“ゲーセン不況”が続いている。ゲームセンターのオペレーション売上高は2006年の7029億円をピークとして落ち込みが続き、店舗数も同じく減少傾向にある(月刊アミューズメント・ジャーナル、2015年5月号)。しかし、タイトー執行役員 総務部の児玉晃一部長は「ゲーセンはなくなりませんよ」と語る。同社は「ハロータイトー 亀有」など、一部店舗でシニア向けサービスを提供したり、都心部を中心にマルチ電子マネー決済端末を導入したりと、他社に先駆けてさまざまな試みを実施している。 家庭用ゲーム機でクオリティーの高いリッチなコンテンツが楽しめ、スマートフォンでいつでもどこでもソーシャルゲームが遊べる時代に、ゲームセンターが提供できる価値とは? タイトーが考えるゲーセンの生き残り戦略を本社で聞いた。 →血圧計にラジオ体操も ゲーセンはシニアの社交場になれるのか ゲームセンターに定義はない 児玉部長は今のゲーセ