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2011年5月2日のブックマーク (4件)

  • 2011-04-29 ‐ 地質学的変動

    ヒロインがたくさんいて同列の扱いでそれぞれ個別にイベントを起こしてページを割いていると、まあプロットが散漫になりやすいだろう。一方メインヒロインをしっかり決めてたらなんか一貫しているように見えやすいと考えられる。しかしサブヒロインが明確にメインヒロインの下に置かれるとかわいそうなのであまりよろしくない。 そのような理論的背景を持って『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』を読むと、メインヒロインはタイトルにも表れているように絶対的に桐乃である。加えてサブヒロインとして黒とかがいる、という形になる。メインヒロインが桐乃ということは全体を桐乃攻略の過程と捉えることができるはずだが、桐乃はそもそも兄のことが嫌いな妹というキャラクターであり、そこから作品全体が始まっている以上、作品が続くためには桐乃と京介の関係が進展することは許されず、その危機の瞬間はできるだけ迂回され引き伸ばされていく。つまり間接

    2011-04-29 ‐ 地質学的変動
  • 【鈴木謙介】「“クリア後の世界”を考える」

    【鈴木謙介】「“クリア後の世界”を考える」 ライター:鈴木謙介 鈴木謙介 / 社会学者 鈴木謙介の「そこ見るんですか?」ブログ:http://blog.szk.cc/ 終わらないゲーム いつからでしょうか,RPGやアクションゲームなどの分野で「クリア後の世界」がプレイできるものが増えています。 この連載で何度か述べてきたとおり,〈ゲーム〉というものはその内部に「終わり」を指示するルールがありませんから,原理上はいつまでも遊び続けられるものです。 一方,多くのビデオゲームはそれを一つのタイトルとしてリリースするために,何らかのストーリー的要素を持っているのが一般的です。そのため,たいていの場合「クリア」とは,この「ストーリー」部分の結末にたどり着くことを指すわけです。 つまり「クリア後の世界」とは,ストーリーは完結したものの,〈ゲーム〉自体はまだ遊べる,あるいは,クリア後に展開していく新しい

    【鈴木謙介】「“クリア後の世界”を考える」
  • 「自由帳」というネーミングとターゲッティング | インタラクションとデザイン

    大学生になったころ、ふと「自由帳」という名前に疑問を持ち、「自由帳という名前をつける日の学習帳すごい」と感動しました。自由とはとても難しい概念であるのに、小学1年生から自由帳(じゆうちょう)という名前の付いたノートを使うからです。そして、ノートを「目的で定義」することと、「スペックで定義」することが、ものを作ったり売ったりするときの発想において重要であることに気づきました。 日の学習帳、たとえばジャポニカ学習帳は「こくご」「さんすう」など学習の目的に応じたノートを販売しています。中身は国語であれば、縦に文字を書くようにガイドが描かれています。算数であれば数字の学習をしやすくなるようなガイドがあったり、罫線のような柄であったり、そして、それぞれマスの広さなどバリエーションがあります。 そして「自由帳」はそれらのガイドがなく「無地のノート」です。目的でタイトルをつけているシリーズですから、

    「自由帳」というネーミングとターゲッティング | インタラクションとデザイン
  • 夏コミ(C80)新刊『恋愛ゲーム総合論集』ほぼ内容確定版ご紹介 - then-d’s theoria blog ver.

    ■概要 『恋愛ゲーム総合論集』("論集"通巻第3号) 制作サークル名  :theoria(テオーリア) 頒布開始イベント :コミックマーケット80 頒布開始日    :08月12日(金)〜08月14日(日) 頒布先サークル  :GameDeep(8月12日)liliane.jp(8月13日)、theoria(8月14日 東O-27a) 頒布価格     :未定 ページ数     :未定(100ページ程度を想定。今回はあまり厚くならないと思います) 表紙       :撫ディストーション(絵師:ぴざぬこさん)(TwitterID:pizaru) 原稿締切     :6月12日(日)20:00 ※原稿執筆の方は書式などについてこちらをお読みください 1.作品論 【第1特集】『撫ディストーション』 daktilさん(TwitterID:vozduhan) haltarfさん(TwitterI

    夏コミ(C80)新刊『恋愛ゲーム総合論集』ほぼ内容確定版ご紹介 - then-d’s theoria blog ver.