英米をはじめ、英語圏でクシャミをすると周囲から「ブレス・ユー」と声がかかることがある。これは、「God bless you」の略で、「神があなたを祝福してくれますように」という意味だ。クシャミが出ると悪魔が体内に入るという古い迷信から、神に助けを祈った、というわけなのである。 さて、神の祝福を授けてもらう実に新しい方法が、ドイツのヴィッテンベルクで披露された。1517年、マルティン・ルターの宗教改革から実に500年、その方法とはなんと、ロボットに神の祝福を祈ってもらうというものである。 今年はマルティン・ルターの宗教改革から、ちょうど500年になる。ヴィッテンベルクは、ルターが「95ヶ条の論題」を貼り出した街で、種々の記念イベントが行われており、その中でこのロボットも披露された。 ロボットの名前は「BlessU-2」(ブレス・ユー・ツー)。つくったのは、ヘッセン=ナッサウのプロテスタント教