【ロンドン=木村正人】ウィリアム王子と婚約したケイト・ミドルトンさんは父親がインターネット販売の会社経営で成功、裕福な家庭で育った。貴族階級出身だったダイアナ元妃とは異なり、「英国ではどこにでもいるような典型的な中流階級の女性」(大学時代からの親友)だ。 王子とケイトさんは英スコットランド地方の名門セントアンドルーズ大在学中に知り合った。2人は同級生らと共同で住宅を借りて大学生活を始めたが、2002年3月、ケイトさんが出演したチャリティーショーを王子が見学してから急速に接近したという。 英王室と報道各社は大学在学中は王子の周辺を取材しないという協定を結んでいたが、05年に2人がスキー旅行に出かけたのがスクープされると結婚をめぐる報道が一気に過熱した。 ケイトさんが25歳になった07年1月、パパラッチと呼ばれるカメラマンの追跡はピークに達し、パパラッチを振り切ろうとして事故死したダイアナ元妃