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  • アカデミーヒルズ 記事・レポート 日本型ビジネス文化の特徴とグローバルコミュニケーションスキル

    加点主義と減点主義 ロッシェル・カップ: 日人は言葉で相手を褒めたり、感謝を伝えることを苦手としています。褒めると相手が努力しなくなるという心配や、「努力することは当たり前。あえて褒める必要はない」という考え方などが、理由として挙げられると思います。そのため、非言語的な方法で間接的に感謝や満足を伝えるケースが多く見受けられます。たとえば、優秀な社員に対して、責任のあるポジションを与える、特別な場に出席させることなどを通じて、人に期待をかけていることを伝えています。 しかし、日以外の多くの国では、望ましい行動に対して直接感謝したり、褒める文化があります。この差は、加点主義と減点主義の違いから生じていると思われます。たとえば米国の場合は、ポジティブ・フィードバックは「心の報酬」と考えられており、学校教育段階から相手の良い部分を重視します。一方、日は何事にも完璧を追求する傾向が強いため、

    アカデミーヒルズ 記事・レポート 日本型ビジネス文化の特徴とグローバルコミュニケーションスキル
    tbpg
    tbpg 2017/12/26
    "「褒めることは相手に対する報酬である」と考え、良い仕事をしていると思えば、タイミングを逃さずに直接言葉で伝えてみましょう。ポジティブ・フィードバックのポイントは、できる限り頻繁に行うこと"
  • アカデミーヒルズ 記事・レポート 日本型ビジネス文化の特徴とグローバルコミュニケーションスキル

    人はフィードバックを受けたい ロッシェル・カップ: 部下が望ましくない行動を続けているとき、日人に多い傾向は「いつか自分で気づき、直してくれるだろう」と期待することです。しかし、直接的なコミュニケーションを好む人は、ネガティブ・フィードバックを行わなければ、自分から行動を変えることはありません。 たとえば、ある日上司が、外国人の部下の問題行動に対して不満をもっている。しかし、上司は直接指摘しない。部下はまったく気にしていないため、我慢比べのようになり、最終的に上司は「この人は改善する意思がない、辞めさせるべきだ」と考えてしまう。一度もフィードバックをせずに、ある日突然解雇を告げてしまうのです。 部下としては、フィードバックがないのは自分に悪い点はないからだ、と考えているため、突然の解雇通告に対して大きなショックを受けます。そのため、差別など仕事以外の問題により解雇されたと誤解し、訴訟

    アカデミーヒルズ 記事・レポート 日本型ビジネス文化の特徴とグローバルコミュニケーションスキル
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    tbpg 2017/12/26
    "日本の場合、人が集まるオフィスや会議の場で特定の個人を叱責するといった話をよく聞きますが、それはお勧めできません。特に多くの外国人にとり、人前で叱責されるのは最大の侮辱と言えます。必ず1対1の場を設け"
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    具体的に事実のみを伝える ロッシェル・カップ: ネガティブ・フィードバックには、基となる3つのステップがあります。フィードバックの目的は指導と改善を促すことですから、相手がイメージしやすいよう、事実や理由を明確に説明することが大切です。 1つ目のステップは、「問題行動を指摘する」です。指摘する内容は、客観的な事実だけに絞ります。重要な点は、形容詞を使わないことです。「くだらないミスをして」など人格を否定するような形容詞を使うと、相手が感情的になり、論点が別の方向に外れてしまいます。直接的な表現や憶測はできる限り避け、何が問題であったかについて、事実だけを分かりやすく指摘するのです。 2つ目のステップは、「望ましくない行動がもたらした結果を指摘する」です。このステップは、「なぜ、その行動が望ましくないのか」に関する理由の説明となります。日的な感覚で指導を行う場合は、「皆まで言わなくても分

    アカデミーヒルズ 記事・レポート 日本型ビジネス文化の特徴とグローバルコミュニケーションスキル
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    tbpg 2017/12/26
    "「叱る」という言葉があります。多くの国では、叱るとは親から子どもに向かうものであり、大人同士には馴染まないと考えられています。荒い言葉遣いや感情的な表現は、相手の自尊心を傷つけ、人間関係にも悪い影響"
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    空気を読む、読まない ロッシェル・カップ: もう1つのチャートは、「言葉への依存度」に関するものです。たとえば、次のような話があります。米国人社員が日上司に対して新規プロジェクトを提案し、承認の可否を尋ねました。日上司は「それは少々難しい」とだけ答えました。これを聞いた米国人社員は、そのプロジェクトの準備に力を入れることにしたそうです。完全に誤解が生じています。 日の「難しい」という表現には、さまざまな意味が含まれています。日人同士であれば、成功しないだろうなどと、相手の意図を“行間から読み取る”ことができるでしょう。しかし、日以外の文化では行間を読まず、言葉通りに解釈する傾向があります。この米国人社員は、「難しいことであれば、あえて挑戦するべきだ」と捉えたわけです。日には「空気が読めない」「察しが悪い」などの表現があります。言語依存コミュニケーションを重視する文化では、む

    アカデミーヒルズ 記事・レポート 日本型ビジネス文化の特徴とグローバルコミュニケーションスキル
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    tbpg 2017/08/09
    ロッシェル・カップさんによる国ごとのビジネスコミュニケーションのコンテキストに関する話。日本は典型的なハイコンテキスト文化。
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