VTuber事務所「にじさんじ」を運営するANYCOLOR(エニーカラー)の株価が上場から約2倍となり、時価総額は3100億円に達した。22日昼時点の時価総額は、TBSホールディングスが2766億円、日本テレビが3084億円だった。したがって、いちVTuber事務所が、日本に存在するすべての在京キー局を、時価総額の点で上回ったことになる。 上場当初から公募価格を大幅に上回る時価総額2000億円以上の水準で取引されていたことから、個人投資家からは「IPOの熱が冷めれば即座に株価は下落に転じる」という声も多く見られた。しかし、ANYCOLORはこのような観測に業績で答えを示した。 2023年4月期第1四半期の売上高は、前年同期比113%増の59億円で、営業利益が前年同期比152%増の21億円といずれも3ケタ増となった。これを受けて同社の株価はついに1万円の大台を突破し、一時は上場時から2倍、公