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矢野財務次官が日本を救った
<矢野次官が与野党のバラマキ合戦に噛み付いていなければ、衆院選の結果は恐ろしいものになっていたか... <矢野次官が与野党のバラマキ合戦に噛み付いていなければ、衆院選の結果は恐ろしいものになっていたかもしれない> 衆議院選挙が終わった。 一番の驚きが、自民党が予想以上に善戦したことだった。 これは、矢野康治財務次官の「バラマキ批判」論文が影響した結果だと思う。 なぜか。 余りに有名になった「バラマキ批判」論文とは、財務省の現役事務次官である矢野康治氏が、月刊誌『文藝春秋』11月号に寄稿した「このままでは国家財政は破綻する」という論文だ。冒頭を以下に引用する。 「最近のバラマキ合戦のような政策論を聞いていて、やむにやまれぬ大和魂か、もうじっと黙っているわけにはいかない、ここで言うべきことを言わねば卑怯でさえあると思います。数十兆円もの大規模な経済対策が謳われ、一方では、財政収支黒字化の凍結が訴えられ、さらには消費税率の引き下げまでが提案されている。まるで国庫には、無尽蔵にお金があるかのような話
2021/11/03 リンク