中国で「日本風」のイベントやドラマなどへの批判が多発する中、中国メディアの観察者網は「浙江省寧波にある広徳寺は日本式の寺なのか」とする記事を12日付で掲載した。 記事によると、広徳寺は寧波市下の寧海県に位置する寺で、ネットでは最近、写真に「この広徳寺。私が言わなければ皆さんは中国・寧波の寧海にあると分かりますか」とのコメントを添えた投稿が物議を醸した。 「唐や宋の雰囲気を目当てに訪れたのに、建物の一部に日本式の風格が混じっているみたいだった」と訴えるネットユーザーは少なくなく、議論は特に「鬼瓦」「唐破風(からはふ)」「枯山水」の3点に集中。屋根の両端に据えられた鬼瓦の「鴟吻(しふん)」については「金色の鴟吻は日本式の建築にしか見られない要素」などの声が上がったといい、曲線を描く門の屋根にも日本の「唐破風」との指摘が出たようだ。 記事は「唐破風とは破風の一種で、簡単に言うと中央に丸みを持つひ