今回は、総務省発行の「クラウドサービス提供における情報セキュリティ対策ガイドライン」(以下、「総務省ガイドライン」という。)の検討を通じて、クラウドサービス利用者とクラウドサービス事業者がどのようにセキュリティについての共通認識を構築していくべきかを検討します。 事前に総務省ガイドラインを読んでいただく必要は必ずしもありませんが、ご興味を持っていただけた場合には後ほど一読いただくと良いと思います。 総務省ガイドラインとは 総務省ガイドラインは「安全・安心なクラウドサービスの利活用推進のため」に「実施することが望ましい情報セキュリティ対策について記載」したものであると説明されています。 令和3年7月17日(土)から同年8月15日(日)で意見募集を行なっていたため、良い機会であると考え本連載で取り上げることにしました。 概要 ガイドラインの全体構成は以下のようになっています。 Ⅰ.序編 Ⅱ.共
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