[書評]意識は傍観者である: 脳の知られざる営み（デイヴィッド・イーグルマン）: 極東ブログ

デカルトの「我思う故に我あり」は通常、「思考している自分は存在している」と理解される。「自分という意識は確実に存在している」というわけである。当たり前ではないかと思うかもしれない。残念でした。「自分という意識」は脳機能の処理結果であって、それ自体で存在しているわけではない。あなたには自由意志なんてない。あなたの意識や自由意志は脳のプロセスの、ただの傍観者なのである。 冗談のようだがこの話は脳科学を学んだ人には常識の部類である。なにかをしようと意識するよりも身体のほうが先に動くことは実験科学的にわかっているからだ。座っていて「ちょっと立ち上がろうかな」という自由な意識は、実際には立ち上がろうとする身体の神経反応の後から生じている。生理学者ベンジャミン・リベット(Benjamin Libet)が1980年代に明らかにした（参照）。身体運動についての自由意識と思われているものは、身体意識の承認の

[fromdusktildawn]

行動が行われた後に意識がそれを知覚するとしても、その行動が行われる前に長い時間を掛けて意識が積み重ねてきた思索がその行動に大きく影響を与えている気がしてる。その意味で行動は自由意思が降り積もった結果。

[hihi01]

「私」なんて社内でないがしろにされている社長くらいの存在。普通はいてもいなくてもいいけど、会社が罰せられるときは、まっさきに責任をとらされる。　http://d.hatena.ne.jp/hihi01/20091025/1256453263

[jt_noSke]

私は私の脳が自ら紡ぎ出すダジャレをただただ傍観するより他にない

[ks1234_1234]

これ、書評のただのつかみなんだが、氏の「通常～理解される」の内容から「ゆえに」が落ちてて変だし、そもそも「我思うゆえに我あり」は「よって神は存在する」の枕詞だったりする。

[jankoto]

建前として「自由意志」は維持しないと社会の底が抜けてヤバイ、みたいな議論もあったが（『責任という虚構』http://amzn.to/cOjtl1）その辺の問題はクリアしてるのかな？読んでみよう

[Midas]

↓世界を外部から見る神の様な存在が仮にいないとする(所謂近代以降)とここで議論されてるレベルの「自由意志あるなし」は問題にすらなりえない(外部からでなければ判断不可能)から。ブログ主がバカなだけid:Shin-JPN

[r-west]

意思はなくても主観的な感覚はあるよね、と思ってた頃にクオリアとか言い出したモジャモジャに期待したんだがなあ

[Southend]

恋と名前の関連性の話を読んで、自分の経験に照らし合わせてみたらびっくりした。偶然と思いたいけどどうなんだろう。

[hard_boiled06]

冗談のようだがこの話は脳科学を学んだ人には常識の部類である。なにかをしようと意識するよりも身体のほうが先に動くことは実験科学的にわかっているからだ。座っていて「ちょっと立ち上がろうかな」という自由な意

[Nahoo]

何らかの決意をしても絶対にそれを実現できない。ただ、環境を変えることで自然と行動するよう仕向けると見事に実現できる。自由意志というのは本当に傍観者というか、黒子みたいなかんじ

[echibaka]

意識は傍観者である: 脳の知られざる営み（デイヴィッド・イー... - http://doujinlist.info/saimin

[KaeruHeika]

自由意志などない。複雑な生体的Input/Outputがあるのみ。だから環境や制度が重要。しかし、それらを科学に即して改善するには、道徳・善悪観という壁を、人々が超越する必要がある。高度な科学教育で。

[takunama]

ニーチェが、自由意志とともに不自由意志を否定せよ、みたいなことを言ってたのを思い出したり。(犯罪に限らず) "責任" は、究極的には自由／不自由と独立したものに。

[sakstyle]

科学と司法の関係についての章が気になる

[nanakoso]

自由意思は脳の出力する「処理結果」であり傍観者である。そのとき刑法はどうあるべきか

[tohima]

おもしろそう！

[nebokegao]

「自由意志というのは存在しないというのは、ほぼ脳科学の定説／身体運動についての自由意識と思われているものは、身体意識の承認のような意味しかない」

[takahiro_kihara]

図書館に入ると良いなぁ。

[mori99]

なんかトンデモ本っぽい、と私の意識は判断した。米国でベストセラーとか著者の地位とかが内容の信頼性を担保するわけでもないしなあ

[neco22b]

読んでないけど、ぱっと見、水銀ニートの話か？

[hemocoro]

>秘密というのは案外、自由意志という虚構の核なのではないか。

[Shin-JPN]

「自由意志などない」ということが定説化してからかなり時間がたったと思うのだが、この知見が社会にあまりインパクトを与えていない/それどころか常識化していないのは何故だろうか。衝撃が強すぎて信じたくない？

[mamezou36]

あとで読む。。

[zirou1984]

面白そう。デネットの多元草稿モデルはどのように位置づけられてるんだろう。

[o_mega]

面白そう

[tan_po_po]

面白そうな本の紹介。とりあえずキープ。

[ilya]

2012.04.22

[blmk313]

面白そう

[lncln]

「意識が高い」とは「傍観者レベルが高い」ということになるよね。

[matsunaga]

「「自分という意識」は脳機能の処理結果であって、それ自体で存在しているわけではない」が実は「唯物論的仮定」でしかないということは案外理解されていない。

[peketamin]

随意運動の後に捕まえた信号がS波で、実はそれをP波と誤認識してる可能性に500ペリカ。手を動かした後で知覚が遅れてくるのは中学生でも知ってる。

[u_eichi]

人間の「自由意志」って、つまり因果やストーリーの解釈の末の選択だったりするわけで、異なる二者の“本心”と“本心”間の調整を行って「社会」を維持するために生まれたヒトの本能なのかもしれない。

[uzusayuu]

ひょっとして、物心が付くって、意識が芽生えるってことなのかな？

[blueboy]

ここに書いてあることはもちろん虚偽なのだが、世の中の科学者がいかに「自由意思」というものを誤解しているかが、わかりやすく示されている。脳科学を正しく理解している人は少ない。

[sotokichi]

我々の意思は脳のプロセスの結果であってその結果にノーと言えないのか…？

[taro-r]

そう，自由意思がないという前提に立つと悪意の有無などなんの意味もない。再犯するかどうかを第一に刑罰を科すのもありかと思うんだけど。その場合は刑罰とは言わないか…。