ブックマーク / shavetail2.hateblo.jp (217)

  • 2003年のバーナンキ理事から2012年の日本への示唆 - シェイブテイル日記2

    ネットで資料を探していたところ、たまたま自民党・山幸三議員の資料庫にあった資料を見つけました。*1 どうやらこれは2003年5月に来日する直前のバーナンキFRB理事(当時)を山議員が表敬訪問した時の応接メモのようです。内容は、現在の日での金融・財政政策をを考える際にも参考になるものなのですが、どうやら紙の応接メモをコピー機でPDF化したものなので、ネット検索にかかりにくいため、文字起こしをしてみました。 応接メモ(山幸三衆議院議員−−FRBバーナンキ理事) 2003年4月29日(水)午後2時−3時 於 ワシントンDC FRBバーナンキ理事執務室 (山議員)別途お渡しした論文の通り、私は日では伊藤隆敏教授や岩田規久男教授らとともにインフレターゲット導入を強く主張している。 国会でもこの問題を幾度となく取り上げてきた。理事はインフレターゲット導入に積極的な立場と承知しているが、FR

    tdam
    tdam 2012/07/01
    "国債買い入れについては賛成だ。日本の抱える巨額の財政赤字をマネタイズすれば金利低下につながるし、予算上の制約も緩和され、減税なども可能となる"
  • デフレ脱却には財政マネタイズが最善 - シェイブテイル日記2

    1.日銀は通貨供給量をコントロールできないのか 数日前、野口悠紀雄氏がネット上で「日銀には通貨供給量(マネーサプライ)を動かす力はない」という意見を述べていました。*1 野口氏の主張は、日銀は日銀が発行する通貨量であるマネタリーベース(現金通貨+日銀当座預金)は当然コントロールできるものの、民間非金融部門に流通するマネーストック(マネーサプライ)については「しかし、銀行がいくら貸そうとしても、企業に借入意欲がなければ、貸出は増えない。したがって、信用創造メカニズムは、上のとおりには働かないことになる」ので、日銀にはマネーサプライはコントロールできない、というものです。 日銀が直接的にマネーサプライをコントロールできないことは、日銀が政府と市中銀行に対する銀行と位置づけられ、民間非金融部門にマネーを提供できる立場ではないので当然です。 ではなぜ企業に借入意欲がないか、といえばそれは日が15

    デフレ脱却には財政マネタイズが最善 - シェイブテイル日記2
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    tdam 2012/07/01
    "制御不能のインフレ"を防ぐには、日銀マネタイズでまかなう財政政策がインフレ到来ですぐに止められるかどうか。すぐには止まらない公共事業より、デフレ条件付定額給付金のほうがいいと考える理由のひとつ。
  • ぶつけられたタマゴの意味 - シェイブテイル日記2

    前回「赤信号皆で渡れば人が死ぬ」(2012-06-26) というエントリーで、デフレ下で消費税を上げれば、1997年の橋増税の時と同様に(あるいはそれ以上に)企業倒産やサラリーマン給与低下、新卒者採用減が生じ、自殺者は更に高止まりするということを書きました。 ウエブ上でも同様の主張は増えているようです。 ただ、月刊チャージャーというウエブマガジンの見解にはあれ?っと思いました。 月刊チャージャー2011年9月号 【調査】自殺予防総合対策センターに聞いてみました 自殺者激増は消費税増税のせいだった? 消費税が5%になったのは1997年だった。翌年、日の自殺者は激増して3万人を突破。以来、日の自殺者数は年間3万人以上の状態が続いている。今、さらなる消費税率アップが検討されてるけど、そんなことしたら日はますます自殺大国になるんじゃないの? 自殺予防の専門家に、自殺についてのあれこれを聞い

    ぶつけられたタマゴの意味 - シェイブテイル日記2
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    tdam 2012/06/29
    バブル崩壊、増税以降、失業率上昇・非正規雇用増加でこれまで保障されていると思っていた「人生の安定」が見えなくなったこと、名目賃金の下落(実質賃金は2000年ごろまで上昇)、さらには一部の雇用者の労働過多…
  • 赤信号皆で渡れば人が死ぬ - シェイブテイル日記2

    日午後、消費税増税法案が衆議院で可決されてしまいました。 今後参議院で否決されても衆議院で2/3以上の賛成で再可決する蓋然性が高まり、解散総選挙で廃案にする可能性にかけるしかなくなってきました。 シェイブテイルがこれだけ消費税増税に憎悪剥き出しで反対なのは、ひとつには97年の前回の消費税増税と日の諸悪の根源である、デフレの悪化の間に明確な関係があるからです。 このことは、「日ではなぜ消費税増税がデフレを悪化させるのか」(シェイブテイル日記2012.05.15) に書きました。 また、消費税を増やしても、税収は却って減ることも「消費税・世論調査と税収の推移」(同2012.05.13)、で指摘させていただきました。 ただ、筆者として何が最も消費税増税で問題かといえば、「インフレ率と自殺者数」(シェイブテイル日記2010.7.05)などにかいたように、’97年の消費税増税後のデフレにより、

    赤信号皆で渡れば人が死ぬ - シェイブテイル日記2
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    tdam 2012/06/27
    昨日は国会議員って馬鹿で不勉強で糞だと心底思った。自殺者数だけでなく、失業率との関係(フィリップス曲線)も出せば、リフレの必要性に反論の余地は無いと思う。あと1%デフレが進めば失業率は10%近くなるだろう。
  • 2012-06-24

    (注:首相には経済感覚が必要と断言できるわけ は今日のエントリー内の次項に記載しています) 昨日のエントリー 増税を行えば日国の信用は増大するのか で、増税で日国の信用は増大するどころか、デフレ強化による景気一段の後退により、税収も減り、信用は失墜し、恐慌さえ起きかねない状況となると指摘しました。 では国債の残高を減らし、国の信用を増す方策を昨日のスキームを使って考えてみましょう。 1.量的緩和策、あるいは買いオペの強化 図1.量的緩和策あるいは買いオペの強化 赤矢印がお金の流れ。 政府は只の「お金の導管」と捉えている。 民間金融部門の国債を中央銀行が買い上げれば、増税が避けられると同時に 買い上げた国債の分だけ、国債保有者への利子支払いは減る。 民間から税金を吸い上げ、国債償還財源に回すからデフレが酷くなるとすれば、民間(非金融部門)に代わって、中央銀行が既発国債を買うことは良い代替

    2012-06-24
    tdam
    tdam 2012/06/24
  •  日本国の信用を増大するにはどうすれば良いのか - シェイブテイル日記2

    (注:首相には経済感覚が必要と断言できるわけ は今日のエントリー内の次項に記載しています) 昨日のエントリー 増税を行えば日国の信用は増大するのか で、増税で日国の信用は増大するどころか、デフレ強化による景気一段の後退により、税収も減り、信用は失墜し、恐慌さえ起きかねない状況となると指摘しました。 では国債の残高を減らし、国の信用を増す方策を昨日のスキームを使って考えてみましょう。 1.量的緩和策、あるいは買いオペの強化 図1.量的緩和策あるいは買いオペの強化 赤矢印がお金の流れ。 政府は只の「お金の導管」と捉えている。 民間金融部門の国債を中央銀行が買い上げれば、増税が避けられると同時に 買い上げた国債の分だけ、国債保有者への利子支払いは減る。 民間から税金を吸い上げ、国債償還財源に回すからデフレが酷くなるとすれば、民間(非金融部門)に代わって、中央銀行が既発国債を買うことは良い代替

     日本国の信用を増大するにはどうすれば良いのか - シェイブテイル日記2
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    tdam 2012/06/24
  • 増税を行えば日本国の信用は増大するのか - シェイブテイル日記2

    今朝の日経新聞では、野田政権の増税政策に対し珍しくやや批判的なコメントが載っています。 大機小機「とりあえず増税」の功罪 (日経新聞H24.6.23) 「イヤー暑いねえ」 「お飲みものは?」 「とりあえずビール」 そんな季節になった。外国人が「とりあえずビール」を日のビールの人気銘柄と勘違いした、という話もあるが、多分冗談だろう。 社会保障・税の一体改革で民主、自民、公明の3党が合意し会期延長も決まった。今国会で消費増税が通る公算が大きくなったが「とりあえず増税」への批判も強い。 竹中平蔵慶応大教授らが警鐘を鳴らしてきたが3党合意では社会保障の抜改革は先送りで、増税先いの心配が強まった。批判はさまざまだが思いつくまま列挙する。 ▼これで財政再建はかなうのか▼社会保障は持続可能なのか▼歳出のムダを削れるのか▼「クロヨン」など所得課税の不公平は放っておくのか。 古来「入るをはかりて出づる

    増税を行えば日本国の信用は増大するのか - シェイブテイル日記2
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    tdam 2012/06/24
    "実際消費税を増税した場合には、図3のように民間は、増税でお金が減るうえに自らの意思で民間から金融機関にお金を移すため~民間の経済活動ではカネ不足が加速し、デフレは今より一層ひどくなる可能性が高い"
  • 「霞が関傀儡二大政党制」から脱却するにはどうするべきか - シェイブテイル日記2

    消費税増税をめぐり、与党内が紛糾しています。 前原氏「一任」を宣言 増税法案、造反が焦点(北海道新聞06/20 00:00) 民主党は19日、消費税増税関連法案をめぐる自民、公明両党との3党合意の了承を得るため、全議員を対象に政策調査会の合同会議を党部で開いた。前原誠司政調会長は合意の取り扱いについて「私に一任してもらう」と宣言し、質疑を打ち切った。小沢一郎元代表に近い増税反対派らは激しく反発し、紛糾した。野田佳彦首相は国会会期末の21日に衆院採決・可決する日程を目指しているが、小沢氏らは造反する構えで、規模が焦点となる。 19日の合同会議で前原氏は「この会合で最終的な結論を得たい」と要請。出席者が「党内の了承なしに協議した修正合意は無効だ」と主張した。 前原氏に一任、といいますが、出席議員の大半は単なる議論打ち切りにしか見えない状況でした。 これは、民主党が増税法案に大きく舵を切った3

    「霞が関傀儡二大政党制」から脱却するにはどうするべきか - シェイブテイル日記2
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    tdam 2012/06/21
    選挙後にリフレ派大集合、とはいかないのが日本の似非二大政党制の後遺症…。
  • 120年間なかった自己否定 - シェイブテイル日記2

    余り、モロに政治ネタというのは扱いたくはないのですが、後々までも現在の状況だけは書き留めておきたいと思います。 私と同様の思いの、兵頭正俊氏‏という方が、元参議院議員・平野貞夫氏の発言を引用してツイートしています。 兵頭正俊‏@hyodo_masatoshi 「「官僚支配の政治」を、「官僚の召使い政治」に堕落させたのが「菅首相」であり、「官僚政治池のヘドロ」で養殖された泥鰌が「野田首相」であった。その究極が6月15日の民・自・公3党による「消費税増税」と「社会保障改革の棚上げ」の合意であった」(平野貞夫) 兵頭正俊‏@hyodo_masatoshi 「議会民主政治を崩壊させているのは、「国民会議」を設置して、有識者を参加させて基問題を協議するという合意である。これは国民の代表である国会議員の責任を放棄するもので、120年のわが国議会史になかった自己否定合意である。この合意に署名した国会議

    120年間なかった自己否定 - シェイブテイル日記2
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    tdam 2012/06/20
    "ある主張をする政党を選択するとしても、その政党がどんな政策を実行するかは、実際に政権をとった後でなければ分からない、というとんでもない前例""民主的プロセスを無視した党が民主党と名乗るのも愚かしい話"
  • 日銀、「デフレ下の増税」の環境を整備 - シェイブテイル日記2

    日銀は15日に開いた金融政策決定会合で、ゼロ金利政策の維持を全会一致で決め、追加金融緩和の実施は見送りました。 これに伴い公表された「当面の金融政策運営について」には次のように記されていました。 当面の金融政策運営について 1.日銀行は、日、政策委員会・金融政策決定会合において、次回金融政策決定 会合までの金融市場調節方針を、以下のとおりとすることを決定した(全員一致)。 無担保コールレート(オーバーナイト物)を、0〜0.1%程度で推移するよう 促す。 2.海外経済は全体としてなお減速した状態から脱していないが、緩やかながら改善 の動きもみられている。国際金融資市場では、欧州債務問題を巡る懸念等から、 神経質な動きが続いており、当面十分注意してみていく必要がある。 3.わが国の景気は、復興関連需要などから国内需要が堅調に推移するもとで、緩や かに持ち直しつつある。公共投資は増加してい

    日銀、「デフレ下の増税」の環境を整備 - シェイブテイル日記2
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    tdam 2012/06/15
  • 上念司氏国会でデフレ脱却を訴える - シェイブテイル日記2

    6月13日の衆議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会公聴会で、デフレ脱却国民会議事務局長の上念司氏が公述人として登壇し、日は財政危機か、仮に財政危機だとして、今の日で増税により税収が増えるのか、またどうすれば税収が増えるのかについて切れ味の良い論理を展開されていました。 動画と提示された資料をアップすると同時に、文字起こしをしたいと思います。 議長:次に上念公述人にお願い致します。 上念司氏: デフレ脱却国民会議事務局長の上念です。 私が今日申し上げたいのは誤った情報に基づいて誤った判断をすれば国が大変なことになってしまう、という一点です。 これは戦前、大営連絡会議において誤った情報に基づいて対米開戦を決断した近衛内閣末期、そして東条内閣が日をとんでもないことに陥れて、結果として日を一度滅ぼしてしまった、という過去の歴史があります。 誤った情報に基づいて政策を決定してはな

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    tdam 2012/06/14
    名目と実質の区別がつかない議員さん多そう。"人口と経済成長は関係がありません。 両者のR^2 は0.18""日銀当局が言うことはサイエンスではない""日銀法の改正なくしてデフレ脱却なし、日銀法改正なくして財政再建なし"
  • 空恐ろしいほど愚劣な日本の政治 - シェイブテイル日記2

    今月に入り、ブログの更新を少々中断しています。 その理由は消費税問題を巡る日政治家のあまりの愚劣さについていけなかったからです。 日経新聞の関連記事タイトル・リード文から消費税問題に対する民主・自民両党の動きを追ってみましょう。 5月29日  自民党は29日午前の社会保障関係合同会議で、社会保障と税の一体改革関連法案の対案となる「社会保障制度改革基法案」の骨子を了承した。 先月末のこの頃までは消費税増税という方向性が間違ってはいるものの、議論をしてよりよい選択をしようという気持ちがまだ民主・自民両党の有力者の発言から感じられてはいました。 雲行きがおかしくなったのは、6月1日頃からです。 5月30日 一体改革法案の対案、自民が骨子了承 国民会議設置を 6月1日 民主党の藤井裕久税制調査会長は1日のTBS番組の収録で「新年金制度はまだ(法案が)出ていない。そういうものは国会の場でなくて

    空恐ろしいほど愚劣な日本の政治 - シェイブテイル日記2
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    tdam 2012/06/10
    合成の誤謬… "税と社会保障の一体改革が、税と社会保障の分離改革に転換" 税に関しても、定義が明確な景気弾力条項の導入など、一切の妥協ができないなら、もはや解散で信を問うことを願うしかないと思いますね。
  • スイスの為替政策から学べること - シェイブテイル日記2

    今日の日経に興味深い記事が載っています。 日経が日経・CSISバーチャル・シンクタンクというものを立ち上げ、為替レートの安定化に何が必要かを議論した結果、まずデフレを止めないと円高も止まらないという結論に至った、という記事です。*1 提言の内容そのものは、筆者等リフレ派から見れば当然の内容ですが、掲載された次のグラフには目が釘付けとなりました。 図1 各国のマネタリーベース(2007年1月を1として指数化) 日経新聞2012年5月22日 この図1ですぐに分かる通り、リーマン・ショック期以降、アメリカ・EUの金融政策当局は大幅な金融緩和を実施し、マネタリーベースが急増させたのに対し、日銀はお座なり以上にはベースマネーを増やそうとしなかったことはよく知られています。 ただ、スイスがこれほどマネタリーベースを急増させているとは筆者は不覚にも知りませんでした。 スイスでは、昨年8月には1ユーロ=1

    スイスの為替政策から学べること - シェイブテイル日記2
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    tdam 2012/05/30
    スイスもデフレか…。反対に2004年の溝口・テーラー(非不胎化)介入ではCPIは上昇基調に。つまり金融政策は通貨安には即効性があるが、実体経済への波及には時間がかかるとすれば、財政政策を一の矢とすべきですね。
  • 日銀国債直接引き受け−tdam氏とのディベート - シェイブテイル日記2

    すでにご存知の通り、私シェイブテイルはマイルドインフレを達成することにより、経済成長路線に復帰し、税収も回復するという政策、リフレ政策を支持しています。 この拙ブログを読んでいただいている同じくリフレ派tdam氏から質問をいただきました。 この質問からリフレ政策での課題を考え、リフレ政策の最善案を考えてみたいと思います。 以下、立方体アイコンがtdam氏の意見です。 すでに別の場所で私がリフレ派であることをご存知かも知れませんが、当面の経済運営はデフレ脱却・マイルドインフレ維持を最優先すべきであるというのは全く同意でして、後はどのような方法・手順でリフレ政策を行うべきか、という点になると思います。 私もわが国におけるリフレ政策の前例である高橋財政に非常に興味があって(前例があるというのは、日銀という官僚組織にとって大きいはずです)、高橋氏の伝記を読んでいる最中なのですが、肝心な金融政策につ

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    tdam 2012/05/20
    リフレ政策は必須。その上で、方法論の議論。
  • 貨幣とは何か - シェイブテイル日記2

    岩井克人「貨幣論」を読みなおしてみました。 残念ながら岩井氏は貨幣の質に辿りつけずに終わったように思えます。 それでは貨幣史から、当の貨幣の機能と貨幣の価値の源泉について考えてみましょう。 岩井克人氏は著書の大半でマルクスの労働価値論を振り返りながら貨幣とは何かを掘り下げようと論を進めていきます。 金貨については妥当な答え(貨幣商品説)にたどり着いたに見えましたが、磨り減った金貨や、兌換紙幣(兌換といいながら、実は全額兌換し得るか国民には見えず)に論を進めると、それは完全に妥当性を失います。そして、紆余曲折しながら、岩井氏は貨幣の価値とは、歴史過程での奇跡(つまり謎のまま)としてしまっています。貨幣は貨幣だから貨幣としての価値を持つ、といったところでしょうか。 これに対しシェイブテイルは貨幣の機能と価値の源泉について次のように考えます。 1.貨幣の機能:物々交換の加速 下のコラムの貨幣

    貨幣とは何か - シェイブテイル日記2
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    tdam 2012/05/20
  • 続・目からウロコ ヘリマネによらない財政再建策 - シェイブテイル日記2

    昨日のエントリーで、財政再建への最善手は「国債日銀直接引受け+財政政策」が最も有効というお話をしましたところ、やはり、といいますか、抵抗感がある、というご意見をいただきました。 日銀などにさんざん国債を日銀が引き受けたら途端に金利は急上昇、日国アウト的な話で洗脳されている現在の日国民には日銀による国債直接引き受けは、国民の付託を受けた国会議員の決議を通す、という部分に欠点があるかもしれません。 そこで今日は国債を日銀が直接引き受けないで最善の効果がえられる方法を考えてみましょう。 図1 最も単純化した国家財政 昨日までの図を更に単純化した。 税の納付と政府歳出による給付・公務員給与も符号が変わるだけと捉えて一化。 もはや1.政府の周りには2.企業・家計、3.市中銀行、4.日銀の三者だけ。 昨日の単純化した国家財政を更にもう一段単純化したものが図1です。 この図ですと、公務員給与は2.

    続・目からウロコ ヘリマネによらない財政再建策 - シェイブテイル日記2
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    tdam 2012/05/19
    日銀や御用学者の「洗脳」が解けた現リフレ派。いわゆる従来の財政政策=公共投資より、「デフレ脱却までの期間限定」定額給付または消費税廃止を推す。「直受け」への懸念は前ポストにコメントさせていただきます。
  • 目からウロコ、ヘリマネ政策が最善手である理由 - シェイブテイル日記2

    さて、昨日のエントリーでは、財政再建派の主張である、増税と歳出削減はどちらも企業・家計からマネーを奪い、しかも現在のデフレ状況での増税は、借金返済という目的すら達成できないことを指摘しました。 昨日も示したように、国家財政は、最も簡単に図示すれば、次の図のようになっています。 図1 最も単純化した国家財政 企業・家計からの税収、借金(国債)以外にも日銀も国家財政の財源となり得る。 この図に書かれていながら、昨日の財政再建派の議論からはすっぽり欠落しているのが「4.日銀」です。日銀は政府の銀行として日々政府の出納業務に関わっています。 政府に代わって国債を市中銀行に対して売買しているのも日銀です。また毎年国債を政府から一定規模では直接引き受けてもいます。 *1 (1)成長分野への投資などの効果、(2)増税による国債消却策 については昨日書きましたので、その続きを検討しましょう。 (3)国債買

    目からウロコ、ヘリマネ政策が最善手である理由 - シェイブテイル日記2
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    tdam 2012/05/18
    "量的緩和はOKだが、ヘリマネはNGという方は、デフレでカネ余りの金融機関にマネーを流すのはOKで、マネーのない企業・家計にマネーを流すとNGだという不思議な考え方" MS増えるのは良いが、直受けには漠然たる不安が…
  • 「今、財政再建」の何が問題なのか - シェイブテイル日記2

    今朝の日経新聞大機小機欄で、財政再建こそ最大の国益と題して財政再建派のコラムニスト氏が持論を展開されています。 財政再建派と呼ばれる人々の典型的な考え方と思われるこのコラムについて考えてみたいと思います。 なお、記事の中の注釈は、コラムニストの意見ではなく、シェイブテイルの意見です。 (大機小機)財政再建こそ最大の国益 2012/5/16 日経済新聞 朝刊 連休中に屋に行って驚いた。*1 「財務省が財政再建を訴えるのは、増税をしたいがため」といったことを主張する内容の複数のが、山積みになっていたのである。*2 異なる分野の著者がそれぞれ出版しているが、主な主張は「財務省はわが国の財政事情が当はそれほど悪いわけではないのに、先進国最悪の状況といっている。これは増税を国民に説得するためのキャンペーンである。4%の経済成長を続ければ、わが国の財政は消費税増税がなくても再建できる。4%成長

    「今、財政再建」の何が問題なのか - シェイブテイル日記2
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    tdam 2012/05/18
  • 消費税アップで税収が減ったのは減税のせい? - シェイブテイル日記2

    (前の記事)消費税・世論調査と税収の推移から続く 昨日、消費税・世論調査と税収の推移でデフレ気味のところで消費税を上げると税収が減る、という話を書いたところ、複数の方から、消費税アップと同時に特別減税が行われたので、他の税収が減るのはそのせいではないか、という反論をいただきました。 それでは、他の税収、特に所得税がなぜ減ったかを考えてみましょう。 平成9年(1997年)に消費税をアップすると、外産業などの市場規模がピークアウトし、GDPデフレータもピークアウトして1度も前年を上回りません。 (詳細は画像をクリック) このデータには端的に筆者の言いたいことが凝縮されています。 1997年の消費税アップに先立ち、1994年頃から物価(GDPデフレータ)がデフレ気味だったところに、消費税を上げると、外産業が廃れ代わりに中産業が興る、といった下級財シフトが発生し、外産業のピークアウトのよう

    消費税アップで税収が減ったのは減税のせい? - シェイブテイル日記2
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    tdam 2012/05/14
    "デフレ経済での下級財シフト" CPIの「代替効果バイアス」と、公務員給与(≒歳出の一部)のデフレ下での高止まりの原因。改善の余地が大きいが、改善する気配もない。詳しくは→ http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20070731
  • 消費税・世論調査と税収の推移 - シェイブテイル日記2

    2012年5月8日から消費増税関連法案の国会審議が始まりました。これにちなみ、2年前の参議院選で当時の菅直人首相がマニフェストにはない消費税増税を掲げて以降の消費税に対する世論調査の結果を図1にまとめてみました。 図1 消費税増税に対する世論調査結果の推移 2010年6月、2011年3月、2012年1月が読売調査、2010年7月が時事、 2011年7月がJNN、2011年11月が日経、2012年3月が産経調査。 読売新聞の世論調査では、消費税増税に寛容な意見の比率が高いことが知られていますが、その読売でも最近は消費税反対が賛成を上回るようになって来ました。 消費税を増やせば将来の年金が安定する、という説をマスコミが流し、それを見た視聴者が消費税増税を渋々受容する、という形が崩れてきています。 読売新聞など財務省の手が入ったマスコミ*1 が盛んに増税キャンペーンを流しても、ネット情報などで増

    消費税・世論調査と税収の推移 - シェイブテイル日記2
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    tdam 2012/05/14
    "消費税増税と引き換えに減税がありましたね。でも毎年減税されているわけでもないのになぜ、右肩下がりなんでしょう?" 良反論。デフレ長期化に伴う企業・家計の所得の減少傾向およびその維持予測が大きいと思う。