修羅場でも余計なことを考えず、目の前の課題だけに全力を注ぐにはどうしたらいいか。金メダリストから哲学者まで、仏誌が世界的プロフェッショナルたちに尋ねた。 娯楽や情報が格段に増えた現代社会。やるべきことが山積みなのに、つい目の前のスマホを触ってしまう人も多いだろう。 実際、スマホのような機械は圧倒的な計算力と記憶力を持っている。機械なしで生きていくことなど、とても無理な話だ。機械の前に、人間の創造力は弱体化していくかもしれない。 自らも2台のスマホを持っているチェスの元世界チャンピオン、ガルリ・カスパロフはこう指摘する。 「私にとってデバイスは情報収集のための手段でしかありませんが、デバイスの奴隷のようになっている人も目にします。そういう人は、自分がいる環境も、表層的にしかとらえることができなくなります。広さでいうと1㎢をカバーしているけれど、深さでは1㎝しかカバーできていない、という感じで
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