前々回のエントリからの続き。今回のお題は、なぜ着うたフルが成功したのか。ただ、着うたフルで成功しているのは、実質レコチョクなので、なぜレコチョクが成功したのか、というお話とも言える。簡潔にまとめると、着メロとか売れてもレコード会社儲からないから、レコード会社が儲かる仕組みになるように頑張ったよ、という感じになると思う、たぶん。 着うたフル以前 着うたフルの成功を考えるためには、ある程度時間を遡らないといけない。だいたい1990年代中頃の女子高生ブームと、ポケベルブーム辺りからの流れだろうか。ポケベルは直接音楽配信につながる話ではないが、若者文化にモバイル・コミュニケーション・デバイスが組み込まれていったという点で、重要なターニング・ポイントだった。ただの連絡用ツールではなく、日常のコミュニケーションツールになった。 1990年代後半になるとポケベルが衰退し、代わって携帯電話が若者文化のコア
「iモード」「おサイフケータイ」「iD」など数多くのサービスを生み出してきた元NTTドコモ執行役員、現・慶應義塾大学大学院政策メディア研究科 特別招聘教授の夏野剛氏。そんな夏野氏は、昨今ささやかれ始めた携帯電話事業者による定額制の廃止について、「ユーザー保護の観点から絶対にあり得ない」と語る。 携帯電話事業者が一度始めた定額制を廃止するというのは、ユーザーにとって絶対にありえない。消費者保護の観点からも考えられない。 スマートフォンが出てきて最も大きく変わったのは、通信業界の進化の主導権がシリコンバレーに移った点だ。iPhone以前は、通信業界の進化は通信事業者が主導していた。 例えば、ぼくがNTTドコモにいた時代、常に社内のネットワーク部隊から大容量のパケットが流れるサービスをやられては困るとクレームを受けながら、端末やサービスなどの商品開発を進めていた。例えばドコモで作った「ミュージッ
10月の決算発表会と、11/22に公開された日経ビジネスのインタビューでi-modeをこき下ろしまくった孫正義。 1度決算説明会の動画見てみて下さいよ。本当に酷いから。「iモードはインターネットじゃない」「天気予報見るのに情報料有料、解約忘れで稼いでる」など、事実に即さない本当に下品なこき下ろし方だから。 「解約忘れで稼いでる」は強制オプションやり放題なソフトバンクが言っちゃダメでしょ。 さすがにi-modeの産みの親、夏野さんブチ切れ。今や「ドワンゴ、ニコニコ動画の夏野」なのに、いちいち持ち出されて大変ですねぇ。 i-modeではなくドコモと言っていれば話のつじつまは合うんでしょうけど、どう見てもi-mode自体をこき下ろしてますのでねぇ・・・これが本音らしいですよ?
夏野さんと孫さんのツイッター喧嘩に端を発した「iモードの評価」について、池田さんが書いた記事をRTしてコメントをつけたら結構反応があったので、ちょっと解説しておく。 http://news.livedoor.com/article/detail/6054212/ iモードの価値評価については、世界のケータイ業界ではすっかり定まっていると思う。私の考えも、それ以上でも以下でもない。当時の携帯電話の技術水準や「音声オンリー」であった業界趨勢において、画期的なサービスであった。規模がモノをいう「コンテンツ・パブリッシングと課金を提供するプラットフォーム」を大手がブランケットとして提供し、その上で栄枯盛衰は激しいが小さい投資で作れるコンテンツ/アプリが百花繚乱するという「プラットフォーム+エコシステム」の考え方も画期的だった。2000年代初め頃は、このiモードの成功が携帯業界では世界的に注目され、
2011年11月23日10:18 カテゴリIT iモードの成功と失敗 夏野剛氏が、ツイッターで怒っている。インターネット業界からドコモに行き、さんざん苦労して世界でも例のないインターネット型携帯サービスを立ち上げたのに、尊敬する方から否定発言されると言うのは本当に悲しい。少なくとも2000年代前半にiPhoneは作れなかった。GoogleもAppleもさんざん日本を研究して作った。これは孫正義氏の次のコメントに対する反論だ。いわゆるiモードというのはインターネットじゃないんですよ。一般のインターネットがさくさくとブラウジングできるようなものでなく、囲い込まれた特殊な画面サイズの特殊なアプリの世界です。「一般のインターネット」の定義にもよるが、iモードはHTTPとHTMLで普通のブラウザからも見えるので、インターネットに入る。せめて「標準的なHTMLではない」ぐらいだろう。これはiモードので
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ドコモ、スマホ向け「dメニュー」追加でiモード継承を加速 「Android OSにiモードのノウハウ」:ドコモは「i」から「d」へ ドコモは、スマートフォン向けポータルサイト「dメニュー」やコンテンツマーケット「dマーケット」を11月中旬から提供する。iモードの課金認証の仕組みを取り入れ、従来サービスの継承を加速させる。 NTTドコモは10月18日、冬春商戦向け新モデル発表会を開催。同社の山田隆持社長が登壇し、新ラインアップや今後の施策を発表した。 冬春商戦には、高速通信サービス「Xi(クロッシィ)」対応の4機種を含む、14機種のスマートフォンを投入。このほか、タブレット端末を1機種、iモード対応ケータイ8機種、フォトパネル1機種の、全24機種をラインアップする。 スマートフォンは先進性を追求した「NEXTシリーズ」とスタンダードな「withシリーズ」という2つのジャンルに分け、ユーザーに
iモードの利用コンテンツを自動でスマホに引継ぎ――ドコモ、「dメニュー」をスタート:スマホ版iモードが登場 ドコモがスマートフォン向けポータルサイト「dメニュー」をスタート。iモードでマイメニュー登録していたコンテンツが、自動でdメニューに引き継がれる。 NTTドコモは11月中旬から、スマートフォン向けの新ポータルサイト「dメニュー」の提供を開始する。 dメニューは、フィーチャーフォン向けポータルサイト「iモード」のスマートフォン版ともいえるサービス。メニューリストには、iモードで人気を博したコンテンツのAndroid版や、スマートフォンならではのコンテンツ、ドコモが提供するオリジナルサービスが掲載される。利用料金の確認やメール設定などにも、dメニューからアクセス可能だ。 メニューリストの掲載サイト数は約3600サイト(コンテンツプロバイダ700社)で、今後、順次拡大する予定。iモードで利
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