カルロス・ゴーン被告の出国に関与したとしてトルコの検察に起訴された航空会社の幹部の男が「仕事を引き受けなければ家族に被害が及ぶ」と脅されていたと地元メディアが伝えました。 トルコの検察は3日、ゴーン被告がレバノンに向かう途中、トルコの空港を経由したことに関与したとしてパイロットら5人を起訴しました。このうち航空会社の幹部の男がベイルートの知人から電話で「国際的に重要な任務がある」と説明され、「引き受けなければ家族に被害が及ぶだろうと脅された」と供述したとトルコのメディアが報じています。また、男は空港に現れたのが「ゴーン被告だとは知らなかった」とも話しているということです。トルコの検察はゴーン被告が搭乗した2機の飛行機の押収に乗り出すなどして調べを進めています。