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ブックマーク / www.technologyreview.jp (8)

  • 「昔のインターネット」の精神を取り戻す、HTMLエネルギー運動

    今日のWebは商取引などの目的に最適化され、少数の企業によって所有されている。個人に力を与え、自己表現を促すかつてのWebの魅力を取り戻す「HTMLエネルギー(HTMLエナジー)」というムーブメントが密かに盛り上がりつつある。 by Tiffany Ng2024.01.08 363 9 Webサイトは、常に洗練されたデジタル体験だったわけではない。 かつて、ネットサーフィンをするには、自分の意に反して音楽が再生されるタブを開いたり、色つきの背景にタイムズ・ニュー・ローマン書体の文字がびっしり詰まったページを読んだりする必要があった。スクエアスペース(Squarespace、Webページ作成サービス)やソーシャルメディアが登場する以前の2000年代、Webサイトは個性を表現するものであり、コードの知識とインターネット上に存在したいという願望を持ったユーザーが、HTMLを使ってゼロから作るもの

    「昔のインターネット」の精神を取り戻す、HTMLエネルギー運動
  • グーグルがAI生成画像に電子透かし、大手テック企業で初

    生成AIが爆発的に広がる中、AI生成画像による被害が広がっている。AI生成画像に「電子透かし」を入れるツールを、グーグルが大手テック企業としては初めてサービスに組み込んだ。 by Melissa Heikkilä2023.09.05 11 14 グーグル・ディープマインドは、画像が人工知能AI)によって生成されたものかどうかを示す、新しい電子透かし(ウォーターマーク)ツールをリリースした。 シンスID(SynthID)と呼ばれるこのツールは、当初はグーグル・クラウドの機械学習プラットフォームであるバーテックス(Vertex)でホストされているAI画像生成ツール、イメージェン(Imagen)のユーザーのみ利用できる。ユーザーはイメージェンを使って画像を生成し、透かしを入れるかどうかを選択できる。この透かしにより、AI生成コンテンツが物と偽装されている場合に識別したり、著作権を保護するのに

    グーグルがAI生成画像に電子透かし、大手テック企業で初
  • 生成AIで広告収入目的のゴミサイトが急増、1日1200本更新も

    広告収入目的の「MFA」と呼ばれる低品質なWebサイトで、生成AIの導入が進んでいることが分かった。中には1日1200以上の記事を生成しているサイトもあり、自動化が急速に進んでいる様子が伺える。 by Tate Ryan-Mosley2023.06.28 542 9 AIチャットボットを活用して生成された文章によって構成されたWebサイトが、グーグルなどを経由して広告収入を得ている。メディア研究機関のニュースガード(NewsGuard)が作成し、MITテクノロジーレビューに独占的に提供された新たな報告書によって、こうした実態が明らかになった。 140社を超える大手ブランドが、おそらく知らず知らずのうちに、AIで作成された信頼性の低いサイトの広告費用を支払っているとみられる。こうしたAI生成ニュースサイトで見つかった大手ブランドの広告の90%はグーグルが配信したもので、グーグル自身のポリシ

    生成AIで広告収入目的のゴミサイトが急増、1日1200本更新も
  • 生産性マニアが「Notion」で生活の95%を回す理由

    業務用アプリの「ノーション(Notion)」が人気だ。特に生産性にこだわる人たちの間で、私生活のタスク管理にまで利用する動きが広がっている。 by Rhiannon Williams2023.05.04 480 17 ジョシュア・バーゲンはとても生産的な人間だ。 秘密は業務用アプリ「ノーション(Notion)」にある。バンクーバーに住むプロダクトマネージャーのバーゲンは、ノーションを使ってノートとタイムラインで海外旅行の綿密な計画を立てたり、自分が観た映画テレビ番組のリストを整理して感想を記録したりする。3Dプリンティング・プロジェクトの管理、スノーボード滑走コースの地図作成、子どもの面白い発言を集めたリストの迅速な更新にも便利だ。 奇妙に思えるかもしれない。しかし、バーゲンのように、仕事での利用を想定して作られたノーションを私生活の整理整頓に活用する人々は増え続けている。瞑想習慣や週の

    生産性マニアが「Notion」で生活の95%を回す理由
  • 人間の神経細胞をラットに移植、脳の6分の1にまで成長

    スタンフォード大学の研究チームは、実験室で培養したヒトの神経細胞の塊(オルガノイド)を生まれたばかりのラットの脳に移植し、ラットと共に成長することを示した。研究チームは人間の脳・神経疾患の研究に役立つとしている。 by Jessica Hamzelou2022.10.18 23 6 ラットの脳に移植されたヒトの神経細胞は成長を続け、ラット自身の脳細胞との接続を形成し、ラットの行動を導くのに役立つことが、新しい研究によって明らかになった。 10月12日にネイチャー(Nature)誌に掲載されたこの研究では、実験室で培養した人間の脳細胞の塊を、生まれたばかりのラットの脳に移植した。細胞は成長し、ラット自身の神経回路と統合され、最終的にラットの脳のおよそ6分の1を構成するようになった。研究チームによると、こうした動物は人間の神経精神疾患についてより詳しく知るために役立つ可能性があるという。 シン

    人間の神経細胞をラットに移植、脳の6分の1にまで成長
  • 猛暑襲来、人間の耐えられる暑さの限度とは?

    気候変動は猛暑を引き起こし、多くの人々の生命を危機に晒している。今後、猛暑の頻度や深刻さはさらに増すことが予想されるため、人間がどれくらいの暑さまで耐えられるのを知ることは重要となっている。 by Casey Crownhart2021.07.14 51 29 9 ここ2週間で米国西部が熱波に見舞われたように、猛暑の頻度や深刻さは気候変動によって増している。気候モデルによっては、来世紀には地球上の広範囲が人間の居住に適さなくなると予想されている。 しかし、居住に適さない場所の定義は具体的な気温で決められるほど単純なものではない。湿度を考慮しても、猛暑で人体が耐えうる限界温度を完全に説明することはできない。許容範囲には個人差があり、温度に対する耐性は変化することもある。地球の気温がジリジリと上昇し、異常気象現象の予測が困難を極める一方で、人体の限界温度とその決定要素を理解することはより重要性

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  • 最新テクノロジーを駆使した「ゲーム考古学」のアプローチ

    マシンビジョン、人工知能AI)、データマイニングなどの手法を駆使して古代のゲームについて研究する「ゲーム考古学」と呼ばれる学問分野が、新たに立ち上がりつつある。ゲームに関連する情報の単位である「ルディーム」を用いて、古代ゲームのルールを再構築し、現代のゲームにつながる「ゲームの進化系統樹」を作成することを目指す。 by Emerging Technology from the arXiv2019.06.26 87 76 25 2 1238年、中世スペインのカスティーリャ王国の国王であるアルフォンソ10世は、『Libro de los Juegos(ゲーム)』という学術書を発行した。このは97ページの羊皮紙でできており、その多くに美しいカラーのイラストが描かれている。また同書は、チェス、サイコロゲーム、バックギャモンといったゲームに関する最古の記述を含んでいる。 アルフォンソ10世は

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  • 顔認識でポルノ出演女性を特定、残念なプログラマーのひと騒動

    ソーシャルメディアに登録された女性の顔写真を収集し、顔認識テクノロジーを使ってポルノサイトの画像と照合するサービスを開発したプログラマーが非難を浴びている。危険な悪用を防ぐためにも、プライバシー保護の世界的な取り組みが必要だ。 by Angela Chen2019.06.11 26 137 53 0 ドイツを拠点に活動する中国プログラマーが激しい怒りを買っている。女性が過去にポルノに出演していたかどうかを「特定する」ために、顔認識テクノロジーを使ったとの疑惑だ。当の人は非難されて以来、プログラムとデータをすべて削除したと発言しているが、あまりにも身勝手な行動だ。だが、こうしたサービスは欧州のプライバシー関連法には違反しているものの、その他の地域では問題にならないだろう。 ソーシャルメディアに登録されている女性の顔写真と、「ポルノハブ(Pornhub:カナダの大手ポルノ動画サイト)」のよ

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