【ソウル時事】大韓航空の趙顕娥前副社長(40)が乗務員のナッツ提供のサービスに腹を立てて責任者に降りるよう命じ、飛行機を引き返させた問題で、父である趙亮鎬同社会長(65)が12日、本社で記者会見し「私の教育が間違っていた。申し訳ない」と謝罪した。 一方、趙顕娥氏は12日、国土交通省に出頭。黒ずくめの服装で現れた趙顕娥氏は、記者団に対し、うつむきながら消え入りそうな声で「心から謝罪します。誠実に調査に臨みます」と表明。乗務員やサービス責任者に直接会って謝罪する考えを示した。 会見で趙会長は「娘の愚かな行動で大きな物議を醸し、心から謝罪申し上げる。大韓航空会長として、趙顕娥の父として、国民の寛容な許しを請いたい。私を責めてほしい。私の過ちだ」と述べ、深々と頭を下げた。また、趙顕娥氏が維持している役員や子会社社長のポストから解任することを表明した。