三井住友銀行は、大正期に建設され、築90年近くになる大阪本店ビル(大阪市中央区)を建て替えず、保存することを決めた。大規模な改修工事にあたって、建て替え案も浮上していたが、歴史的な価値が高い建物を守るべきだと判断した。外観はそのままに内側に耐震板を設けるなどして耐震性向上を図る。 大阪本店ビルは、関西の金融の中心地である北浜にある。地上6階、地下1階の建物は、延べ床面積約3万4000平方メートルで、重厚感にあふれる。住友財閥の本拠地として、当時の建築技術の粋を集め、1926年(大正15年)に完成。大阪市民には「住友ビルディング」として親しまれてきた。 クリーム色の外壁は、美しく仕上げるため、古墳時代の石棺にも使われた兵庫県西部産の竜山石(たつやまいし)を粉砕してから張りつけている。現在では高価すぎて再現できない工法という。店内には、精巧な彫刻が施されたギリシャ建築様式の12メートルの柱が立
邪馬台国の女王・卑弥呼(ひみこ)の墓という説がある奈良県桜井市の箸墓(はしはか)古墳で20日、日本考古学協会など15学会が立ち入り調査をした。午後には卑弥呼の後継者・台与(とよ)の墓との説がある同県天理市の西殿塚(にしとのづか)古墳でも立ち入り調査を実施。ともに陵墓(天皇、皇族の墓)として宮内庁が管理し、非公開としてきたが、邪馬台国の所在地や古墳成立過程の解明の鍵を握る古墳だけに学会側が要望し、初の調査が実現した。 箸墓は全長約280メートル、西殿塚は同約230メートルの前方後円墳で、200メートル超の巨大古墳で最も古いとされる。同庁は箸墓を第7代孝霊(こうれい)天皇の皇女・倭迹迹日百襲姫(やまとととひももそひめ)、西殿塚を第26代継体(けいたい)天皇の皇后・手白香皇女(たしらかのひめみこ)の陵墓として管理しているが、最近の研究では出土遺物などから年代がずれていることが判明。研究者の間では
入札ごとに手数料がかかるインターネットの「ペニーオークション」で、大阪のネット関連会社社長、鈴木隆介容疑者(30)らが、入札参加者が落札できないシステムをサイトに仕組み、手数料をだまし取っていた疑いが強まり、京都、大阪両府警は7日、詐欺容疑で、この会社の社員ら3人を逮捕した。鈴木容疑者も再逮捕する方針。警察庁によると、ペニーオークションを巡る事件の摘発は全国初。 運営側は、「ボット」と呼ばれる自動実行プログラムを悪用。事前に設定した金額に達するまでボットが自動的に入札を繰り返すシステムをサイトに仕組み、参加者の落札を妨害していたという。 捜査関係者によると、鈴木容疑者らは、運営するサイト「ワールドオークション」が商品を落札できない仕組みだったのに、格安で落とせるように装い、今年夏頃、入札参加者2人から入札手数料として使う専用コイン(1枚75円)の購入代金を詐取した疑いがある。 このサイトで
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く