ミャンマーに長く住んでいた旧友からインスタントのミルクティーをもらった。イベントに遊びに来てくれ、小分けの茶葉が袋にどっさり入った状態で「これ、飲んで」と手渡ししてくれたから、僕は早速、その場に居合わせた友人と3人で飲むことにした。 「ティーカップを3つ準備して」 言われるがままに動く。 「1人100mlの熱湯が欲しいの」 「オッケー。じゃ、300ml分を沸かせばいいね」 手鍋に水を注ぎ、火にかける。彼女はインスタントの粉をカップに移している。お湯を注ぐだけで作れるのに、混ぜるとおいしいからと言って練乳まで持参してきているくらいだから、なかなかの入れ込みようだ。きっとこだわりも強いだろう、と僕は僕で計量カップを準備して湯が沸くのを待った。 上から時計回りに、クローブ、シナモン、カルダモン スパイスを使ったミルクティーといえば、僕にとってはインドのチャイがなじみ深い。「カルダモン&クローブ&
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