ブックマーク / note.com/taejun (8)

  • 課題解決の全体像 (ver. 0.0)|Taejun

    当は「仕事の話」マガジンに入れようかとも思ったのだけど、ちょっと色んな人に見てもらって意見が欲しいのでここに。僕自身もまだ自信が完全に無いまま書いているので、意見大歓迎です) 僕は各国の子会社を訪問する度に課題解決スキルについてトレーニングをしている。理由は3つ。 (1) 現場社員の仕事の質が向上する (2) 未来のリーダーが誰なのかを特定できる(教わっている人の素直さ、勤勉さ、知的素養が一気に分かる) (3) こういった課題解決の仕組みを皆に教えていくことは、僕が個人的にその国の発展に対してできる最大の貢献である ただ、課題解決の全体像を書いたというのはなかなか存在しない(僕が知らないだけかもしれない)。それを定義しないと体系立ててものを教えることができないので、自分でつくってみた。改めて思うのだけど、多くの問題解決にまつわるは、この全体プロセスのどこか一部しか説明できていなくて

    課題解決の全体像 (ver. 0.0)|Taejun
  • 1日15時間くらい働くこと|Taejun

    たいていのブラック企業がブラックである理由は生産性が低いことに起因しており、それは経営陣の責任であるためである場合が多い。そういう人々が社員に対して「もっとみんなちゃんと会社のために働こうぜ」というのは間違っているか、すくなくとも褒められたものではないと思っている。無能な上層部のせいで現場が犠牲になりまくった日軍みたいなものだ。 でも、組織の生産性が高くても、特に若い頃に厳しく詰められる(そして場合によっては結構長時間労働になる)仕事に就くという選択肢が残されていたほうがよいと思っている。今のところ、それが残っているのは、コンサルとかIBとか一部のPEくらいか。まあここも無能な上司のせいで無駄な仕事を大量にさせられる若手が多いのだけど、幸い僕の上司は全員尊敬できる人ばかりだった。 予め自分のバイアスについて白状しておくと、僕は小学一年生の頃から週末がない生活を送っていた。囲碁の道場では日

    1日15時間くらい働くこと|Taejun
  • なぜ児童養護施設にランドセルを贈るのをやめたほうがいいのか|Taejun

    児童養護施設等にランドセルを送りつける「タイガーマスク運動」を始めた河村正剛さんが名を名乗ったわけだけど、ここで改めて、僕がなぜこのムーブメントに消え去ってほしいと思っているのかについて書いておきたい。ご人とは面識が無いし、憎んでいるわけではないことを予め断っておく。なお、この意見は、多くの地域の子どもや職員等と話した結果形成されたものだ。 ■子どもたちはランドセルを自分で選んで買うことができる 親と離れて、社会が提供する養育環境(施設や里親家庭など)に暮らす子どもたちには、国や地方自治体から措置費が支払われている。措置費には非常に細かい項目があって、ランドセル代もそこから出る。毎年入学式前になると、子どもたちは施設職員や里親さんと連れ立ってランドセルを買いにいき、自分が欲しいものを選ぶ。僕が小さい頃は、ランドセルといえば黒か赤しかなかったけど、最近ではピンクや黄色など色とりどり。 よ

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  • 蓮舫さんの心の痛み|Taejun

    こういうのを書くのもなんか火に油を注いでいる感じがして嫌なのだけど。 蓮舫さんのことについて、色んな人が色んなことを言っているけど、もし僕が日国籍を取得したときに、朝鮮籍離脱の手続きを役所の人が教えてくれたらまだしも、何も言ってくれなかったら「日は二重国籍認めてないんだから」くらいの理由で、放ったらかしておくと思う。だから、僕は彼女の説明にはとても納得がいく。そして、そんなことをもって「資質が」とか言う人達の相手をしないといけない政治家は大変だなあと思っていた。(追記2016年9月16日9時47分:回答が二転三転するような人が政治という高度に不可逆的な判断をする仕事に就くべきなのかというのは、まあそうだと思います。だからこそ、政治家って大変だなと書いた次第です) ちなみに、台湾を国として認めていないのは他ならぬ日政府であり、台湾が侵略者であった日に対して親日に見えるのは、間近にある

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  • スタートアップ資本政策の6箇条|Taejun

    もともと有料ノートだったのですが、出してからもう3年経つので無料公開としました。最近買ってくださった皆さん、申し訳ありません。それだけの価値があると思ったら「サポート」欄から投げ銭してください。(2019年2月11日) ------------------------------------------------ スタートアップの資金調達について重要なことがあまり世の中にシェアされていない気がする。そのために、才能があるのに投資家にいいようにやられて大変な目に遭っている若い経営者が身の周りによくいる。ちょっと悲しくなるので、自分なりに見ていてこれだけは気をつけたいと思った6箇条を書いておきたい。大したものじゃないけど、Cap TableのExcel Sheetもダウンロードできます。 経営の意思決定はなんだかんだやり直しがきくけど、株の持分はやり直しがきかない。特に序盤でコケると当に大

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  • 漏らす|Taejun

    最近、空港には飛行機出発時間の1時間10分くらい前に着くようになった。ファイナルコールは出発時間の15〜20分前なので、ヒースローみたいに巨大な空港でない限り、保安検査場を40分前に通れば余裕で間に合うからだ。たまにしか飛行機に乗らなかった時は2時間くらい前に着いていたんだけど、今はもうギリギリ到着が板についてきた。去年は国際線に157回乗ったけど、一回も乗り遅れていない。 成田に行くにはスカイアクセス線がダントツで早い。成田に着くために京成線が開発した路線だ(2010年開通)。マップはこちらから拝借。スカイライナーとかだと上野から45分で成田に着く。 スカイライナーの数は少ないので、時間が合わないときはスカイアクセス線特急に乗ることがある。これも1時間くらいで都心から成田まで着くうえに、特急料金がかからないので、最安・最速の手段。 この日は蔵前からスカイアクセス線特急に乗って、仕事をし

    漏らす|Taejun
  • 民主主義と自由権はそろそろ終わるかもしれない|Taejun

    個人的には嫌だけど、民主主義と自由権はそろそろ終わるかもな、と最近思っている。三つくらい理由がある。 1. 自由権や民主主義を重視しない中国型支援の拡大 これは先週のEconomistのBriefingにも書かれていたのだけど、世界中の財政が苦しい国がものすごい勢いで中国の半属国になっている。基ツールは投融資(主に融資)。人権や民主主義を尊重しないとさっと資金を引き上げる欧米諸国ドナーと違い、中国は自国に友好的である限りにおいて援助を続ける。独裁者たちにとって、欧米ドナーからの資金・技術援助の取り止めは経済の停滞につながるし、不況は自分たちの国内での地位を危うくするのでそれに従ってきた。しかし、今や中国と仲良くするだけで、国内でやりたい放題にできるし、それでも経済は伸び続ける(少なくとも、東南アジア・南アジアではそういう事象がよく見かけられる)。 あと10年もこの状況が続くと、おそらく基

    民主主義と自由権はそろそろ終わるかもしれない|Taejun
  • 衰退が確定した国におけるプランB|Taejun

    経産省の「未来人材ビジョン」はとてもよく書けていて、日の現状を突きつけるものだった。 https://www.meti.go.jp/press/2022/05/20220531001/20220531001-1.pdf 残念だけど、日はすでに詰んでいて、今後も停滞が続くと個人的には思っている。僕がその見識を信頼する人たちも、大声では言わないけれども同じような意見だ。 なぜ詰んだといえるのか。いろいろな理由はあるけれども、一番深刻なのは高齢化と硬直的な人事制度だと思う。 社会に高齢層が増えることの一番の問題は「人は年をとると昔の自分より頑迷になる」という一般的事実に基づいている。これは高齢者攻撃の話ではなく、人間の脳は年齢とともに劣化するという事実の話だ。そして、人間はよほど自覚的でないと自分の脳の劣化には気づかない。より多くの頑迷な人が投票権を持っているので、政治は基的にその人たちを

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