山口県周防(すおう)大島町で行方不明となり、3日ぶりに保護された藤本理稀(よしき)ちゃん(2)について、入院先の周東総合病院(同県柳井市)が17日、記者会見し、3日間ほとんど食べ物を口にしていなかったと推測されると説明した。現在は食事を完食し、脱水症状も完治に近いという。 【写真】行方不明だった藤本理稀ちゃんが、山中(中央付近)で無事発見された=2018年8月15日午前11時44分、山口県周防大島町、朝日新聞社ヘリから、堀英治撮影 西原寛之事務長によると、入院した直後のコンピューター断層撮影(CT)検査で、理稀ちゃんの胃に内容物がほとんど見られなかった。「大腸には内容物のようなものが認められたが、食べ物かどうかは分からない」と述べた。 現在の健康状態は「良好で食欲もある」という。17日昼はおかゆや春雨のスープ、白菜のおひたし、ゼリーなどを完食した。ただ、16日夕から38度前後の熱が出て、虫