砒素で光合成するバクテリア:原始の地球環境を解明する手がかり 2008年8月20日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Brandon Keim Image credit: Science カリフォルニア州のモノ湖近くにある悪臭ただよう温泉で発見された下等なバクテリアの塊から、光合成の仕組みがまだあまり進化しておらず、現状のような大気が存在しなかった地球の初期の様子を垣間見ることができる。 米国の科学者チームが発見したこのバクテリアは、光合成をするのに酸素を必要としない。酸素の代わりに、原始地球の火山の噴火口に豊富に存在した砒素を利用する。 科学者たちによれば、このバクテリアの祖先は、砒素を使って二酸化炭素から酸素を分離し、後に多様な生物が繁栄することになる、酸素の豊富な環境を形成するのに貢献したという。 「酸素を吐き出せば、あらゆる生物が誕生する。これは、地球の