◎■空海ゆかりの仏像が東京にやってきた! 仏像研究の第一人者から教わる、東寺展の「仏像のみかた」 東京・上野の東京国立博物館(東博)で開催中の特別展「国宝 東寺-空海と仏像曼荼羅」は、1200年の歴史を伝える京都・東寺の文化財の全貌を紹介する展覧会です。 平安時代の初期、唐で真言密教を学んだ空海(774~835)は、帰国後に嵯峨天皇から東寺を賜り、都における真言密教の道場としました。 この展覧会では、空海が唐からもたらした法具や経典類をはじめ、彫刻・絵画・書跡など、東寺の信仰と歴史を物語る名宝約110件が一堂に会します。 そこで今回は日本の仏像研究の第一人者で、2月に『ミズノ先生の仏像のみかた』という本を上梓された水野敬三郎先生に、東寺展の仏像について教えていただくことになりました。 水野先生は御歳87歳ですが、仏像のこととなると足取りも軽く、やさしい笑顔でお話ししてくださいます。 会場は