してくる怠惰なスラッカー(怠け者)主義の歴史を、各時代を代表するスラッカーたちの思想を紹介していくことで米国オルタナティブ労働倫理史を浮き彫りにする意欲的な一冊。最近読んだの中でも抜群に面白かった。 1)スラッカー主義の歴史米国の高い勤労意欲を支える労働倫理はマックス・ヴェーバーが「プロテスタンティズムの倫理と資主義の精神」において「時は金なり」でお馴染みベンジャミン・フランクリンを例に出すことに始まる分析を通じて天職という概念を導き出しているが、ルッツは『天職という概念の新しさは、人間の生涯の仕事を「個人の道徳的活動がとりうる最高次の形態」に変えたところにある』(P44)といい、続けてヴェーバーの説を引きつつ人間が『根から疎外される運命にある』(P45)という観念もまた導き出されること

    「働かない―『怠けもの』と呼ばれた人たち」トム・ルッツ 著 | Call of History ー歴史の呼び声ー
    tataki
    tataki 2015/10/08
    これは読みたい、読むべき本。
  • 「あなたはなぜ「嫌悪感」をいだくのか」レイチェル・ハーツ 著 | Kousyoublog

    お話は納豆からはじまる。日ではこの大豆を発酵した品は非常に好まれるが、日人でなければ、ねばねばした糸を引き、独特の臭いが漂う納豆はとてもべ物とは思えない「嫌悪感」すら覚える何かだ。一方、同じ発酵品、イタリア・サルディーニャ島で好まれる羊のチーズ、カース・マルツゥは独特の臭いとともに生きた蛆虫の幼虫が入っていて、べる時には蛆虫が入ってこないように目を守る必要がある。カース・マルツゥに限らずペコリーノ・マルチェットなど虫入りのチーズは少なくない。現地の人々に好まれる虫入りチーズも、他の文化圏の人々には納豆同様に「嫌悪感」を覚えるだろう。 そんなと臭いの嗜好に関する嫌悪感から始まり、病気、道徳、秩序、他者、さらには人種差別や外国人嫌悪まで「嫌悪感」を生む脳のメカニズムと社会心理について、嗅覚心理学者である著者が現状の研究成果を一般向けにわかりやすくまとめた一冊。 あなたはなぜ「嫌悪

    「あなたはなぜ「嫌悪感」をいだくのか」レイチェル・ハーツ 著 | Kousyoublog
    tataki
    tataki 2014/04/15
    読みたい本用メモ
  • サービス終了のお知らせ - NAVER まとめ

    サービス終了のお知らせ NAVERまとめは2020年9月30日をもちましてサービス終了いたしました。 約11年間、NAVERまとめをご利用・ご愛顧いただき誠にありがとうございました。

    サービス終了のお知らせ - NAVER まとめ
    tataki
    tataki 2014/03/03
    もっとも納得度の高い投票文学賞として毎年注目してます。
  • 今年の読了本2013 - 茫々たる日々

    今年の読了を回顧。 SF 『言語都市』*1と『夢幻諸島から』*2が双璧。 『ブラックアウト』*3『オール・クリア(1)(2)』*4も長いけど、ウィリスを存分に堪能。 新銀背は成功じゃないかなぁ。第一期が終わり『白熱光』*5から第二期開始。 『ハローサマー、グッドバイ』*6の続編『パラークシの記憶』*7がやっと刊行! 個人的には前作よりも好き。 やっと言えば『任務外作戦』*8で、マイルズの結婚がようやく読めたのが嬉しい! 長かった…… 前情報があまりなかったんだけど、思いの外面白かったのが『巨獣めざめる』*9これは続きの邦訳希望! ミエヴィルの息抜き作品『クラーケン』*10も楽しかった。ダイオウイカフェチにオススメ。 まさか、あるとは思っていなかった〈老人と宇宙〉シリーズ新作『戦いの虚空』*11はやはり楽しい一作。 〈ブックマン秘史〉三部作*12も開始。これも非常に楽しいシリーズ。 ハマコ

    今年の読了本2013 - 茫々たる日々
    tataki
    tataki 2014/01/31
    読みたい本用メモ
  • この本がスゴい!2013

    人生は短く、読むは尽きない。 せめて「わたし」が知らない凄いと出合うべく、それを読んでる「あなた」を探す。このブログに込めた意味であり、このブログを通じて数え切れないほど「あなた」に教えてもらった。 ともすると自分の興味を森羅と取り違えがちなわたしに、「それがスゴいならコレは?」とオススメしてくれる「あなた」は、とても貴重で重要だ。そんな「あなた」のおかげで、ネットやリアルを通じて出会い、ここ一年で読んできた中から選りすぐりを並べてみる。 なお、ここでの紹介は氷山の一角、一番新しくアツいのは、facebook「スゴオフ」を覗いてみてほしい。読まずに死ねるか級がざくざくあるゾ。 フィクション ■ 『東雲侑子は短編小説をあいしている』 森橋ビンゴ(ファミ通文庫) ラノベを読むのは、存在しなかった青春を味わうため。 「いいおもい」なんて、なかった。劣等感と自己嫌悪に苛まれ、屈した日々が終

    この本がスゴい!2013
    tataki
    tataki 2013/12/01
    語彙がなんと豊富な人なんだろう。
  • 『時を生きる種族 ファンタスティック時間SF傑作選』R・F・ヤング、フリッツ・ライバー

    コードウェイナー・スミスの「アルファ・ラルファ大通り」は偶然と必然の織りなすタペストリーなのだが、その脇道を歩いていてもほんの少しの偶然と必然ぐらいはある。 というかここは、日々思ったこととか読んだの感想とかそんなものを書き溜める日記のようなものである。 表紙では、ロバート・F・ヤングとフリッツ・ライバー他と、ヤングとライバーだけが取り沙汰されていて、最初はまたヤングの短編かと思うところもあったのだが、収録作品をみて驚いた。 T・L・シャーレッドの「努力」が入っているではないか。昔から読みたくって、そのあたりの顛末は少しだけ『タイムカメラの秘密』でも書いたのだけれども、結局、中途半端な形でこの作品に触れてしまったせいで、今まで読まずに来てしまっていた。 で、ようやく読むことができたのだが、実際に読んでみると、やはり『タイムカメラの秘密』とは味わいがまったく異なっていた。 福島正実がどうし

    『時を生きる種族 ファンタスティック時間SF傑作選』R・F・ヤング、フリッツ・ライバー
    tataki
    tataki 2013/08/06
    このテーマ別SFアンソロジーシリーズ好き!
  •  ロン・カリー・ジュニア『神は死んだ』 - 西東京日記 IN はてな

    俺たちは十人だった。居間の真ん中でお互いの頭にピストルを突きつけていた二人はもう死んだことにするなら、八人だ。その十人のうち、これってマジな話かよって自問していたのは、俺だけじゃないはずだ。もちろん、俺たちは飲んでいたし、リックの両親の家の中は、カナディアン・ウィスキーを一瓶近く空けたあとにすべてを満たす摩訶不思議な白い光を帯びていた。それだけじゃなくて、神が死んだってことが公式にアナウンスされたあとのことだったし、CAPAはまだ設立されていなかった。酔っぱらっていようといまいと、すべてが相当おかしくて、非現実的に思えた。(53p) このタランティーノ的なシチュエーションから始まるのは、<エクス・リブリス>シリーズの最新刊で、1975年生まれのアメリカ人作家ロン・カリー・ジュニアの手による連作短篇集『神は死んだ』に収められた三編目の短編「小春日和」。 自暴自棄になった若者たちが繰り広げるロ

     ロン・カリー・ジュニア『神は死んだ』 - 西東京日記 IN はてな
    tataki
    tataki 2013/06/02
    読みたい本用メモ。1975年生まれアメリカ作家の短編集。
  •  キース・ロバーツ『パヴァーヌ』 - 西東京日記 IN はてな

    1588年、エリザベス1世が暗殺され、スペインの無敵艦隊がイギリス上陸作戦に成功。イギリスはローマの支配下に入り、宗教改革の動きは潰される。そんな「歴史のIf」があったら… 「歴史のIfもの」というのはSFの一つのジャンルで、「第2次世界対戦で日ドイツが勝利していたら…」という設定で書かれたフィリップ・K・ディックの『高い城の男』なんかが有名ですが、この『パヴァーヌ』もそうした「歴史のIfもの」。 ただ、この『パヴァーヌ』のすごいところは、「歴史のIf」が起こったのが16世紀なのに小説の舞台は20世紀後半。つまり、「ローマ・カトリックがヨーロッパを支配し続けたらその後のヨーロッパはどうなったのか?」という、かなり壮大なテーマを描いているのです。 その世界では、蒸気機関が非常に発達している一方で電気やガソリンを使った内燃機関はほとんど発達していません。自動車がない代わりに蒸気自動車ともい

     キース・ロバーツ『パヴァーヌ』 - 西東京日記 IN はてな
    tataki
    tataki 2013/01/19
    すっごい面白そう。
  •  水島治郎『反転する福祉国家』 - 西東京日記 IN はてな

    「オランダモデル」と賞賛されるワーク・シェアリングを含む労働市場の改革、安楽死同性婚、大麻の合法化などの「リベラル」な政策などによって世界でも「先進的な国」と見られているオランダは、近年、ピム・フォルタインに代表される「反移民」的ポピュリズムの台頭や、ファン・ゴッホ殺害事件(画家のゴッホの弟テオのひ孫で映画製作者のテオ・ファン・ゴッホがイスラム教徒に殺害された事件)などでも注目を集めています。 まさに「光と影」といった両面で注目を集めるオランダですが、このではサブタイトルに「オランダモデルの光と影」とあるように、まずは第1章でオランダの政治や福祉制度のしくみを歴史的に概観した上で、第2章で「オランダモデルの光」を、第3章で「オランダモデルの影」をとりあげ、第4章「光と影の交差」で、じつはオランダの「影」の部分が「光」の部分から必然的に生み出されたもので、近年のヨーロッパにおける一つの潮

     水島治郎『反転する福祉国家』 - 西東京日記 IN はてな
    tataki
    tataki 2012/12/22
    後学のために読みたいメモ
  • 【1718日目】書評「デフレ化するセックス」(中村淳彦・宝島社新書) | ホワイトハンズのイベント情報2018

    「障がい者の性」問題の解決、性労働の社会化、そして新しい「性の公共」をつくることを目標に日夜奮闘している非営利組織・一般社団法人ホワイトハンズのイベント情報を中心にアップいたします。合言葉は「ホワイトハンズがやらねば、誰がやる!」

    tataki
    tataki 2012/12/12
    読みたい本用メモ。セックスのカジュアル化は、四コマ漫画「miifa」でこの上なくナチュラルに。
  •  速水融『歴史人口学の世界』 - 西東京日記 IN はてな

    速水融(名前はあきらと読みます)の研究についてはいろいろな所で聞いていたのですが、実際にを読んだのは初めて。 でも、これは面白い研究ですね。書は岩波市民セミナーでの講義をまとめたもので、まさに歴史人口学の入門書といったものなのですが、それでも歴史を学んできたものとしてさまざまな新しい発見がありました。 歴史人口学とは、歴史を「人口」の観点から見る学問なのですが、人口がたんに増えたり減ったりということに注目するわけではありません。例えば、増えたのなら何らかの出生率の増加や死亡率の減少が起きているわけですし、減ったのなら何か天災が起こったのかもしれません。 人間は突然大量に出現したりすることはなく、すべての人間はその父親と母親の間から生まれてきます。一家が貧乏ならば子どもを生んで育てる余裕が無く子供の数を減らすかもしれませんし、逆に生活水準が上がって子どもの死亡率が下がったので、子どもをた

     速水融『歴史人口学の世界』 - 西東京日記 IN はてな
    tataki
    tataki 2012/12/08
    これは読みたくなる~ 内容の豊富さの割にリーダビリティが高そうな予感が書評から得られる。
  • 角川文庫の太宰治の表紙が味写すぎる件について – イノミス

    昨日、森見登美彦『新釈 走れメロス 他四篇』の感想を書いたわけですが、太宰治の文庫にリンクをはろうと思ってどうしても気になったのがこれ。角川文庫の「走れメロス」 なんでこれが「走れメロス」なのだ。犬じゃないか。これがメロスか。でも紐でつながれてるからセリヌンティウスのほうか。 他の文庫はちゃんとしている。新潮文庫はこれ。 いかにも「文学です!」って感じ。 他の太宰作品も見てみると、どうも角川文庫の太宰治だけおかしな感じなのである。先日感想をかいた天久聖一『味写入門』を彷彿とさせる味写ぶりなのだ。 せっかくなのでいろいろ並べてみます。 「女生徒」 まぁ、まだわかる範囲。 「斜陽」 子供笑ってるけど、ここどこだろう。すごい真っ暗。 「晩年」 めっちゃ子供だけど晩年。なんかビール瓶もってる。体は子供、頭脳は晩年なのか。 「愛と苦悩の手紙」 あー、苦悩してる。してるけど、手にしているのは「グリコ

    角川文庫の太宰治の表紙が味写すぎる件について – イノミス
    tataki
    tataki 2012/05/28
    すげえええ 超前衛だw
  • [書評]意識は傍観者である: 脳の知られざる営み(デイヴィッド・イーグルマン): 極東ブログ

    デカルトの「我思う故に我あり」は通常、「思考している自分は存在している」と理解される。「自分という意識は確実に存在している」というわけである。当たり前ではないかと思うかもしれない。残念でした。「自分という意識」は脳機能の処理結果であって、それ自体で存在しているわけではない。あなたには自由意志なんてない。あなたの意識や自由意志は脳のプロセスの、ただの傍観者なのである。 冗談のようだがこの話は脳科学を学んだ人には常識の部類である。なにかをしようと意識するよりも身体のほうが先に動くことは実験科学的にわかっているからだ。座っていて「ちょっと立ち上がろうかな」という自由な意識は、実際には立ち上がろうとする身体の神経反応の後から生じている。生理学者ベンジャミン・リベット(Benjamin Libet)が1980年代に明らかにした(参照)。身体運動についての自由意識と思われているものは、身体意識の承認の

    tataki
    tataki 2012/04/23
    読みたい本用メモ
  •  御厨貴編『「政治主導」の教訓』 - 西東京日記 IN はてな

    帯には「なぜこんなことになったのか?」と大きな文字。 これは民主党政権に対して誰しもが思うことでしょう。 総理大臣になるはずの党首が鳩山由紀夫、小沢一郎があれこれ付け足したせいで実現性に疑問符のついたマニフェスト、永田議員の偽メール問題などに見られる脇の甘さ…、民主党政権に対する不安というのは政権を獲る前からいろいろとありました。 しかし、ここまでグダグダになるとは思いませんでした。 そんな「なぜこんなことになったのか?」という疑問に、御厨貴の教えを受けた若手の政治学者などが集まった「政権交代研究会」のメンバーが答えた。 論文集なのでそれぞれの興味深いものとそうでないものがありますが、上記の疑問にある程度答えてくれる面白い一冊になっていると思います。 ちなみに御厨貴は編者となっていますが、序文を寄せているだけです。 目次は以下の通り。 第I部 政治構造の変容 第1章 民主党政権と世論――

     御厨貴編『「政治主導」の教訓』 - 西東京日記 IN はてな
    tataki
    tataki 2012/04/20
    読むべき本用メモ
  •  チャイナ・ミエヴィル『都市と都市』 - 西東京日記 IN はてな

    ヒューゴー賞、ローカス賞、クラーク賞、英国SF協会賞、世界幻想文学大賞などSF、ファンタジーの主要な各賞を総なめにした話題作。帯には「カズオ・イシグロ絶賛!」の文字も見えます。 しかし、謎の女性の死体の発見から始まるこの小説はほとんどミステリといってもいいもので、語り手も一人称のハードボイルドっぽい感じですし、序盤のストーリー展開や各キャラクターの造形などもミステリによく見られる感じです。 ですから、舞台となる都市の奇妙で複雑な設定さえすんなりと頭に入れば、間違いなくミステリファンにも楽しめる小説です。 ところが、この都市の設定というのがとんでもないほどアクロバティックなもの。 舞台となるのはベジェルとウル・コーマという2つの都市。そしてこの都市は物理的空間を共有する「二重都市」と言えるような存在です。 一つの都市が2つに分断されている例としては、冷戦時の西ベルリンと東ベルリンがあります。

     チャイナ・ミエヴィル『都市と都市』 - 西東京日記 IN はてな
    tataki
    tataki 2012/01/10
    読みたい本用メモ
  • 脳科学は「愛と性の正体」をここまで解いた---人を愛するとき、脳内では何が起きているのか? - 情報考学 Passion For The Future

    ・脳科学は「愛と性の正体」をここまで解いた---人を愛するとき、脳内では何が起きているのか? 男性は美人にみつめられると脳内の報酬系システムが活性化することが実験で証明されている。はりきって、気前良くなる。逆に交渉に弱くなったり、行動に変化が出ることもあるそうだ。美人というのは社会的資源のひとつと考えて、戦略的に活用すべきものなのかもしれない。社会的合意がとりにくそうな話であるが...。 このは、人間の愛と性が「オキシトシン」などの脳内物質を分泌させて、その思考や行動にどのような影響を与えているかを、一般向けにわかりやすく説明したである。社会的動物として進化してきた人間は、もともと生物学的に個体同士が絆を深める機構が折り込まれている。ロマンティックに愛が深まる背景には脳内物質の作用があるのだ。 人間は特に視覚によって愛や性のシステムが活発に動き出すというのが面白い。視覚優位のメディアの

    tataki
    tataki 2011/10/23
    読みたい本用メモ
  • 物語とは何か? 日本人とは何か? 内田樹と高橋源一郎が語る「この国のかたち」

    インターネット上で募集したショートストーリーをまとめた『嘘みたいな当の話』(イースト・プレス)が話題を呼んでいる。「戻ってくるはずがないのに、戻ってきたものの話」「犬との話」「あとからぞっとした話」などさまざまなジャンルごとに応募された1,000文字以内の掌編作品が詰め込まれた書。アメリカ人作家・ポール・オースターがラジオで作品を募集して大成功を収めた『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』の日版だ。 書に収められた149にも及ぶ作品は、そのどれもが、誰もが人生で一度は経験があるような、ちょっと感動させられる話や、ひやっとした気持ちにさせるもの、くすっと笑わされてしまうものなど、日常の些細な出来事を追った物語ばかり。しかし、一般的な読者投稿よりもレベルが一段上なのは、選者である内田樹と高橋源一郎による功績が大きいのだろう。 そして、「ナショナル・ストーリー・プロジェクト(以下、

    物語とは何か? 日本人とは何か? 内田樹と高橋源一郎が語る「この国のかたち」
    tataki
    tataki 2011/08/04
    短い記事のなかにぎゅっとエキスが濃縮されてるなあ。日本版ナショナル・ストーリーズ読みたい。