Published 2024/04/03 06:36 (JST) Updated 2024/04/03 06:52 (JST) ロイター通信は2日、日本が権益の一部を持つロシア北極圏の液化天然ガス(LNG)開発事業「アークティックLNG2」が、ウクライナ侵攻に伴う対ロ制裁の影響で生産を一時停止したと報じた。複数の消息筋の話として、制裁の影響で北極海航路などを通ってLNGを輸送する砕氷タンカーの調達が遅れていることが要因だと伝えた。 ロシアのガス大手ノバテクが主導しているアーク2は昨年11月に米政府の制裁対象に加えられ、日本などの外国企業は昨年12月に事業参画の停止を表明した。 ロシアメディアなどによると、アーク2は昨年12月に第1生産ラインが稼働を開始。だが、今年1~2月に生産量が激減していた。