優れた報道に贈られる今年度の新聞協会賞に、NHKが7月に報じた「天皇陛下『生前退位』の意向」のスクープなどが選ばれました。 授賞の理由について、日本新聞協会は「現代にふさわしい皇室像などをめぐる国民的議論を提起した。国内外に与えた衝撃は大きく、皇室制度の歴史的転換点となり得るスクープだ」としています。 編集部門ではこのほか、4月の熊本地震で倒壊した家屋から乳児が救出される様子などを撮影した毎日新聞社の一連の写真報道、去年9月の関東・東北豪雨で濁流から親子が救助されるまでを撮影したフジテレビの映像、それに東日本大震災から5年の節目に震災の教訓を伝えた岩手日報社の一連の報道が選ばれました。 授賞式は来月18日、山形市で開かれる新聞大会で行われます。