ストック オプションの不正な「バックデート」操作を告発された数百社。対処方法もさまざま、定石はないようだ。 セキュリティソフトウェアメーカーMcAfeeなどの企業は、最高経営責任者(CEO)をはじめとする最高レベルの経営陣に退陣を求めた。バックデートによって金銭的利益を得たこと、または不法行為をしたという事実を彼らが認めていないにもかかわらずだ。一方、Appleのように正反対のアプローチをとった企業もある。AppleはCEOであるSteve Jobs氏のバックデート行為を擁護し、連邦当局の調査の成り行きを見守る作戦に出た。 どちらのアプローチが正しい、あるいは間違っているのだろうか。コーポレートガバナンスの信奉者ならば、McAfeeをはじめとする企業(News.comを運営するCNET Networksも含む)が株主にとって正しい行いをしたと言うだろう。しかし、現実主義者は別の見方をするか