半ば予想していたことだが、今週の週刊金曜日は北朝鮮バッシング問題(注:北朝鮮問題ではない)を見事にスルーしている。あれほど(注:江原啓之比120%)気色の悪い佐藤優の言説を無批判に垂れ流している週刊金曜日の編集部方針には、とくに何も期待していないので、失望するほどナイーブにもなれないが、とりあえず批判しておく。 より正確に言えば、北朝鮮の人工衛星打ち上げについて取り上げた文章は二つあって、一つは辻元清美の「永田町航海記」で、もう一つは読者からの投書である。前者はもともと連載企画なので、週刊金曜日が意図して掲載した文章は、読者からの投書のみということになる。 それにしても、この投書の内容はひどい(というか実に週刊金曜日らしい)。「さる三月一〇日に、東京大空襲から六四年目の記念日を迎えた」という書き出しからも伺えるように、金玟煥氏の指摘する「広島化」そのものなのである。 私にも話させて:「金玟