ナポレオンフィッシュ繁殖へ 11月29日 20時47分 ナポレオンフィッシュの名で知られ、ワシントン条約で取り引きが規制されている魚の稚魚の成育に、沖縄県にある水産研究所と長崎大学の研究グループが国内で初めて成功し、養殖に向けた貴重な1歩として期待が高まっています。 ナポレオンフィッシュの名で知られるこの魚は、熱帯・亜熱帯地域に生息するベラ科最大の「メガネモチノウオ」です。中国などでは、食用の高級魚として扱われていますが、乱獲などで数が少なくなったため、ワシントン条約で国際的な取り引きが規制されています。沖縄県にある水産総合研究センター西海区水産研究所と長崎大学の研究グループは、共同でこの魚の保護や養殖に向けた研究を進めてきましたが、このほど国内で初めて稚魚を育てることに成功しました。産卵の時の水槽の水位や与えるエサを工夫したところ、ことし8月と9月に2回にわたって合わせて550匹余りが稚