毎月東大出版会から送られてくる広報誌『UP』(「うぷ」じゃなく、「ゆーぴー」です)の8月号の冒頭に、本田由紀先生が『「シューカツ」という理不尽』というエッセイを書かれています。 読まなくてもだいたい中身は想像されるとおりですが、最後近くのところで、次のように述べています。 >・・・これらのすべてから、腐臭が立ち上る。こうした事態を放置しておくべきではないという認識は、かつてよりもずっと広がってきているが、具体的な動きは遅々としている。たとえば・・・ >それに対して、日本学術会議の「大学教育の分野別質保証の在り方検討委員会」のもとに設置された「大学と職業との接続検討分科会」の最終報告においては、大学と職業との接続をめぐる構造的問題の指摘と、その変革に向けての包括的な提案が掲げられている。しかしこれも、どれほどの社会的影響力を持ちうるかは未だ未知数である。 ご承知の通り、この分科会には本田さん