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前回までで UML の主要なダイアグラムについての説明が終わりました。 今回と次回でケース・スタディの題材であるスケジューラ・ソフトにアラーム機能の追加を行います。 今回はユースケースを用いたシステムの機能分析のしかたと、分析時にクラス図を使うテクニックについて解説します。 本稿を読み終えた頃には UML が問題 ( システム開発 ) を把握するために有効であることがお分かりいただけるかと思います。 1. 前回のおさらい まず始めに、前回の内容を簡単に振り返っておきましょう。 前回は、 Java で開発されたスケジューラ・ソフトの日付セルの状態とその遷移を整理するためにステートチャート図を使い、スケジューラの起動から終了までの処理の流れを整理するためにアクティビティ図を使いました。 前回の解説で、ステートチャート図を使うとシステムの構成要素の状態遷移を整理でき、アクティビティ図を使うと処理
オブジェクト図 第6回「関連の理解をさらに深める」で説明した店舗と売り上げのクラス図(図1)の実際のインスタンス構造を理解するには、オブジェクト図が有効です。オブジェクト図は、複雑なクラス図を説明するために、インスタンスが動作する際のイメージ例を図として表現したようなものです。つまり、インスタンス同士が動作するときの重要なシーンを写真に撮ったようなものです。 前回もオブジェクト図を使いましたが、ここではオブジェクト図のモデル要素についても、きちんと説明していきます。モデル要素とは、図の中で使用される図中のそれぞれのモデルの意味を表す図要素のことです。オブジェクト図では、「オブジェクト」「リンク」のほか、「コンポジション」「集約」「誘導可能性」など、クラス図で使用できるモデル要素を必要に応じて使うことができます。また、属性に属性値を入れたものも使います。ただし、多重度は使えません。「リンク」
オブジェクト指向分析・設計においてシステムの動的な振舞いを記述するため にもっとも有効なのがシーケンス図です。 シーケンス図はオブジェクト間の通信を記述するという意味でコラボレーション図と同じセマン ティクスを持っている、いわば表裏一体の関係になっていて、情報量を保った まま相互変換ができます。 オブジェクト間の通信を、時間を基準に表現したものがシーケンス図、オブジェクト 間の関係を基準に表現したものがコラボレーション図なのです。 記号 シーケンス図は以下の部品で構成されます。 オブジェクト ライフライン メッセージ アクティベーション UMLではさらに多くの表現方法を定義しています。(Notation Guide 1.0, 6. SEQUENCE DIAGRAMS, P.66) じゃばじゃば では通常のJavaプログラミングで必要と考え られる範囲という観点から部品の選択を行いました。
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