つい先日、大学在学中に借りていた日本育英会(現:日本学生支援機構)の奨学金の《返還完了証》のハガキが届きました。貸与額は180万円(月5万円 × 12ヶ月 × 3年間)。月1万円ちょっとの額を、大学卒業から13年半掛けて9月末まで返し続けてきました。 なぜだか7月末で完済だと思い込んでいて、最後の最後に督促の電話が掛かってきてびっくりしたりしたけれど(笑)。 私にとって、奨学金完済はひとつの大きな節目。今日は奨学金を借りた経緯や学生時代のことなど、つらつら書いてみようと思います。 急転直下の学生生活 三人兄妹の末っ子として自営業の家庭に生まれ育った私は、関西では名の知れた私立のお嬢様学校に、中学高校と入学→卒業。そこから庶民的な公立大学に進学し、学生生活はごくごく呑気に幕を開けました。 状況が変わったのは、1回生の終わり頃のこと。ずっと自転車操業を続けていた父の会社経営がいよいよ行き詰まり