西日本で梅雨が明けて最初の週末となった9日、鳥取県米子市で37・1度、福井県小浜市で36・9度の最高気温を記録するなど各地で猛暑日となった。 熱中症被害も相次ぎ、夏の高校野球の地方大会では、多くの選手が症状を訴えた。 広島市のマツダスタジアムで開幕した広島大会では、午後3時前に始まった第2試合で、広島工大高の選手8人がけいれんなどを起こし、うち3人が病院に運ばれた。延長十三回終了時点で出場できる選手が8人しかおらず、没収試合(7―7)で敗退した。同大会ではほかに6人が病院に搬送された。広島地方気象台によると、広島市の最高気温は32・3度(平年29・8度)だった。 兵庫大会の開会式では選手5人が気分が悪くなり、奈良大会でも、観客ら8人が手当てを受けた。いずれも熱中症とみられる。