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ナタリーと*あとでまじめに読むに関するtatatayouのブックマーク (25)

  • 星野源 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

    星野源の2ndソロアルバム「エピソード」が完成。ナタリーでは彼の魅力を徹底的に探るべく、2時間を超えるロングインタビューを行った。 インタビューは2部構成で、前半は星野源単独インタビュー。そして後半は、星野の提案により実現したヒャダインこと前山田健一との対談だ。遠く離れた存在だと思われがちな2人の、意外な共通点とは……? 取材・文 / 臼杵成晃 撮影 / 中西求 「ばかのうた」ではどん底に暗い自分を出してみよう、と ──ソロ活動が格化し始めた最初の頃は、どこか申し訳なさそうな感じというか、遠慮がちに活動していたようにも見えていたのですが、前作(1stフルアルバム「ばかのうた」)がリリースされたあとのツアーでは、ソロアーティストとして堂々としたパフォーマンスに変化したな、と感じました。メジャーからソロ作を発表することで、なにかしらの変化があったのでしょうか。 最初の頃はとにかくおびえてたん

  • サカナクション - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

    ニューアルバムのタイトルは「DocumentaLy」。時代の空気を、声を、色を、ダイナミックに体現できる立ち位置にいるロックバンドとして、サカナクションは、自分たちが音楽に向かう生き様を徹底的に浮き彫りにする=ドキュメントすることを選んだ。必然的にフロントマン・山口一郎(Vo, G)のソングライティングは格段に生々しいものになり、気高い戦略性に裏打ちされたサウンドは、よりディープなものになっている。 作から浮かび上がる独自かつ深淵なポピュラリティとはつまり、この時代を生きる人々の息づかいに等しい。山口一郎にその信念を聞いた。 取材・文 / 三宅正一 ──今作は、ギリギリまで制作してましたね。 まだ完成して1週間経ってないですからね(※取材は9月上旬に実施)。だから正直に言うと、まだどんなアルバムなのか自分でも把握できていなくて。でも、ドキュメンタリーというひとつのテーマを掲げて制作に臨ん

    サカナクション - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
  • モテキ (6/7) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

    ──今回「モテキ」はナタリー編集部を舞台にしているわけですが、まずはその経緯から伺っていいですか? あれはもともと久保(ミツロウ)さんから出てきたアイデアで、「ナタリーだったら幸世でもやっていけるんじゃねえ?」ってことですよね。 ──あはは(笑)。 映画はドラマの1年後の話だから、久保さんの中で「幸世を就職させたい」って気持ちがあったみたいで。どんなところで働いてるかって考えたときに、サブカル的な趣味を生かして働くとしたらライターかなって。で、俺もそれを聞いたときに腑に落ちたのが、去年ナタリー編集部に行ったときに感じた空気感っていうか。「確かにあそこだったら幸世でも働けるな」って思って(笑)。 ──確かにそうかもしれないです。 ナタリーは、原作やドラマのときからずっと「モテキ」を応援してくれてたわけじゃない? そのときに周りにいた人たちはみんな共犯だよ、っていう気持ちもあるんですよね、俺の

  • モテキ - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

    この秋最大の話題を集める映画「モテキ」がついに劇場公開! マンガ家・久保ミツロウが書き下ろした原作は、ドラマ版の約1年後を舞台にした完全オリジナルストーリー。主人公・藤幸世は、この映画でなんとナタリー編集部に就職し、新たな恋や仕事に翻弄されることになる。 そして映画「モテキ」では音楽面もさらにパワーアップ。関連CDとして映画サントラ、MIX CD、カバーコンピの3枚がリリースされ、それぞれに「モテキ」の魅力を伝えてくれる。中でも「モテキ的音楽のススメ COVERS FOR MTK LOVERS盤」と題されたカバーコンピは「モテキ」とナタリーのタッグで制作された新録アルバム。この特集企画では参加アーティストから届いたコメントを独占紹介する。 さらに今回ナタリーでは、主人公・藤幸世を演じる森山未來、ヒロインみゆき役の長澤まさみ、監督・脚の大根仁、原作の久保ミツロウの4人にインタビューを行

  • フジファブリック - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

    ナタリー PowerPush - フジファブリック キーパーソン3組とメンバー3人が語る アルバム「STAR」完成への道のり 2010年7月の自主イベント「フジフジ富士Q」とアルバム「MUSIC」のリリースを経て、バンド活動の続行を決めたフジファブリック。前作が、志村正彦(Vo, G)の遺したボーカル音源やデモをもとに作り上げたアルバムだっただけに、ボーカリスト兼ソングライター不在の中でのニューアルバム制作は、残された3人のメンバーにとって相当困難な作業だったはずだ。しかし、その先で光る何かを見たからこそ、彼らは今ここに、勇気ある大きな一歩を記すことができた。 「STAR」と題されたフジファブリックのニューアルバムは、そんな彼らが逆境の中、音楽に見た希望の輝きそのものだ。ギターの山内総一郎がボーカルを担当し、キーボードの金澤ダイスケ、ベースの加藤慎一を交えた3人体制で作詞作曲とアレンジに取

  • 楳図かずお×志磨遼平(毛皮のマリーズ) - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

    実に36年ぶりとなるニューアルバム「闇のアルバム2」を発表したばかりのマンガ家・楳図かずお、そして「毛皮のマリーズのハロー!ロンドン(仮)」のリリースを控えた志磨遼平による貴重な対談がついに実現! 幼少の頃から楳図マンガに浸り、影響を受けてきた志磨が「楳図先生にどうしても会いたい!」と熱望したことで実現したこの対談(場所はもちろん、東京・吉祥寺の楳図ハウス!)。ロックンロールとボーダーTシャツの関係から日人の美意識についてまで、とんでもなく幅広く、ブッ飛んだ内容となった。日が誇る2人の天才によるトークセッションをたっぷりと楽しんでほしい。 取材・文 / 森朋之 撮影 / 平沼久奈 150年目指してがんばります(志磨) 志磨 はじめまして。毛皮のマリーズの志磨と申します。うわー、楳図先生! すごい!! 楳図 (笑)。こんにちはー。あ、「スーパー☆ポリス」のTシャツ着てくれてるんですね。背

  • 神聖かまってちゃん - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

    神聖かまってちゃんが4thアルバム「8月32日へ」をリリースした。ナタリーではメジャーデビューから8カ月を経たの子(Vo, G)に単独インタビューを実施。現在考えていることやバンドの将来像などについて、奔放に語ってもらった。 取材・文 / 大山卓也 撮影 / 平沼久奈 一番興味があるのはやっぱりインターネット ──「つまんね」「みんな死ね」の2枚のアルバムでメジャーデビューしてから8カ月が経ちました。 8カ月、早いですね。いろんなことがありましたけどね。 ──かまってちゃんの登場は、ひとつの“事件”だったと思うんですよ。 事件って? ──配信をやることも、ライブパフォーマンスや楽曲の世界観に関しても、かまってちゃんみたいなバンドはそれ以前にはいなかったですから。 事件かどうかはわからないですけど、2010年に出てこれたっていうタイミングは良かったですね。ただ、僕がインターネットを使って出て

  • YUKI - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

    シングル曲「2人のストーリー」「ひみつ」「Hello!」を含む全13曲を収録した6thアルバム「megaphonic」。前作「うれしくって抱きあうよ」は、柔らかな感触を持つ作品だったが、約1年半ぶりにリリースする今作は、YUKIの今の思いが刻まれた、明るくて、力強い作品になった。 取材・文 / 松浦靖恵 いろいろなことに挑戦できたのは去年の自分がいたから ──昨年は、前作「うれしくって抱きあうよ」発表後に、オーチャードホールでのライブや久しぶりの大規模な全国ツアーを行うなど、アクティブに動いた1年でした。去年の活動は、新しいアルバム「megaphonic」に何か影響を与えていますか? 「うれしくって抱きあうよ」は、新しい私の音を作りたいと思って作った作品でしたし、ライブでその音を立体的に表現するには、ホーンやストリングスを取り入れた編成の新しいバンドが必要だったんです。打ち込みの音を生の音

  • 宇宙人 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

    宇宙人というバンドが面白い。高知出身の4人組で、メンバーはしのさきあさこ(Vo)、こまつけんた(G)、にいやひでひろ(B)、わだまこと(Dr)。シュールなポップ感を軸に、アバンギャルドな変拍子やジャジーなアレンジも取り入れたサウンドを聴かせ、その上で舞う無邪気さいっぱいのリリックも含め、つかみどころのなさが逆に魅力となっている。 神聖かまってちゃんを世に送り出したパーフェクトミュージックからの先行シングル「アメーバダンス / あこがれのネクタイ」に続き、ミドリやあふりらんぽを輩出した関西の老舗インディーズレーベル、GYUUNE CASSETTEより初のアルバム「お部屋でミステリーサークル」が8月31日にリリースされる。もしかしたら現時点では宇宙人という名称のキワモノ感が先行してしまっているかもしれない。だが、実際に音を聴いてもらえればわかるはず。彼らはそのバンド名に決して遅れを取らない、

    宇宙人 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
  • SEKAI NO OWARI - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

    DJとピアノを擁する一方、ドラムとベースは不在、リズムトラックはすべてプログラミングで鳴らすという変則フォーピース編成。スタジオ兼ライブハウス「club EARTH」を自らの拠地する独自の活動スタイル。そして、高純度のポップスとともに、生命やこの世界の矛盾といったヘビーなテーマを秘めた歌詞を歌い上げる唯一無二の音楽世界。SEKAI NO OWARIは、どこを取っても「バンド」という従来のフォーマットには当てはまらない特殊性を持っている。 全国発売の音源としては、アルバム「EARTH」(2010年4月)、ダブルリードシングル「天使と悪魔 / ファンタジー」(2010年11月)、そして8月17日リリースのトリプルリードシングル「INORI」のみ。そんな状況ながら、鮮烈な世界観を持つ楽曲を通して、各地のロックフェスをはじめライブシーンで熱烈な支持を集め、来る11月22日にはついに日武道館ワン

  • AZUMA HITOMI - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

    AZUMA HITOMIの2ndシングル「きらきら」は、その名のとおりキラキラした電子音の粒が降り注ぐポップチューン。リスナーの手をそっと握り異空間へと連れ出してくれるかのような、ファンタジックな世界観が描かれている。 彼女はビジュアルイメージをマンガ家・西島大介が描いたキャラクターで統一しており、その姿を見ることができるのはライブ会場のみ。メジャーデビュー曲「ハリネズミ」が山寛監督 / 東浩紀原案のアニメ「フラクタル」のオープニングテーマに起用され、多くの人々にその存在が認知されたが、まだまだ知られざる部分が多いアーティストだ。 そんな彼女についてより深く知るべく、今回のナタリーPower Pushでは前半でAZUMA HITOMI人への単独インタビューを実施。後半はシングル「きらきら」に「DJ JIMIHENDRIXXX」名義でリミックスを提供した渋谷慶一郎との対談を掲載する。 取

  • ナタリー - [Super Power Push] 菊地成孔,山下達郎を語る

    山下達郎が待望のニューアルバム「Ray Of Hope」を8月10日にリリースする。 この作品は、山下達郎にとって約6年ぶり通算13作目となるオリジナルアルバム。「希望という名の光」「僕らの夏の夢」「ずっと一緒さ」を始めとするヒットシングルを多数収録し、デビュー36周年を迎えるにふさわしい充実の内容に仕上げられている。 さらに初回限定盤には、ファン垂涎のボーナスディスク「JOY 1.5」を封入。1989年発表のライブアルバム「JOY」と、発売への期待が高まる続編「JOY-2」の間をつなぐこの作品には、1985年から1994年までの秘蔵ライブテイク7曲が収められる。 ナタリーではさまざまな特集企画を用意し、このアルバムの魅力を伝えていく。今後の更新をお楽しみに。 収録曲 希望という名の光 (Prelude) NEVER GROW OLD ※2010年三ツ矢サイダーオールゼロCMソング 希望と

  • LAMA - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

    「中村弘二(Vo, G)、フルカワミキ(Vo, B)、田渕ひさ子(G, Cho)、牛尾憲輔(Programming)の4人がバンドを結成する」というニュースが音楽ファンに届けられたのは今年2月のこと。LAMAと名付けられたそのバンドは、音源をリリースする前に東京・WWWにてお披露目ライブを実施し、ライブストリーミングチャンネル・DOMMUNEを介して約8万人がその模様を視聴。注目度の高さを伺わせた。 そしてこのたび、LAMAが満を持して1stシングル「Spell」を発表する。フジテレビ・ノイタミナ枠で放送中のアニメ「NO.6」のオープニングテーマに起用されたタイトル曲は、フルカワミキのキュートなボーカルが耳に残るポップなナンバー。カップリングの「one day」やタイトル曲のリミックスもそれぞれ興味深い楽曲に仕上がっている。 ナタリーではLAMAの記念すべき初音源にあわせ、バンドメンバーに

  • 岡村靖幸 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

    岡村靖幸が出演する特別番組「岡村靖幸のおしゃべりエチケット ライナーノーツに憧れて」がこの夏、スペースシャワーTVでオンエアされた。これは岡村靖幸と、音楽評論家の小倉エージによる対話を中心としたインタビュー番組。あるときは小学校の教室で、あるときは中華料理べながら、ざっくばらんに語られたその内容は大きな話題を呼んだ。 ナタリーPower Pushでは放送から3カ月が経ち、すでに伝説化しているこの番組を改めてピックアップ。番組収録現場に密着していたナタリーだけの再構成版としてお届けする。番組では時間の都合でオンエアされなかった部分も含めた特別編をぜひ楽しんでもらいたい。 なお、このたび岡村靖幸がEPICレーベルから発表したアルバム6作品が、2012年2月に再発されることが決定。これに伴い、アルバムライナーノーツ原稿の募集企画がスタートした。応募要項を原稿募集特設ページで確認の上、ふるって

    岡村靖幸 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
  • ももいろクローバーZ - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

    ナタリー PowerPush - ももいろクローバーZ ももクロちゃぶ台トークだZ!! 「バトル アンド ロマンス」全曲解説 ももいろクローバーZが初のフルアルバム「バトル アンド ロマンス」を完成させた。4月10日にメンバー早見あかりが脱退して以来、“Z”への改名、7日間連続の異業種バトル「試練の七番勝負」、1日複数公演で体力・精神力の限界に挑戦したZeppツアーなど怒濤の急展開が続く彼女たち。アルバムは、アイドルの常識をくつがえす勢いで道なき道を突き進んできたももクロの“らしさ”が詰まった1枚に仕上がっている。 今回の特集では、メンバー5人がちゃぶ台を囲み、大好きなおやつをつまみながらアルバム「バトル アンド ロマンス」の全13曲を解説。同時に試聴音源も独占公開しているので、あわせてチェックしてほしい。さらに後半には、アルバム制作に大きく携わった佐藤守道(スターダスト音楽出版 / 元H

    ももいろクローバーZ - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
  • Salyu - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

    Salyuがニューシングル「青空 / magic」を7月13日にリリースした。salyu×salyuという新プロジェクトのあとに発表する作品として注目を集めていたが、完成したシングルは良質なポップスナンバーが楽しめるものとなった。収録曲のうち「青空」はMr.Childrenの桜井和寿が提供。もう1曲の「magic」は、プロデューサーの小林武史による楽曲だ。 今作で、ポップスボーカリストとしての自分に向き合い、新しい表現に取り組んだと語るSalyu。それはどんな挑戦で、彼女はどこを目指したのか。このインタビューから、Salyuの表現者としての真摯な姿勢を感じ取ってほしい。 取材・文/小野島大 ギタリストのメロディとピアニストのメロディの違い ──今回のシングル、反響はいかがですか。 意外だったっていう感想を聞きますね。すごくストレートな楽曲だったっていうことと、あと「新しいですね」っていう意

  • ねごと - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

    ねごとの初めてのフルアルバム「ex Negoto」が登場する。この作品は、バンドのチャーミングな要素があらゆる形で表現された良作だ。ポップに突き抜ける楽曲もあれば、サイケデリックな広がりを見せる瞬間も、ひらめきにあふれたアレンジも、デリケートな心情を描いた歌もある。いずれも定型に捉われることのない4人の発想力が導き出したものに間違いない。彼女たちの精神は、当に自由奔放なのである。 そして去年の初音源リリース以来、大学に通いながらスタジオに詰めたりライブを行うなどをしてきたこのバンドにとって、アルバム1枚を作り上げること自体も結構なハードスケジュールでのことだったはずだ。しかしそんな制作過程すらもなごやかに、気取らず、明るい雰囲気で話してくれた今回のインタビュー。やり取りのはしばしから、ねごとの4人の魅力を改めて感じてほしい。 取材・文/青木優 ほんとの意味でねごとを知ってもらえるアルバム

  • THEラブ人間 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

    恋愛至上主義」を掲げ、日々の生活や恋愛模様を赤裸々な歌詞とともに表現している5人組ロックバンド、THEラブ人間。アルファベットとカタカナと漢字の組み合わせによる風変わりなバンド名とは裏腹に、直球勝負の情熱的なパフォーマンスでライブハウスシーンを中心に動員を増やしている。 5月には待望の1stシングル「砂男・東京」をリリースするとともに、全国ツアー「邂逅(かいこう)2011 春」を始動。7月にはツアーファイナルとして初のワンマンライブを渋谷CLUB QUATTROで開催する。8月のメジャーデビューを控え勢いに乗るTHEラブ人間の核に迫るべく、全曲の作詞作曲を手がける金田康平(Vo)に単独取材を行った。 取材・文/遠藤敏文 インタビュー撮影/中西求 ──覚えている限りで最初の音楽体験はなんですか? 小学校4年生のときに兄貴がCD買ってもらってたの見て、自分も欲しいなと思って買ってもらったのが

  • salyu×salyu - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

    ナタリー PowerPush - salyu×salyu SalyuとCorneliusの新プロジェクト テーマは「クロッシングハーモニー」 CorneliusがプロデュースしたSalyu。密かに水面下で進行していたこのプロジェクトの話を、ほかならぬ小山田圭吾人から聞いたのは、昨年の夏ぐらいだったろうか。そのときから指折り数えて待っていたアルバムが、ついに完成した。Salyuの新プロジェクト「salyu×salyu」名義でリリースされるアルバム「s(o)un(d)beams」は、凄絶としか言いようがない大傑作である。これぞCorneliusという緻密にして奇想天外、凝りに凝った研ぎ澄まされたサウンドプロダクションと、Salyuの魔術的なボーカリゼイションが一歩も譲らず対峙する。全編にピンと張り詰めた緊張感が漂い、しかも豊穣にして情感あふれるポップスとして、見事に完成されているのだ。実験的

    salyu×salyu - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
  • 砂原良徳 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

    ついに砂原良徳のアルバム、「liminal」が完成した。 暗闇にアルファベットのみが光るアートワーク同様、全8曲、すべてのインストゥルメンタルに顔はなく、ましてや感情も見当たらない。 こうした作品を前にしたとき、人は「聴くたびに発見がある」という慣用句を使いがちだが、この作品は、そのさらにひとつ上のフェーズ、「聴くたびに、自分を発見するような作品」になっている。 例えば災害時、いつもは埃をかぶったラジオのニュースに耳を澄ますとき、そこからの音に対し、鋭敏になりすぎた耳=自分を見つけてしまうように、ここではひとつひとつの音が、無言ならではの吸引力を放っているのだ。 作者の表情はもちろん、体温すらも感じられない無風空間に、リスナーの表情や体温をありありと輪郭づける、「機械による、人間のための音楽」。 インタビューは、マグニチュード9.0、東北地方太平洋沖地震の翌日に行われた。 取材・文/江森丈

    砂原良徳 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー