新元号「令和」の考案者との見方が出ている中西進氏(89)が14日、館長を務める富山市の「高志の国文学館」で新元号に関する企画展の解説会を開き、「(令和の考案者は)私ではないのですよ」と述べた。「(元号を)つくるのは神や天」とも語った。 中西氏は企画展の展示資料を説明した後、「令和」と書かれた書を指し示しながら自ら元号に言及した。「誰かが考えたとしても、粘土細工の粘土を出しただけ」と話し、考案者について明言を避けた。 企画展は4月10日に始まり、5月13日まで。新元号の典拠とされる万葉集の複製や関連する絵画などを展示している。