和歌山市生活保健課は1日、和歌山市黒田の飲食店「創作料理赤心」でトラフグの肝臓を食べた40~50歳代の男性3人が一時、意識不明や呼吸不全などの重症に陥ったと発表した。 これ以外に激しい嘔吐(おうと)や手足のしびれなど男性2人も食中毒の症状を訴えた。市は、フグ毒を原因とした食中毒と判断し、同店を1日から5日間の営業停止処分にした。5人とも入院したが、今のところ、命に別条はないという。 発表では、5人は2月27日午後9時頃、同店でフグの肝臓を入れた鍋料理を食べた。間もなく手足のしびれなどを訴える人が出始め、28日未明に全員が病院に搬送された。5人はフグのコース料理を食べており、肝臓は本来メニューに入っていなかったが、客の求めに応じ、店側が提供したという。