太平洋のマリアナ海溝の水深約1万900メートルに生息するエビの体内から、おがくずや紙などを高効率で分解する酵素を発見したと、海洋研究開発機構のチームが16日付の米オンライン科学誌プロスワンに発表した。この酵素を利用すれば、枯れ木や古紙などから、次世代燃料に期待されるバイオエタノールの原料を生産できる可能性があるという。チームは2009年、同海溝の世界最深部に多数生息する「カイコウオオソコエビ
![深海エビから新酵素発見 バイオ燃料新原料に期待 - 日本経済新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b5acf4aa77833b10e5521f27dd0606fbe19432fc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Farticle-image-ix.nikkei.com%2Fhttps%253A%252F%252Fimgix-proxy.n8s.jp%252FDSXBZO4504931016082012I00001-6.jpg%3Fixlib%3Djs-3.8.0%26auto%3Dformat%252Ccompress%26fit%3Dcrop%26bg%3DFFFFFF%26w%3D1200%26h%3D630%26s%3D0f102a9a62e873e21e89ddedd878699a)
関連トピックスYoutube探査機キュリオシティの着陸イメージ。エンジンを逆噴射させた後、最後は空中でぶらさげて着地させる=NASA提供 昨年11月に打ち上げられた米航空宇宙局(NASA)の探査機キュリオシティが火星に到着、8月6日に着陸する。重さ1トン近い機体を安全に着地させるには時速2万1千キロの速度を、大気圏突入後の7分間でほぼゼロまで減速させる必要がある。NASAでは「過去の惑星探査で最も困難な着陸」と話す。 火星の大気は地球の100倍以上薄く、パラシュートだけでは十分な減速効果が得られない。2004年に着陸した探査機オポチューニティでは、周囲に取り付けたエアバッグで衝撃を吸収したが、5倍以上重いキュリオシティでは使えない。 そこで、機体を空中でつり下げて降ろす「クレーン方式」を採用。エンジンの逆噴射で減速させた後、地上20メートルの地点からは探査機をぶらさげて着地させる。着
セルビアのノビサド(Novi Sad)で開催された音楽祭「EXIT」で熱狂する来場者(2011年7月8日撮影)。(c)AFP/ANDREJ ISAKOVIC 【7月28日 AFP】「最近の音楽はうるさくて、オリジナル性がない」と愚痴をこぼす親世代は、あながち間違ってはいないかもしれない。 英科学誌ネイチャー(Nature)系列のオンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」に26日付で掲載された研究では、1955年から2010年までに世界中で作られたロック、ポップ、ヒップホップ、メタル、エレクトロニックなどさまざまなジャンルの音楽から選んだ50万近くの曲をコンピューターで分析した。その結果、音量レベルが常に上がり続けている一方で、コード進行やメロディーの多様性は過去50年間で一貫して減少を続けていたという。 論文を執筆したスペイン科学研究高等会議
アトピー性皮膚炎の症状を慢性化させる原因物質とメカニズムを解明したと、佐賀大学などの研究グループが発表しました。 新たな治療薬の開発につながると期待されています。 これは佐賀大学医学部の出原賢治教授などの研究グループが発表しました。 アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴ったアレルギー性の皮膚疾患で、アレルギーの基になるダニや花粉などに接触しないようにしても、炎症が慢性的に続くことが知られています。 研究グループは、アレルギー物質による刺激とは別に、体内で炎症が継続するメカニズムがあると考えて研究を進めていました。 その結果、アレルギー物質が体内に入ったときに作られる「ペリオスチン」というタンパク質が別のタンパク質と結合した際に炎症を引き起こす物質ができるため、炎症が慢性的に続くことが分かりました。 マウスを使った実験で2つのタンパク質の結合を阻害する抗体を投与したところ、アトピー性皮膚炎が起きな
21日の朝、各地で観測される「金環日食」。 東京で、前回観測されたのは江戸時代、実に173年前の1839年です。 現代のような計算機もコンピューターもないなかで、幕府の役人が、当時あった観測機器を駆使して観測に挑んでいました。 前回、173年前の金環日食の記録が、東京・三鷹の国立天文台に残されていました。 江戸幕府の天文方が作った「霊憲候簿」という古文書の中にそのとき観測した「金環日食」の様子が描かれています。 金環日食が終わるまでの太陽の高さや欠けた割合などが詳しく記されています。 ではどうやって観測したのか。 別の文書には当時使った観測機器の記録が残っています。 1つは「測食定分儀」という機器。のぞき窓にある目盛りを使い、重なり合う太陽と月の大きさの違いを正確に測ることができたといいます。 それ以外にもまぶしい太陽の光を弱めるためのいわゆる、フィルターの役目を果たす、「避眩鏡」という特
知床財団は29日、同財団と北海道大の共同調査で発見した魚が、新種として国立科学博物館の学術誌に掲載されたと発表した。 新種魚は「タマコンニャクウオ(学名カレプロクタスラウスエンシス)」と名付けられた。 新種魚はクサウオ科で体長は5~16センチ。頭が大きいオタマジャクシ形の深海魚で、うろこがなく、ゼリー質の層に覆われている。体色はほぼオレンジ色で外側が黒という。 3月30日付の同博物館研究報告に掲載されたこの新種魚は、2007年9月、羅臼漁港沖の水深356メートルで、海洋深層水をくみ上げる施設の濾過フィルターに引っかかった。 魚の形に見覚えがなく、当時北大大学院生だった町敬介・富山県農林水産総合技術センター水産研究所員と、同財団の野別貴博研究員、矢部衛・北大教授が共同で研究を進め、新種と突き止めた。 野別研究員は「長い間、漁網をすり抜けて人の目に付かなかったのではないか。地域と大学をつなぐ研
3月に京都府で開かれた、高校生を対象にした全国最大規模の化学研究の発表会で、米子高専(鳥取県米子市)の学生が手がけた、卵の膜で太陽電池を長持ちさせる研究が最優秀賞に選ばれた。 昨年、「日本学生科学賞」(読売新聞社主催)の中央審査で入選2等となった内容を改良。試行錯誤の末に、より高い性能を出せる条件を見つけ、栄冠をつかんだ。すでに食品会社から開発協力の申し出も受けており、学生たちは実用化という夢に向け、期待に胸を膨らませている。 受賞したのは同校の「B&C研究同好会」のメンバー4人。日本農芸化学会が主催する「ジュニア農芸化学会」で、卵の膜を粉末状にして太陽電池の電極に載せることで、電池の持続力を高める成果を発表し、65点の応募作のうち、審査員から最も多くの票を集めた。 同会は、卵の膜で太陽電池が長持ちする性質を発見し、昨年2月から開発を続けてきた。昨夏には通常より30倍持続力のある電池の開発
思いは言葉に。 はてなブログは、あなたの思いや考えを残したり、 さまざまな人が綴った多様な価値観に触れたりできる場所です。
NASAは1月25日(現地時間)、地球の全景を捉えた写真を、写真共有サイト「Flickr」に投稿しました。美しい“ブルーマーブル”が、8000×8000ピクセルの“超高解像度”で見られます。 ▽ Most Amazing High Definition Image of Earth - Blue Marble … | Flickr ▽ http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2012012607 「Most Amazing High Definition Image of Earth - Blue Marble 2012」というタイトルで投稿された地球の写真は、NASAの地球観測衛星「スオミNPP」が1月4日に撮影しました。地球の表面を帯状に撮影し、集まった写真を合成して作成したそうです。ナショナル
東大など、数十年来の脳の謎を解明 - 脳回路が精密な配線であることを発見 マイナビニュース 1月20日(金)19時10分配信 科学技術振興機構(JST)と東京大学は1月20日、脳の神経回路が、回路を形成する神経細胞「ニューロン」(画像1)より小さく、「シナプス」の単位で正確に編まれることで機能を発揮することを明らかにしたと発表した。東京大学大学院薬学系研究科の池谷裕二准教授らの研究グループによる発見で、成果は米科学誌「Science」に米国東部時間1月20日に掲載された。 【拡大画像や他の画像】 脳はニューロンと呼ばれる神経細胞からなり、各々のニューロンが、少しずつ情報を処理している。その処理結果は、ニューロン間の特殊な結合であるシナプスを介して、次のニューロンに伝えられる(画像1)。 ニューロンには多くの樹状突起と呼ばれる枝分かれした線維があり、ここにあるシナプスは、樹状突起の先端
マグニチュード(M)7級の首都直下地震が今後4年以内に約70%の確率で発生するという試算を、東京大学地震研究所の研究チームがまとめた。 東日本大震災によって首都圏で地震活動が活発になっている状況を踏まえて算出した。首都直下を含む南関東の地震の発生確率を「30年以内に70%程度」としている政府の地震調査研究推進本部の評価に比べ、切迫性の高い予測だ。 昨年3月11日の東日本大震災をきっかけに、首都圏では地震活動が活発化。気象庁の観測によると12月までにM3~6の地震が平均で1日当たり1・48回発生しており、震災前の約5倍に上っている。 同研究所の平田直(なおし)教授らは、この地震活動に着目。マグニチュードが1上がるごとに、地震の発生頻度が10分の1になるという地震学の経験則を活用し、今後起こりうるM7の発生確率を計算した。
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