携帯電話大手「ソフトバンクモバイル」(本社・東京都港区)が、携帯電話を分割払いで購入した顧客の信用情報を管理する際、入金があるのに「未入金」と誤って登録し、全国の金融機関の個人信用情報を管理する信用情報機関に送信していたことが、ソフトバンクモバイルへの取材でわかった。 誤送信された情報は計1万6827件に上り、このうち12件でクレジットカードの契約時に断られるなどの影響が出ていた。同社は、経済産業省にミスを報告するとともに、情報の修正を行ったという。 同社によると、誤った登録は2009年10月から始まり、大半は12年12月~13年3月に集中しているという。一部は信用情報機関の“ブラックリスト”に登録されたとみられる。