今年(2019年)10周年を迎えたバンド・パスピエ。大胡田なつき(Vo.)による印象的なアートワークやMVなど、その登場からすでに、バンドの背景には数多くのカルチャーが見え隠れしていた。ニューウェイブやテクノ、クラシックを取り入れたバンドサウンドだけでなく、オリエンタリズム、日本舞踊、近代文学など、さまざまな要素の香りを複合的に漂わせ、10年という時間をかけて、パスピエは唯一無二のロックバンドへと成長していった。 そこで、ミーティアでは、パスピエの豊潤なカルチャー要素の中心を担う大胡田なつきにフォーカスした連載企画をスタート。序盤のテーマは、本、イラスト、音楽、ファッションの4つ。彼女に影響を与えた作品について掘り下げていくことにする。 第1回は「Book編」。大胡田なつきを開花させた3冊の本を持参してもらい、それぞれの出会いや魅力、自分への影響について語ってもらった。 Photograp
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