1983年生まれ。筑波大学大学院を卒業後、2008年に新卒第1期として株式会社ミクシィに入社。アーキテクトとして、技術戦略から組織構築などに携わる。同社メディア開発部長、開発部部長、サービス本部長執行役員を務めた後、2015年退社。現在は、株式会社レクターを創業し、技術と経営をつなぐ技術組織のアドバイザリーとして、多数の会社の経営支援を行っている。一般社団法人日本CTO協会理事、朝日新聞社社外CTO。
Webブラウザは、現代のコンピューティング環境において欠かせない存在であり、最も広く使われているプラットフォームの一つです。本書は、その仕組みを実践的に学ぶための解説書です。実際にWebブラウザを構築する過程をたどりながら、レンダリング、HTMLパーサー、CSS、JavaScript、マルチスレッド対応、セキュリティモデル、アニメーションとコンポジット処理、ブラウザAPI、アクセシビリティなど、モダンなWebブラウザの主要な要素を順を追って解説していきます。 章ごとにコードを動かしながら、ブラウザに機能が積み重なっていく過程を通じて、ソフトウェアを成長させ改善していく経験を自然に体得できます。ブラウザ技術の研究者とChrome開発者による豊富な知見をもとに、Webの進化をたどりながら、手を動かしてブラウザの内部構造を深く理解できる一冊です。 はじめに 第1部 序論 序章i ブラウザとWeb
はじめに本記事では、既存ドメイン配下の特定サブパスだけを別オリジンへ切り替える要件に対して、ECS(Fargate)上のNginxをリバースプロキシとして用いた、パスベース転送の実装についてのポイント解説になります。 リバースプロキシとは?フォワードプロキシがクライアント側の代理で外へ出るのに対して、リバースプロキシは公開側(サーバー側)の入口でリクエストを受けて、背後のオリジンへ中継します。リバースプロキシを利用することで、次のような利点があります。 バックエンドの抽象化 入口(Nginx)で転送先をまとめるため、背後の追加/切替などが容易にできます。 ルーティングの統制 特定のサブパス配下のみを別オリジン(Kuroco等)に寄せる、といったサブパス切替が可能です。 ヘッダー整形/リダイレクト補正 HostやX-Forwarded-*を明示して、proxy_redirectでLocati
はじめに 不具合調査やパフォーマンス改善をするとき、どのくらい "手札" を持っていますか? 私はよく、細部に入り込みすぎて全体を見失うこともあれば、逆に全体に意識を向けすぎて手が止まることもあります。そんなとき、先輩エンジニアの問いかけで状況の見え方が変わります。 同じ情報を見ているはずなのに、切り分けの速さがまるで違う...! この記事では、日々のやり取りの中で学んだ思考パターンを整理してみました。 調査 / 切り分けの思考パターン 1. まず全体を見る いきなり一点を疑わない まずは全体像を把握する → 局所ではなく構造を見る 2. 見る前に予測する ログやコードを開く前に「おそらくここだろう」を言語化する 仮説なしに掘り始めると、異常を見逃しやすい → 観測は仮説とセットで行う 3. 外から内へ絞る 全体 → サービス境界 → コンポーネント → コード の順に見る いきなりコード
Viteヴィート(フランス語で「速い」の意味)はフロントエンドのビルドツールです。 シンプルなウェブページの作成からReactやVue.jsなどのフレームワークを使ったアプリケーションの開発まで、さまざまな環境で利用できる汎用的で強力なツールです。2026年にリリースされたバージョン8では、パフォーマンスや開発体験がさらに向上しています。 ViteはNext.js・Nuxt・Astroのようなフレームワーク(メタフレームワーク)を使わずに静的サイトやReact・Vue.js等のSPAを開発するために使われます。位置付けとしてはwebpackのようなバンドラーと呼ばれるものに近い存在ですが、それだけではありません。 この記事では、Viteを導入して静的ウェブサイトからTypeScript・React・Tailwind CSS等を組み合わせたアプリケーションまで、快適な開発環境を手に入れる方法
フロントエンド開発では、UIの動作を含めてアプリ全体を検証するE2E(End-to-End)テストの重要性が高まっています。一方で、E2Eテストは導入や運用のハードルが高いと感じられがちです。本記事では、Playwrightを使って無理なくE2Eテストを始める方法を解説します。 PlaywrightプレイライトはMicrosoftが開発するE2Eテストツールです。テストはTypeScript(およびJavaScript)で記述できるため、ウェブ開発で馴染みのある言語の知識をそのまま活かせます。 主要なブラウザを単一のAPIでテストできる点や、テストを高速に実行できる点が評価されています。私たちICSでも、Playwrightの導入経験があります。既存機能に改訂の影響が出ていないことを確認する、いわゆるリグレッションテストの目的で活用しています。 本記事では、前後編に分けて、シンプルなウェブ
フロントエンド開発では、UIの挙動を含めてアプリ全体を検証するE2E(End-to-End)テストが重要になっています。しかし、導入や運用の難しさから、実践に踏み出せていない方もいるのではないでしょうか。 本記事では、前後編に分けて、シンプルなウェブアプリを題材に、Playwrightプレイライトを用いたE2Eテストの導入から活用までの流れを解説します。 前編では、Playwrightの導入方法やテストコードの基本的な書き方、テスト実行の流れについて紹介しました。後編となる今回は、失敗したテストの原因を特定するのに役立つトレース機能について解説します。さらに、CI環境でテストを自動実行する方法も紹介します。 本記事の対象読者 Playwrightの基本的な使い方を理解し、次のステップに進みたい方 Playwrightをチーム開発やCI環境に組み込みたいと考えている方 本記事のゴール トレー
ソフトウェア開発に欠かせないデータベース設計は、判断を誤ると大きな修正コストを要求される、知識と経験が問われる領域だ。本セッションでは、『SQLアンチパターン 第2版』の監訳を務めた和田卓人氏が登壇。初版から変わった点、変わらない点を手がかりに、RDB(リレーショナルデータベース)を用いたシステム開発で繰り返されてきた典型的な失敗を体系的に整理した。なぜ同じ設計ミスが何度も起こるのか。どうすれば未然に防げるのか。具体例を通して、アンチパターンを上手に避けるための知見を得よう。 データベース設計にはリカバリー困難な「落とし穴」が存在する 「t-wada」の名でも知られる和田卓人氏は、テスト駆動開発の実践者として広く知られる存在だ。本セッションでは、刊行されたばかりの『SQLアンチパターン 第2版』を題材に、AI時代におけるデータベース設計の危うさと、その回避策について語った。 和田 卓人氏
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く