1965年生まれ。大阪府立大学教授。 専攻は社会思想、都市史。 著書に『通天閣─新・日本資本主義発達史』 『完全版 自由論:現在性の系譜学』、 『暴力の哲学』(ともに河出文庫)など。 デヴィッド・グレーバー氏の著作は 『ブルシット・ジョブ―クソどうでもいい仕事の理論』 (岩波書店) 『官僚制のユートピア』 『負債論─貨幣と暴力の5000年』(以上、以文社) の翻訳をおこなう(共訳・監訳を含む)。 訳書としてはほかに、マイク・デイヴィス 『スラムの惑星―都市貧困のグローバル化』 (共訳、明石書店)など。 ── 本の中で、働くことについての 「道徳的倒錯」の話もありました。 酒井 これも本のポイントですけど、 社会に役立つ仕事をしている人の報酬が 低くなりやすい理由として、グレーバーは 「労働そのものに価値がある」というモラルに ルーツのひとつがあると言うわけです。 ヨーロッパでは中世ぐらいか
![5) 人は完全に利己的でも、完全に利他的でもない。 | 『ブルシット・ジョブ』 について学ぼう。 | デヴィッド・グレーバー✕酒井隆史 | ほぼ日刊イトイ新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/de8b9821cbaf15628d800e4dc9ded6068d722483/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.1101.com%2Fn%2Fs%2Fwp-content%2Fuploads%2F2021%2F08%2Fogimage-3.jpg)