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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (10)

  • 中国のメンツを潰したアラカン軍とは何者か──内戦続くミャンマーの「バルカン化」

    中国が仲介した停戦合意を3日で破棄。「反・軍事政権」では民主派と一致しているアラカン軍だが、優先事項は「ミャンマーの民主化」よりも......> ・ミャンマーで続く内戦で中国は停戦合意を仲介したが、その3日後に武装組織「アラカン軍」は合意を破棄し、北西部の主要拠点を制圧したと宣言した。 ・中国の仲介を反故にしたアラカン軍は軍事政権と対決しているが、軍事政権の最大スポンサーである中国から支援を受けているといわれる。 ・つまり中国は「飼い犬に手を噛まれた」わけだが、それでもミャンマー北西部に事実上の独立政権が発足した場合には黙認せざるを得ないとみられる。 中国の仲介を無視した「北西部制圧」 ウクライナやガザの陰でスポットが当たりにくいが、ミャンマーはアジア最大の戦場と呼べる。 2021年2月のクーデタでアウン・サン・スー・チーら民主派が逮捕・投獄されて以来、民主派が事実上の亡命政権「国民統一

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    teren 2024/01/31
  • 矢野財務次官が日本を救った

    <矢野次官が与野党のバラマキ合戦に噛み付いていなければ、衆院選の結果は恐ろしいものになっていたかもしれない> 衆議院選挙が終わった。 一番の驚きが、自民党が予想以上に善戦したことだった。 これは、矢野康治財務次官の「バラマキ批判」論文が影響した結果だと思う。 なぜか。 余りに有名になった「バラマキ批判」論文とは、財務省の現役事務次官である矢野康治氏が、月刊誌『文藝春秋』11月号に寄稿した「このままでは国家財政は破綻する」という論文だ。冒頭を以下に引用する。 「最近のバラマキ合戦のような政策論を聞いていて、やむにやまれぬ大和魂か、もうじっと黙っているわけにはいかない、ここで言うべきことを言わねば卑怯でさえあると思います。数十兆円もの大規模な経済対策が謳われ、一方では、財政収支黒字化の凍結が訴えられ、さらには消費税率の引き下げまでが提案されている。まるで国庫には、無尽蔵にお金があるかのような話

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    teren 2021/11/02
  • 「研究所流出説」を甦らせた素人ネット調査団、新型コロナの始祖ウイルスを「発見」!

    <パンデミック発生後早い段階で「反中の陰謀説」とされてきた新型コロナウイルスの「研究所流出説」がここへ来て急に見直されているのは、中国の説明がおかしいと感じた世界各地のアマチュアネットユーザーがチームを組んで否定しがたい新事実を科学界と大メディアに突きつけたからだ> 新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的な大流行)は中国・武漢の研究所から手違いでウイルスが流出して引き起こされた──これはつい最近までオルト・ライト(新右翼)的な陰謀論としておおむね無視されてきた主張だ。 ワシントン・ポストは2020年初め、「専門家が何度もその誤りを証明した陰謀論を、執拗に蒸し返している」として、トム・コットン上院議員を批判。CNNは「陰謀論や誤情報を信じている友人や家族を説得する方法」を伝え、ニューヨーク・タイムズも「非主流の説」扱いをし、公共放送のNPRも「研究所の事故で流出したという説は虚偽だと

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    teren 2021/06/06
  • 脳が騙される! 白黒の映像が、目の錯覚でフルカラーに見える不思議な体験

    Psychologist Baffles TikTok Viewers With 'Trippy' Optical Illusion <心理学者が公開した「脳がトリップ」するような錯覚体験が味わえるTikTok動画...「びっくり」「信じたくない」> 心理学者がTikTokに投稿した動画が、ユーザーたちを困惑させている。ジュリー・スミス博士の動画は、見る人の目の錯覚を利用して、当は白黒の映像を鮮やかなフルカラー映像に見せるというものだ。 スミス博士は動画の中で、「ネガティブな残像を経験してもらいます」と、視聴者に語りかける。「当は色のない映像に色があるように感じるよう、あなたの脳を騙します」 動画の前半部分では、スミス博士も周囲の風景も白黒で表示されており、博士の額には白いバツ印が貼られている。博士が話している途中で映像の色は反転し、博士は「頭にあるバツ印を集中して見つめて」と、見る人

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    teren 2021/05/31
  • インスタシリーズ最終回。ミャンマーでの暮らし

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    teren 2021/05/11
  • ボーカルレッスンで見得るミャンマー人の音楽センス

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    teren 2021/05/11
  • 日本はもはや後進国であると認める勇気を持とう

    <日は「かつて豊かだった」のではなく、もともと貧しかったのだ。事実、日の労働生産性の順位はこの50年間ほとんど変わっていない。昔から傑出した技術大国であったという自らの「勘違い」に向き合わねば、日経済はトンネルを抜けることはできない> 「日AI後進国」「衰退産業にしがみついている」「戦略は先輩が作ったものの焼き直しばかり」。ソフトバンクグループの孫正義社長による手厳しい発言が話題となっている。多くの人が薄々、感じている内容ではあるが、公の場では慎重に言葉を選んできた孫氏の性格を考えると、一連の発言は異例であり、事態が深刻であることをうかがわせる。 実際、日は多くの面で先進国から脱落しており、ここから再度、上位を目指すのはかなり難しい状況にある。私たちには、日はもはや後進国になったことを認める勇気が必要かもしれない。 数字で見ると今の日は惨憺たる状況 このところ日社会が急速

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    teren 2019/08/27
  • 「動物が重要な役割を担う」フランス人写真家を魅惑した東南アジアの日常

    <青年時代に遭遇した未知の国は、その人の人生を大きく変える。現在50歳のフロリアン・ゴーティエにとって、マレーシアとミャンマーはそんな国だった> まったく文化圏の違う未知の国との遭遇は、それが敏感な青春時代であればあるほど、さまざまな影響を与え、ときとしてその人の人生を大きく変える。写真家もその類にもれない。いや、むしろそうしたタイプが多いだろう。 今回取り上げるのもそうした1人だ。長年東南アジアに住み、パリ在住の今も訪れ続けているフランス人、フロリアン・ゴーティエ、50歳。パリで芸術社会学を学び、映像社会学の修士号を取得している。 写真そのものに関してはアカデミックなバックグラウンドはない。だが、ヘンリー・ミラーなどの文学、またスタンリー・キューブリックや黒澤明、それにフランスのヌーヴェルヴァーグといった映像の影響を受けた後、90年代には写真集団マグナムに代表されるフランスの人道主義ムー

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    teren 2019/07/04
  • 人の頭を持つ男、指がなく血の付いた手、三輪車に乗る豚......すべて「白夜」の続き

    <これらは現在の中国で起こっている現実だと、四川省成都の写真家、フェン・リーは言う> 時代、あるいは社会の急激な大変動は、しばしば優れたアーティストを生み出す。中国はまさにそんな歴史的急変を体験し続けている国だ。 北京や上海だけではない。他の地域からも多くの才能が生まれている。時代が彼らをプッシュし、彼らがまた新たな時代の扉を叩く。そして写真もそうした類に漏れない。 今回取り上げるのは、まさにそうした時代の中で生まれた人物。四川省の成都で生まれ育ったフェン・リーだ。同省の役所の広報部に属し、地域の発展やイベントを、たぶんプロパガンダ的にパーフェクトに撮影することを旨とする47歳の写真家である。 彼を一躍世界的に有名にしたのは、もちろん政府絡みの優等生的な写真ではない。彼個人のプロジェクトだ。「白夜シリーズ」である。 「白夜シリーズ」は、2005年の冬に始まった。リーが役所のアサインメントの

    人の頭を持つ男、指がなく血の付いた手、三輪車に乗る豚......すべて「白夜」の続き
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    teren 2019/07/04
  • 震災でわかった日米の競争力格差

    部品がない 日が止まると世界にこんな工場が増える(写真は2010年、業績悪化で閉鎖されたGMの工場) Rebecca Cook-Reuters 津波と原発事故が複合した日の震災の深刻さが明らかになる中、90年代にアメリカが日に経済的に勝利したという考えもまた、実際には神話に過ぎなかったことが明らかになりつつある。 ボルボは今週、日製のナビゲーションとエアコンの在庫が10日分しか残っておらず、工場が操業停止になる可能性があることを明らかにした。ゼネラル・モーターズ(GM)は先週、シボレーコロラドやGMCキャニオンを組み立てているルイジアナ州シェリーブポートの従業員数923人の工場を、日製の部品が不足しているために閉鎖すると発表した。 アーカンソー州マリオンでは、ピックアップトラックのタンドラなどトヨタ車の後部車軸を作っている日野自動車の製造工場が、日から輸入されるギアなどの部品が

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